ピエール マルコリーニの2025年バレンタインコレクション 非対称なハートに込められた思い
今年30周年を迎えるベルギーのチョコレートブランド「ピエール マルコリーニ」が、2025年のバレンタインコレクションを発表。コレクションに込めた思いや日本のバレンタイン文化について、ピエール マルコリーニさんに話を聞いた。
今年30周年を迎えるベルギーのチョコレートブランド「ピエール マルコリーニ」が、2025年のバレンタインコレクションを発表。コレクションに込めた思いや日本のバレンタイン文化について、ピエール マルコリーニさんに話を聞いた。
今年のバレンタインコレクションの目玉のひとつが、ブランドのアイコンである「クール シリーズ」のリニューアル。「クール」とはフランス語で「ハート」を意味する。今回、アシンメトリーなハート形の「クール ココロ シリーズ」として期間限定で販売している。

──アシンメトリーのハートに込めた思いは?
親指と人差し指でハートを作る「指ハート」からインスピレーションを得ました。2人の人がハグすると、頭を寄せ合っている姿が非対称なハート型になりますよね。アシメントリーのハートに、家族、友情など様々な愛の形、不完全さや多様性などの思いを込め表現しました。家族、友情など愛情の形は必ずしも対称じゃなくてもいい。そこから多様性も生まれてくるんじゃないかと思います。
──日本の「バレンタインデー」をどう見ますか?
日本のバレンタインは、世界でもまれに見る盛り上がりだと思います。韓国や中国でもバレンタインはありますが、ここまでの盛り上がりはない。学ぶべきところがたくさんあるなと思います。ホワイトデーにお返しすることで、「お互いに与え合う」という形がうまくできていますよね。ヨーロッパと違って、お世話になった人たちにプレゼントをする他者のためのフェスティバルだとも感じます。
バレンタインというと、愛を伝えるイベントというふうに考えますが、その愛というのは、まさに母親の子どもに対する無条件の愛。そして、バレンタインは、その無条件の愛を表現する機会なんだと日本で見て実感しました。

──マルコリーニさんと日本のつながりは?
2000年に日本で田島雄志さんという方に出会いました。田島さんがたまたまブリュッセルでピエール マルコリーニのチョコレートを食べて、ぜひ私に会いたいと興味を示してくださって。実際にお会いしたら意気投合して、日本に出店することが決まりました。
「偶然は存在しない。あるのは約束された出会いだけ」という、詩人ポール・エリュアールの言葉があります。日本に出店できたことも、偶然ではないと思います。私が日本に対する好奇心をどこかで持っていたので、その偶然を引き寄せたのではと信じています。
──マルコリーニさんにとって、チョコレートとは?
私にとってチョコレートは、自分らしさを表現するもの。「メゾン ピエール マルコリーニのチョコレート」は、自分の個性が全て入ったチョコレートです。 朝、コーヒーの代わりにダークの板チョコレートで一日を始めます。チョコレートにはマグネシウムやカカオバターも入っていますし、目を覚まし、元気づけてくれます。夜はリラックスして、ウイスキーや紅茶を飲みながらチョコレートをかじる時間もすごく幸せです。
interview: Izumi Miyachi(マリ・クレールデジタル編集長) text&photo: Tomoko Hagimoto
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