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レディスウォッチの新作にも注目! タグ・ホイヤー新CEOが語るブランド戦略

タグ・ホイヤーが2024年4月9日から15日まで、スイス・ジュネーブで開かれた「ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ(W&WG) 2024」で新作ウォッチを披露した。1月から2月にかけて米国・マイアミで開かれた「LVMH ウォッチウィーク 2024」に続く第2弾。ローズゴールドのケースを採用して華やかにアップデートした「タグ・ホイヤー カレラ スキッパー」や、1960年代後半のモデルに着想を得た「タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ」などを見せた。女性向けの新作からも目が離せない。それらの魅力や今後のブランド戦略などについて、今年1月に最高経営責任者(CEO)に就任したジュリアン・トルナーレ氏にW&WGの会場で聞いた。

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ジュリアン・トルナーレ タグ・ホイヤーCEO

タグ・ホイヤーが築いてきた精密な時計製造の伝統を守りながら、そのイメージをさらに高めていきたい──。そうトルナーレ氏は抱負を語る。地元ジュネーブの出身で、時計業界で20年近くキャリアを積み、2017年にLVMHグループのゼニスに加わり、今年1月からタグ・ホイヤーで指揮を執る。ゼニス時代に行ったブランドイメージ刷新の手法が評価され、タグ・ホイヤーでもブランド価値を高めるための様々な施策に取り組んでいきたいという。

ダイヤルの配色が魅力的な「タグ・ホイヤー カレラ スキッパー」
その想いが今回発表した「タグ・ホイヤー カレラ スキッパー」にも表れているようだ。昨年、ヨットレースのための時計として久しぶりに市場に戻ってきたステンレススティールモデルの「スキッパー」がゴールドケースとなり、その華やかさを一層増したからだ。カレラ誕生60周年となる23年に発表した「グラスボックス」のデザインを下敷きにしており、ダイヤルの若々しい配色は1968年に発表されたモデルから着想。「一目見て『スキッパー』とだれもがわかるデザインを現代に復活させた」とトルナーレ氏は話す。

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「タグ・ホイヤー カレラ スキッパー」

懐かしさとモダンが融合する「タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ」
「タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ」の新作も精悍(せいかん)さを増した。やはり60年代後半のモデルを参照し、シルバーのダイヤルにブラックのサブダイヤルを配した「パンダ」デザインは視認性にも優れている。約80時間のパワーリザーブを備え、5年間の長期保証も付いている。「そこはかとない懐かしさとモダンな雰囲気が融合したモデルに仕上がっている」。それがトルナーレ氏の見立てだ。

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「タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ」

エレガンスと汎用性を兼ね備えた「タグ・ホイヤー カレラ デイト」
今年はレディスウォッチの新作も要注目だ。「レース会場から華やかなパーティー会場まで、様々なシーンで着けられる一本」とトルナーレ氏が胸を張るのが「タグ・ホイヤー カレラ デイト」の新作。ケースの直径はいずれも36ミリと、初代「ホイヤー カレラ」のサイズを踏襲している。人間工学に基づいて着用感を追究したH型のブレスレットは、腕元に吸い付くようにフィットする。ダイヤルの周囲にダイヤモンドをセッティングしたモデルに加え、シンプルなコッパーダイヤルのモデルはユニセックスで利用できそうだ。

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「タグ・ホイヤー カレラ デイト」

革新的技術を牽引する「タグ・ホイヤー カレラ デイト プラズマ ディアマン ダヴァンギャルド」
すでに今年のLVMHウォッチウィークで発表し、独自のプラズマ技術を駆使した「タグ・ホイヤー カレラ デイト プラズマ ディアマン ダヴァンギャルド」を含め、「レディスウォッチの華やかなラインナップも充実させていきたい」とトルナーレ氏。もっとも、性別を意識するというよりは幅広い層が着けられるジェンダーレスなものに、より気を配っていくという。トルナーレCEOの下、「タグ・ホイヤー」はどのように発展していくのか。その行方からしばらく目が離せなくなりそうだ。

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「タグ・ホイヤー カレラ デイト プラズマ ディアマン ダヴァンギャルド」

interview & text: Naohiko Takahashi

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お問い合わせ先

LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー 03-5635-7054 www.tagheuer.com

Profile

ジュリアン・トルナーレ

1972年、ジュネーブ生まれ。「レイモンド・ウエイル」で時計業界でのキャリアをスタート。「ヴァシュロン・コンスタンタン」の米国ディレクターやアジア太平洋地域のマネージングディレクターなどを経て、2017年、LVMHグループのゼニスに加わり、ブランドイメージの刷新に取り組んだ。2024年1月1日付で「タグ・ホイヤー」CEOに就任。

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