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サッカー選手のわたしがオーストラリアで働く理由。2023年女子W杯サッカーの地元開催にかける思い

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なでしこリーグのサッカーチームに所属していた田中景子さんは2020年、一念発起してオーストラリア最大の都市・シドニーの女子サッカーチームに移籍。選手として活動するかたわら、地元シドニーでサッカーコーチや日本食レストランの仕事もしている。日本にはない時間の流れに身を置き、いまの幸せや生き方を「飛び出してみなければ気づけなかった」と振り返る。田中さんを惹きつけ、人生観を変えたオーストラリア。現地で働く魅力とセカンドキャリアについて伺いました。

オーストラリアの2部リーグで活躍する田中景子さん ©Kimiko Mikuni

日本では気づけなかった「幸せ」や「生き方」
セカンドキャリアを見据えた目標に向けて

―オーストラリアで女性が働くことの良さはどんな点にありますか?

一番は仕事と生活のバランスについて考えながら働けることですね。私自身、オーストラリアに来たことが自分のライフスタイルを見直すきっかけになりました。「幸せ」や「生き方」なんて、日本にいたら気づけなかったかもしれません。「自分は何がやりたいのか」「自分のライフスタイルってなんだろう」と、自分の時間のマネジメントを考えるようにもなりました。

働くことでいえば、私自身が履歴書を出す時に気づいたのですが、オーストラリアでは、年齢や性別、写真をつけないのが一般的だそうです。その人にどういうことができるかを見るためです。年齢や性別に関係なくチャンスがあるように感じています。

2023年女子W杯サッカー決勝はシドニー
地元開催にかける思い

お気に入りのカフェ”J.M.Formula”にて

―今後、オーストラリアで実現したいことを聞かせてください。

日本人であるからこそ、オーストラリアで生かせることがあると実感しています。日本では当たり前のことでも、海外では特技や長所として評価してもらえることもあると思います。サッカーのプレーでは、日本人のスキルと戦術理解の高さ、そして真面目さが期待されています。それがオーストラリアのチームの中では特長になります。そして、サッカーだけでなく、他の分野でもこれまでオーストラリアで活躍されていた人たちのおかげで、日本人の評価はとても高いですし、必要とされているように感じます。

オーストラリアの2部リーグGladesville Ravensのチームメイトたちと

将来的には日本とオーストラリアの架け橋にもなりたいと考えていて、オーストラリアでプレーしたい日本の女子選手の相談にのったり、日本のチームのオーストラリア遠征をサポートする仕事も始めました。2023年女子ワールドカップサッカーは、オーストラリアとニュージーランドで開催され、決勝はシドニーで行われます。地元開催をおおいに盛り上げていきたいです。

これからさらに英語力も磨き上げていきたいですし、現在ヨガも習っていて、サッカー選手のその先、セカンドキャリアと自分のやりたいことをオーストラリアという場所でどう実現させていくか、目標を明確にしていきたいと思っています。

【元なでしこリーガーのシドニーライフVol.1】オーストラリアでは美しい海と太陽がすぐ近く!元なでしこリーガー田中景子のシドニー生活

コロナ前に戻りつつある、魅力あふれるオーストラリア
案内したいスポットは、まだまだ盛りだくさん

―オーストラリアは今年2月に全世界からの観光客の受け入れを再開しました。

シドニーでは現在公共交通機関を利用する時には、マスクの着用を義務づけられていますが、それ以外はコロナ前に近い形で通常通りに生活できています。イベントも普通に行われていますし、街に人が増えて賑わいが戻ってきています。海外から観光に訪れている人も増えています。

海外からの渡航規制も段階的に緩やかになってきているので、はやく家族にも来てほしいですし、友人たちが来てくれるのも心待ちにしています。

―日本から女性の友人が訪ねてきたらどこに案内しますか?

シドニー・オペラ・ハウス周辺はオーストラリアに来たことが実感できるスポット ©Tourism Australia

シドニーでは、シドニー・オペラ・ハウスハーバー・ブリッジを見て、その後、フェリーに乗ってマンリービーチに行きます。オペラ・ハウスは、ヨットの帆をイメージしたデザインでシドニーのシンボルです。このコースはまさに観光スポットの王道ですね。

(左)ウェントワースフォールズを訪れた田中さん (右)世界遺産に登録されているブルー・マウンテンズの絶景 ©Daniel Tran

このほかには、ビーチめぐりとカフェめぐりをおすすめしたいです。シドニー郊外のブルー・マウンテンズにはいくつもの絶景ポイントがありますが、美しい階段状の滝、ウェントワースフォールズはぜひ一度、見てほしいです。

オーストラリアでは、いろいろな国の料理が楽しめるのも魅力の一つなので、食事も楽しんでほしいですね。レストランでは、ベジタリアンやビーガン向けのメニューもあります。スーパーもいろいろな国の食材を扱っています。今のサッカーチームでもビーガンのメンバーがいます。オーストラリアには、人がやりたいことをお互いにナチュラルに認め合う土壌があると思います。

2300km続くグレート・バリア・リーフでは、シュノーケリング、ダイビング、セイリングなどのマリンスポーツはもちろん、点在する島ではトレッキングや野生生物の観察なども体験できる。@Tourism Port Douglas Daintree

―オーストラリアでこれから訪ねたい場所はありますか?

オーストラリアには魅力的な場所がたくさんありますが、なかでも世界最大のサンゴ礁群で世界自然遺産に登録されているグレート・バリア・リーフに行きたいです。海が大好きなので、真っ青に広がる海の楽園で、スキューバダイビングを思いきり楽しみたいです。

オーストラリアのランドマークとも言えるウルルでは、地元のアナング族のアートに触れたり、ラクダ体験、星空の下のディナーなどが楽しめる。©Tourism Australia

また、アボリジナル・ピープルの聖地ウルルも絶対に見たいと思っています。オーストラリアの中心にある世界で二番目に大きい一枚岩で、ウルル=カタ・ジュタ国立公園は世界複合遺産に登録されています。

―最後に、田中さんのようにオーストラリアで働きたいと思っている日本の女性にメッセージをお願いします。

私も「海外に行ってみたい」という思いはずっとありましたが、「今ここで、やめて飛び出して何があるのだろう」と悩む時間が少し長かったんですね。今は、もう少し早く来ることができたらよかったなと感じています。もちろん、決断は簡単ではないし実際に来ても大変なこともあると思うのですけれども、「飛び出さないとわからない」ことはたくさんあると思います。

もし、日本にいて行き詰まっているのであれば、いったんちょっと日本の外に出てみていろいろな選択肢を見ることはすごくいいことだと思います。 私は飛び出してみて「何が幸せなのか」「どうやって生きていきたいのか」といったライフスタイルについて見つめなおすことができました。何かを変えるきっかけになると思いますのでぜひ思い切って飛び出してほしいですね。

オーストラリアの都市
見どころが満載のオーストラリア

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関連情報

Profile

田中 景子

1986年5月6日生まれ。元U-20女子日本代表。2020年からオーストラリアでプレー。2部リーグGladesville Ravensに所属し、1部への昇格を目指して奮闘中。


選手歴
2007-2011 東京電力女子サッカー部マリーゼ
2012 ベガルタ仙台レディース
2013-2019 ニッパツ横浜FCシーガルズ
2020 NWS KOALAS FC🇦🇺
2021-2022 Gladesville Ravens🇦🇺


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