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【手土産スイーツの新定番】新しいナッツ体験を叶える「umami nuts」ポルチーニやレモン醤油、黒糖が新鮮! 藤﨑聡子のémoi style

ワインジャーナリストの藤﨑聡子が送る「émoi style (エモワ スタイル)」。なるほど、これは面白そうと思わせてくれる意外な発見や情報をご紹介する連載。日本の繊細な技術力で新たな味わいを誕生させているナッツスイーツの存在をご紹介する。

ナッツと組み合わせる素材がすべて異なるのも面白い

思い起こせば私は幼少期に袋菓子を買ったことがない。遠足などのイベントが近づくと百貨店で食べたいスイーツを買ってもらう。それをお気に入りの缶に詰め合わせて持って行くというのがマイルールだった。まさにこのumami nutsの缶ほどのサイズだったことを覚えている。缶を開けた時のワクワク感、そして食べ切れたことの満足感。umami nutsを知った時、ふと思い出した出来事である。

本能的にこの1缶でしっかり味わいを堪能しながら、気がつけばおいしく食べ切っているに違いないと確信した。この“食べ切ることができる”というのもスイーツ選びでは大事なポイントだと思う。手のひらに乗るくらいのサイズはちょうどよい。 まずは、定番の3種類を味わってみることにした。ちなみに、私はこのように3種の中から一つ選ぶ、ということができない。すべて買ってみる派である。

ポルチーニマカダミアナッツ ¥1,350

こちらは開けた瞬間の香りにささった。「ポルチーニマカダミア」。複雑で濃厚な印象、ポルチーニの香りもするし醤油(しょうゆ)っぽいニュアンスも漂っている。マカダミアの自然な甘さも引き立っている。

レモン醤油アーモンド ¥1,350

ビジュアルだけではわからなかったのが「レモン醤油アーモンド」。なるほど、ファーストアタックにレモンの酸味がしっかり入ってくる。余韻に醤油(しょうゆ)がアクセントとなって残っているのも不思議だ。丁寧にアーモンドが焙煎(ばいせん)されているのも香りの高さからわかる。

こうしてみると、二種は全くの別ものである。コーティングされている素材に合わせてナッツの種類も変えられているし、組み合わせの相乗効果もしっかり表現されている。思わずもっと知りたいと思った。一口で満足できるスイーツを探し求めている自分にとって、ナッツにプラスすることでさらに味わいが広がる新しいものって何があるのか……。そう思いながら、定番3種めの「ナッツ3種と黒糖」を試してみた。ネーミングからしておいしいであろうことが想像できる。黒糖とナッツの組み合わせは、シャンパン、ワイン、日本酒、焼酎、ウィスキーなど、さまざまなアルコール飲料と相性がよいからだ。見つけたら絶対に買うべきスイーツと決めている。

ナッツ3種と黒糖 ¥1,404

一口二口食べ進めると、考え抜かれたという表現がふさわしいと思った。ナッツが1種類ではないのがポイント。アーモンド、カシューナッツ、ピスタチオ、とナッツ3種の黒砂糖キャラメリゼである。

思わず取材してしまった。ナッツは煎る時に熱が入るタイミングがそれぞれ違う、とのことで別々に焙煎(ばいせん)しているのだそう。そして煎りたてのナッツは一番香りが高いため、そのタイミングでキャラメリゼをする。黒砂糖は徳之島産を選んだ。

ナッツと黒砂糖だけでここまでの仕上がりになるとは。これまで、数々のお店が出している黒糖ナッツテイスティングを繰り返してきたが、こちらの存在は別格である。たかがナッツ、されどナッツ。 考えてみれば、ナッツは世界共通、誰もが想像できる味わいの最たるものだと思う。その表現方法で個性が生まれる。これまでご紹介してきた定番の3種は、まさに作り手のナッツに対する考え方が伝わってくる個性派だ。なかでも「黒糖ナッツ」はそうきたか!と、王道としてゆるぎない存在感がありながらも、新しさもあるように思う。

個性×個性、ナッツのアレンジテイストも限定販売

umami nutsは季節に合わせて期間限定アイテムが登場している。2025年の初秋は一番人気の「ナッツ3種と黒糖」のアレンジバージョン。スパイス系の味わいを加えている。ピンクペッパーはマダガスカル産。香りも芳醇(ほうじゅん)で噛(か)んだ瞬間に弾けるフルーティな香りにも特徴がある。ブラックペッパーは世界が注目しているカンボジア産のもので、大粒の実だけを厳選して乾燥させている。これは別格の香り。おいしさがダイレクトに感じられる。この2種のスパイスと黒糖が合わせることで、3種のナッツにさらなる個性が生まれているのだ。

初秋限定販売 ¥1,404

この味わいは食感、香り、余韻すべてが一体化することで納得のおいしさが現れてくると思う。そのタイミングでぜひ合わせてもらいたいのがワイン。おすすめはピノ・ノワール系。フランス系よりもニューワールド。チャーミングで可憐なニュアンスがある香りで、タンニンは優しく、そして余韻が長いもの。個人的にはアメリカ・オレゴン産、ニュージーランド産がしっくり寄り添ってくれると思う。

グラス選びもこだわりたい

最後に、これらのナッツは賞味期限が厳格に記載されている。やはり風味、香り、味わいを意識するとおいしさのタイミングにも限界があると思うのだ。おいしいものはおいしいうちに口にしてほしい、という心づかいなのもうれしい。そしてこの缶は店舗へ持参すれば詰め替えのサービスも行っている。程よいボリュームのナッツスイーツ、ぜひいろいろ試してみてはいかがだろうか。

information
umami nuts
tel. 03-6273-4900

text: Satoko Fujisaki

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Profile

藤﨑聡子


ワインジャーナリスト・撮影構成ディレクター。世界中の食とワインのペアリングについて編集者歴25年以上ならではの目線で追求し続けている。わかりやすい言葉を綴(つづ)ることで長年のファンが多い。SM Entertainmentグループの韓国を中心としたカルチャー情報サイト・PIVImではスーパーバイザーとしても活躍中。
韓国情報⇒pivim.jp

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