自然とともに唯一無二のステイを。日本国内の今行きたいオーベルジュ3選
「ENOWA YUFUIN」
フランス発祥で、街の中心から離れた場所に宿泊施設を兼ね備えるレストラン「オーベルジュ」。日本国内においても、最近は自然豊かな土地にオーベルジュがオープンしている。週末や休みの日に訪れたいオーベルジュ3選をご紹介。
「ENOWA YUFUIN」
フランス発祥で、街の中心から離れた場所に宿泊施設を兼ね備えるレストラン「オーベルジュ」。日本国内においても、最近は自然豊かな土地にオーベルジュがオープンしている。週末や休みの日に訪れたいオーベルジュ3選をご紹介。
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石川県小松空港から車で30分の、美しい里山の風景に囲まれ、日本遺産にも指定された「石の文化」が根付く観音下(かながそ)町。この場所にある過疎化により廃校となった「旧西尾小学校」が、「オーベルジュ オーフ」として生まれ変わった。
「オーベルジュ オーフ」は、ガストロノミーレストランと12室の客室を備える宿泊施設として2022年7月にオープン。建物のシルエットや素材はそのままに、ノスタルジックな面影を残しながら、オーベルジュとして再構築。現代アートが混在する即物的な空間は、新しいオーベルジュの世界観を醸し出している。
レストランのシェフを務めるのは、この土地に移り住み、料理を通じて同地の自然の恵みを体現する、糸井章太。日本、フランス、アメリカのレストランを経て、日本最大級の料理人コンペティション「RED U-35」で史上最年少の26歳でグランプリを獲得したのち、30歳という若さで「オーベルジュ オーフ」のシェフに就任したという経歴の持ち主だ。


「おいしいことや美しいことの先にある食の世界をこの土地で表現したいし、自分も見てみたい」と話す、シェフの糸井。さまざまな国や地域での経験から、自らの感性やセンスを磨いてきた。そして、この土地の食材や文化と向き合いながら生まれた料理を提供している。

宿泊施設は、小学校の面影をのこしたまま改装。図書館や教室、音楽室などを使用したユニークな空間ばかりだ。

また、館内に飾られたアートも見逃せないポイント。各所には、現代芸術家の小川貴一郎氏が館内や近隣の滝、神社などで現地のエネルギーに触れながら制作した作品の数々が展示されている。オーベルジュを利用する方だけでなく、一般の方も見ることができるので、ぜひ足を運んでほしい。

「オーベルジュ オーフ」
住所:石川県小松市観音下町口48
電話:0761-41-7080
客室数:12室(チェックイン 15:00/チェックアウト 11:00)
※宿泊は木・金・土・日・祝のみ
アクセス:JR小松駅から車で約20分、小松空港から車で約30分
料金:1泊 ¥37,500~(2名1室利用時 1名あたり、サービス料・税込み、夕朝食付き)
URL:https://eaufeu.jp/

滋賀・湖北地方、奥琵琶湖のほとりにあるオーベルジュ「ロテル・デュ・ラク」。フランス語で“湖のホテル”を意味し、 琵琶湖国定公園の中に位置。客室だけでなくロビーやラウンジからも琵琶湖の眺めを楽しむことができる。
2022年にはレストランを改装し、日帰りのディナー客にも利用可能なレストラン「SOWER(ソウワー)」が誕生。「種を蒔く人」を意味するSOWERは、「はるかな地からの客人がSOWERを訪れることで湖北の食文化をさらに耕し、風となって別の地にSOWERの種を持ち帰ってもらいたい」という願いが込められている。

シェフは、アメリカのサンフランシスコの三つ星レストラン「benu」、同ナパバレーの「Meadowood」を経て、東京「INUA」のスーシェフ(副料理長)を務めたコールマン・グリフィン。米国のレストランで得た本質的な料理の手法と「INUA」で培った食への冒険的なアプローチに、滋賀の風土が生んだ食材を組み合わせた、心地よい驚きの食体験をゲストに提供する。

宿泊施設は全15室のみで、ゆったりと過ごすことができるほか、愛犬と一緒に泊まれるドッグヴィラツインルームもあり、ドッグフレンドリーなのもうれしい。
また、周辺には海津大崎の桜並木(日本さくら名所100選)やメタセコイヤ並木、白髭神社(近江大古の大社)などといった観光エリアもあるので、宿泊とあわせて堪能したい。
「ロテル・デュ・ラク」
住所:滋賀県長浜市西浅井町大浦2064
電話:0749-89-1888(受付10:00〜18:00)
客室数:15室(チェックイン 15:00/チェックアウト11:00)
※チェックイン・チェックアウトはプランにより変更
※本館6部屋、ヴィラタイプ9棟。うち、ドッグフレンドリールーム4部屋
アクセス:北陸自動車道木之本ICから車で約20分、JR湖西線永原駅下車 ホテルから送迎車で約5分
料金:1泊 約¥38,500~(2名1室利用時 1名あたり、サービス料・税込み、夕朝食付き)
※日にちや季節、部屋タイプにより変動
URL:https://www.lhotel-du-lac.com/

2023年6月にオープンしたオーベルジュ「ENOWA YUFUIN」。日本を代表する湯の町 “由布院”の山手にある4万4千平方メートルの雄大な自然に囲まれた敷地内に、10棟のヴィラと9つの客室のほか、レストラン、温室、由布盆地の絶景を見渡すことのできるヒルトップサウナなどを備える。ほかに、由布岳の麓に1ヘクタールの自社農園も持つ。
「ENOWA YUFUIN」では、 “世界のベストレストラン50”に何度もランクインし世界の美食家を魅了するNYのミシュラン二つ星獲得店「ブルーヒル・アット・ストーンバーンズ」で経験を積んだエグゼクティブシェフのタシ・ジャムツォが創造する食体験をメインとする、ウェルネスツーリズムを提供する。

注目したいのは、食材のおいしさを最大限に生かして五感を刺激する特別な“イノベーティブ・キュイジーヌ”。地産地消でサステナブルな食材を使用したいという思いから、シェフが自ら農産物を栽培する「ENOWA FARM」を作った。

京野菜の匠と称される石割照久氏を招いて畑の土づくりから取り組み、適切な指導のもとで作る人を育て、その季節の野菜やハーブや果物を30種類以上育てているという。地産地消、サステナビリティ、そして食材ロスも可能な限りなくしていくなど、おいしいだけにとどまらない“Farm to Table” の一歩先をいく料理をぜひ、満喫してほしい。


プリミティブでラグジュアリーな空間は、石や木や土などプリミティブな素材をアーティスティックな技で磨きあげ、自然の息吹やチカラや和みを感じさせる。また、ヴィラにはインフィニティ・プールがある部屋もあり、非日常の体験を味わうことができる。

「ENOWA YUFUIN」
住所:大分県由布市湯布院町川上 丸尾544
電話:フロント 0977-28-8310、予約センター 0120-770-655(受付時間 9:00〜17:45)
客室数:19室(チェックイン 15:00/チェックアウト 11:00)
アクセス:由布院駅から車で約5分、大分空港から車で約50分
料金:1泊 ¥72,600~(2名1室利用時 1名あたり、サービス料・税込み、夕朝食付き)
URL:https://enowa-yufuin.jp/
text: Kurumi Fukutsu
・原田マハさんが案内するアートを巡る旅
・今を最高の瞬間に変える、ラグジュアリーステイ。大地のエネルギー溢れる異国情緒漂う雲仙の宿へ
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