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ペネロぺ・クルスが30年間、女優として輝き続ける理由とは?

あなたにとって映画の仕事とは?
映画の仕事は私に多くの幸福を与え、他人や自分自身についてたくさんのことを学ばせてくれる永遠の学校なの。もちろん最初はたくさん否定されたり、簡単な仕事ではない。でも私の親戚には優れた俳優や女優も多く、彼らが常に責任を持って闘い続けていることを目の当たりにしている。素晴らしい職業だと確信しているわ。

あなたのもう一つの重要な仕事、「シャネル」のアンバサダーについてお話ししましょう。「シャネル」との特別な関係はどのようにして生まれましたか?
私は10代の頃からずっと「シャネル」のコレクションと広告を熟知していたの。よくトイレにこもって、床にファッション誌を広げて研究したものよ。今でも過去の様々なキャンペーン広告を覚えているわ。私にとって「シャネル」はクールでエレガント、モダンの象徴といえるメゾンなの。その後1999年に初めて「シャネル」のショーに参加し、それ以来、自分もそのファミリーの一員であると思っているわ!私は彼らの作品の美しさと品質だけでなく、その舞台裏も好きなの。人々が協調し合い、お互いをリスペクトして行動する姿、そのすべてが製品に反映されている。

ジャケット¥655,000 トップス[参考商品] パンツ¥175,000  ベルト[参考商品] シューズ¥177,100 イヤリング、リング“ココ クラッシュ” 時計“ボーイフレンド”¥2,134,000(すべてシャネル/シャネル カスタマーケア)

ファッションメゾンのスタッフと映画の撮影クルーの間に何か共通点があると思いますか?
はい。どちらも決して一人ではできない仕事で、その共通点は「チームワーク」。ショーの数日前、フィッティングのために「シャネル」のアトリエのあるカンボン通りに行くたびに、完璧な服に仕上げるため昼夜問わず交代でチームが構成されていて、そのプロ意識には畏敬の念を抱くわ。彼らは本物の芸術家で、作品を作るために何ヵ月もの時間をかけ、その細部へのこだわりとチームワークがどれほど強固であるかが窺えるの。作品が完成し、チームが注いだ愛情と思いやりが詰まった服を纏うことは私にとって最高の喜び。メゾンのアティスティック ディレクター、ヴィルジニー・ヴィアールの才能の背後には、一人一人の職人達の献身と情熱があるの。

あなたはヴィルジニー・ヴィアールをどう思っていますか?
私はヴィルジニーの、溢れる才能を持ちながら、リアリスティックで正直なところが大好き。彼女はカール・ラガーフェルドと何年もともに働き、彼の近くにいて多くの経験をしている。でも同時に独自のスタイルを持ち、100%「シャネル」で、それが彼女自身なの!私は彼女のことを知れば知るほど好きになる。謙虚で知的、家庭では母親でもあり、他者とのやり取りは常にダイレクトで透明性があり、信じられないほど優れた女性よ。

とどまることを知らないあなたの性格から、次のプロジェクトの予定は?
スペイン映画に出演していて、コロナ禍のため撮影が中断し、完成に5年もかかったの。監督はファン・ディエゴ・ボットよ。そしてマイケル・マン監督によるフェラーリ家を描いた『フェラーリ(原題)』もイタリアで撮影していて、私はエンツォ・フェラーリの妻、ローラを演じているわ。

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お問い合わせ先

シャネル カスタマーケア tel: 0120-525-519

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