【2023国際女性デー】「TO UNITED ARROWS」ディレクター浅子智美さんの健やかな仕事術
2023.3.10
3月8日の「国際女性デー」を迎え、女性としての生き方や働き方を見つめ直し た人も多いのではないだろうか。
大手アパレル会社ユナイテッドアローズでキャリアを積み、2021 年 11 月に自身のラ イフワークでもあるヨガウェアを軸にした新レーベル「TO UNITED ARROWS(トゥー ユナイテッドアローズ)」を立ち上げた浅子智美さんに、ヨガを通して学んだこと、自分ら しいキャリアの重ね方について話を伺った。
ライフワークのヨガを軸とした新レーベルのディレクターに就任
アパレルのバイヤーとして年に6〜8回のペースで海外出張にいく忙しい生活を送っ ていた浅子さんの生活が一変したのは 2020 年の春。コロナ禍により海外はお ろか、出社もできないステイホームの日々。激変した生活に心身のバランスを崩してしまいそうな時、浅子さんを支えていたのは、ライフワークでもあるヨガだった。
「大学生の時に友人に誘われ軽い気持ちでホットヨガに通い始めたのですが、そこか らすっかりハマってしまい 20 年近く続けています。コロナ禍が始まる直前の 2019 年 の年末から 2020 年の年始にかけてバリ島に滞在し、念願だったインストラクターの 資格を取りました。もう少し遅かったら海外に渡航できなくなっていたので、色々なこと が変わっていたでしょうね。
『Stay present,Empty your mind―今ここにいて心を空っぽにしようー』というヨガの言 葉があるのですが、日常ではどうしても未来や過去のことを考えてしまう。でもヨガマ ットの上では、今ここにいる自分にフォーカスできる。思うように出かけられなかったコ ロナ禍は、ヨガやランニングをすることで、不安や緊張をリセットしていました」
社会全体が大きく変革した 2020 年、ユナイテッドアローズ社でも、ファッションだけで なくライフスタイルに寄り添う事業を展開する風向きが生まれ、浅子さんを中心に「TO UNITED ARROWS(トゥー ユナイテッドアローズ)」の立ち上げが決まった。
「元々ファッションが大好きでこの仕事を選びましたが、ヨガも私の人生に欠かせない大切なもの。仕事と趣味、私を作る両軸がひとつになったのは、会話や S NS を通して好きなことを発信してきたからかもしれません」