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【安藤忠雄建築×ミシュラン美食】美術館のような京都の隠れ家ホテルThe Shinmonzen

ミシュラン1つ星を獲得したメインダイニング

障子や木の調度品に日本のおもてなしが感じられるインテリア
photo: The Shinmonzen

2023年3月に、ザ シンモンゼンに新たな魅力が加わった。メインダイニングに、世界で活躍するモダンフレンチのシェフ、ジャン・ジョルジュ・ヴォンゲリステン氏が手がけるレストラン「ジャン・ジョルジュ アット ザ シンモンゼン」が入ったのだ。

彼が手がける京都初のレストランで、コンセプトは、「地元の食材をふんだんに使用し、フレンチ、アメリカン、アジアンを融合させた季節ごとに常に変化する、繊細で優美な逸品を提供すること」だ。ワインは常時3000本以上を揃え、フランスのテロワールと新世界のワインを提供するワインセラーを備(そろ)えている。もちろん、シャトー・ラ・コストのワインもセレクトされている。ここのインテリアデザインは、ホテルとは異なり、ニューヨークで人気のレストラン「Aldea」や「Morimoto」などを手掛けたステファニー後藤による。

シグネチャーの一品「エッグトーストキャビア」
photo: The Shinmonzen

このレストランは、2025年3月27日に発表された「ミシュランガイド京都・大阪 2025」で1つ星を獲得したばかり。ホテルは、2024年にミシュランガイドが優れた宿泊施設を選ぶ「ミシュランキー」ですでに2キーを獲得しており、今回、ホテルとレストランの両者が高く評価されたことになる。

現在、レストランの総料理長を務める、ハナ・ユーン氏は、こうコメントしている。「このような栄誉ある賞を受賞できたことを大変光栄に思います。いつも支えてくれるニューヨークと京都のジャン・ジョルジュのチーム、そして何よりも数あるレストランの中から、私たちのレストランを選んでお越しいただいているお客様に心から感謝申し上げます。これからも京都の食材の素晴らしさを当レストランの料理を通じて皆様にお届けできるよう、精進してまいります」

総料理長は、韓国出身のハナ・ユーン氏
photo: The Shinmonzen

ここでは、世界でロンドンと京都の2か所でしか提供されないジャン・ジョルジュ氏監修の朝食がいただけるのも魅力だ。「アメリカンブレックファスト」「ジャパニーズブレックファスト(和朝食)」の他に、単品も用意され、好きなだけオーダーできるというのだから贅沢(ぜいたく)だ。和朝食の1品と単品のいくつかを組み合わせたオーダーなど、わがままもかなう。

晴れた日には、テラスで朝食をいただくのがおすすめ
photo: Hiro Matsui

宿泊しなくてもレストランは利用可能。アフタヌーンティーもあるので、一度は「近くに行ったら足を運ぶ価値あり」とミシュランが太鼓判を押す味、サービス、しつらいを堪能してみては。

テラスでのアフタヌーンティーも人気。写真は9月末まで楽しめる「サマーアフタヌーンティー」
アペリティフをいただく空間としても利用できる
夕方の様子は幻想的

日本の伝統文化を伝える「OGATA at The Shinmonzen」も併設

パッケージがユニークなT., Collection

ジャン・ジョルジュのレストランに続けて、2024年6月には「OGATA アット ザ シンモンゼン」が加わった。厳選された日本茶、菓子、器、香りのアイテムを扱うブティックだ。パリにオープンした1号店は、連日人気。日本では展開されないと思われていたブランドショップだが、ザ シンモンゼンならということで、ブティックのみの展開ではあるが日本1号店が誕生することになった。

店内は、壁一面に独自の製法によりブレンドされた日本茶のブランド「T., Collection」の和紙製のパッケージが並ぶ。釣り鐘のような独特の形は、カップを反対にしたもの。テイクアウト用の日本茶をオーダーできるが、このカップに入れて手渡される。

ラボのような店内

日本茶のブレンドは、一日の始まりに飲みたい爽やかな味から、食事やティータイムにおすすめの味、睡眠前に心を落ち着かせる味まで多彩な味わいが10種類ほどと、季節のブレンドが用意されている。一緒に味わいたい菓子や茶器、OGATAならではの香りのコレクション「YOKA」も販売されている。

グローバルブランドらしく、スタッフも英語。日本茶の香りに包まれながらも、しばし海外へ旅行した気分になれるのもちょっと楽しい。

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