英・ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃、空港で豪華なVIPスイートを満喫
Chris Jackson / Getty Images
サステナビリティを重視し、環境問題に注力するウィリアム皇太子も、着まわしプリンセスと呼ばれ、庶民派として知られるキャサリン皇太子妃も、やはりロイヤルファミリーの一員。公務やプライベートなバカンスでロンドン・ヒースロー空港を利用する際、出発までの過ごし方は一般人とは違うようだ。マリ・クレール インターナショナルのアメリカ版デジタル記事よりお届け。
ウェールズ皇太子夫妻が私たちのようにゲート前で時間をつぶす姿を見ることはない
地球環境賞「アースショット」賞の第2回授賞式に出席するため、2022年12月、ボストンを訪問した皇太子夫妻。その際はブリティッシュ・エアウェイズを利用しての移動だった
ウェールズ皇太子夫妻はサステナビリティを重視しているかもしれないが、やはり王族であることに変わりはない。この点は、ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃がロンドンのヒースロー空港を利用する際にも明らかで、空港のセキュリティーをスムーズに通過した後、1フライトあたり約3300ポンド(約60万円)のVIPスイートで過ごす。このスイートルームはウィンザー・スイートと呼ばれ、王室の公務やプライベートな休暇など、ウェールズ皇太子夫妻が海外へ飛び立つ準備をする際に利用される。
ウィンザー・スイートはヒースロー空港のターミナル5にあり、英誌『HELLO』によれば、「王族や世界の指導者、Aリストのセレブリティのような人たちにとって理想的な場所」だという。ウィンザー・スイートのゲストには、運転手付きサービスがあり、このスイートの中では豪華な個室、ミシュランの星付きメニュー、そして無制限のシャンパンでもてなされる。「王室メンバーはコーヒーショップでサンドイッチを買って持ち帰るようなことはできない」と同誌は報じている。(「ちょっと、お持ち帰りは別に悪いことではないでしょう」と言いたくなるかもしれないが)ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃のように、空港で私たちと同じように過ごしていたら、注目を浴びすぎてしまうような人たちにとって、ウィンザー・スイートはぴったりだ。
2016年9月、シャーロット王女初の外遊となったカナダ訪問の際には、カナダ空軍機を利用
ウィンザー・スイート内の食事は、ミシュランの星を獲得したシェフ、ジェイソン・アサートンによって準備され、専属のバトラーを通じてゲストに提供される。アサートンのメニューは、”軽めで季節感のある”イギリスの食材を使ったもので、軽食からちょっと贅沢(ぜいたく)なメニューまであると『HELLO』は報じている。そしてデザート! 「ピスタチオと蜂蜜をたっぷりかけた魅惑的なペストリー」、「マシュマロ、ショートブレッド、新鮮なイチゴを添えたチョコレートフォンデュ」などがある。メインディッシュには「BBQプルドチキンのセロリアック(セロリの一種)のコールスロー添え」、「真鯛のスパイス焼き、ひよこ豆とシーアスパラガスの温サラダ、トマトのコンフィと焦がしなすのピューレとサフランアイオリ添え」、「蒸したスズキ、ベルガモットマーマレードとウイキョウのピクルス添え」などを取りそろえているという。
「メニューから好きなだけオーダー可能です」とヒースローVIPの責任者、プリヤ・マルホトラ氏は『Business Insider』の取材で語った。「全メニューを注文して、ドン(ペリニヨンのシャンパン)を飲み干すこともできます。どうぞそうしてください。ただし、私が不機嫌になるかもしれませんけどね」
ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃は、民間機を利用することが多い。いつもファーストクラスというわけではないが、もしブリティッシュ・エアウェイズに乗ることになった場合、ファーストクラスの乗客向けのメニューには、「オークでスモークしたグレッシンガム鴨、サマートリュフを添えたイタリアンブッラータ(チーズ)、ロブスターのトルテローニ(パスタの一種)、アサリとスイートコーンのチャウダー添え」のような季節の料理が含まれている。
ウィンザー・スイートを体験したければ、それは可能だ。一般人は立ち入り禁止というわけではない。自分で内部を見るためには、2時間のサービスにつき、前述の約3300ポンドが必要で、唯一の注意点はファーストクラスかビジネスクラスの乗客でないといけないということだ。
Translation & adaptation: Akiko Eguchi
英・ジョージ王子が10歳のお誕生日。キャサリン皇太子妃の“普通”の子育てで「素晴らしい少年」に!
王室の女性たちも『バービー』ブーム! 英・キャサリン皇太子妃もスペイン・レティシア王妃もピンクに夢中