一歩を踏み出した女性たち。夏木マリさん、高橋メアリージュンさんら【国際女性デー表彰式】

高橋メアリージュンさん「行動すると自分のことが好きになる」

テレビドラマやバラエティー番組などでマルチに活躍する俳優の高橋メアリージュンさんは、フードロス問題を知ったことをきっかけにボランティア活動をスタート。SNSでフードロス削減について発信したり、フードロス削減プロジェクトのアップサイクルマルシェ「Under The Tree」を開催したりと精力的に活動している。表彰式では「周囲にできない、不可能だと反対されても、自分の胸の奥に少しでも火がともっているならそれを信じて、勇気を出して一歩を踏み出してほしい。私自身も行動することで自分のことが好きになり、それが幸せにつながると気づいた」と、女性たちにエールを送った。

長谷川ミラさん「社会問題を“知ること”が一番大事」

Z世代のオピニオンリーダーとして、ジェンダー問題や環境問題について様々なメディアで発信、活動を行う長谷川ミラさん。2022年には世界を変える30歳未満の30人を表彰する「Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2022」を受賞したことでも話題に。留学先のルームメートがジェンダー論を研究していたことから、この分野への関心を持ったという長谷川さんは、社会問題について「まずは知ることが一番大事」とコメント。また、受賞の喜びを語りつつも「今日は国際女性デーなので、女性みんなが受賞デーということで女性代表の気持ちで来ました！」と笑顔で想いを語った。

株式会社シェアダイン共同代表　井出有希さん

「すべての人が性差を超えてチャレンジできる社会に向けて活動していきたい」と喜びの声を語ったのは、日本最大級の出張シェフサービス「シェアダイン」共同代表の井出有希さん。食の悩みを抱える家庭と、シェフや管理栄養士など食のプロをつなぐサービスは、女性シェフのキャリア支援のプラットフォームとしても期待が寄せられている。

株式会社マムズ　斎藤睦美さん

「産後ケアを日本の当たり前にしたい」と抱負を語った斎藤睦美さんは、出産後の母体回復や育児技術の習得を図る産後ケアホテル「マームガーデン葉山」を2021年にオープン。産後うつの割合が年々高まり出生数が低下する昨今の状況を変えるべく、日本ではまだなじみの薄い産後ケアの普及を目指す取り組みに注目が集まった。