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ドイツ発の「ウェレンドルフ」。人に寄り添う優美なジュエリーを

ドイツで1893年に創業した「ウェレンドルフ」。同国を代表するジュエリーマニュファクトリーとして、世界各地の王室や富裕層に支持され、日本にもファンが多い。ファミリービジネスによって、モットーとする「Wahre Werte(本物の価値)」を培ってきた。そのもの作りについて、来日したクリストフ・ウェレンドルフ社長に話を聞いた。

真価を生み出す実直なものづくり

パンデミックによって、日常は大きく変わった。ほぼ毎年訪れていた日本へのビジネストリップも中断を余儀なくされていたが、昨年秋、3年ぶりに訪日を果たすことができた。

「ウェレンドルフ」を代表するジュエリー、回るリングをカラフルな虹色で彩ったコレクション“GOLDEN RAINBOW”。輝くダイヤモンドと6色のエマイユ(エナメル)が生み出す万華鏡のようなモザイク柄に魅せられる。
リング〈左から〉“THANK YOU FOR. GOLDEN RAINBOW”[YG×エマイユ×ダイヤモンド(センター0.50ct)]¥4,950,000 “DIAMOND-JULIE”[YG×エマイユ×ダイヤモンド]¥1,650,000 “GOLDEN RAINBOW. FINE”[YG×エマイユ×ダイヤモンド]¥1,023,000 (すべてウェレンドルフ/ウェレンドルフ 東京ブティック)

生け花、茶の湯、日本料理、そしておもてなしの気持ち……。日本の文化からビジネスや企画の刺激を受けてきた。「ウェレンドルフが心がけている実直なもの作りも、日本のお客さまが最も深く理解してくれる」。日本で接する顧客や販売関係者の熱心な反応に、自分たちの歩んできた道のりが間違いでなかったことを確信する機会が多いという。

実際、日本を含む、世界でのビジネスは好調だという。「パンデミックという困難によって、人生にとって真の価値を見通せるようになったことが影響しているのかもしれない」

「ウェレンドルフ」は規模の拡大より、親密なファミリービジネスを大切にし、家族のために開発したジュエリーを商品化することも多い。「ジュエリーとは最も大切なもの、すなわち愛や成功の瞬間を象徴するものでもある」と話す。

流行に流されず、本質を見つめた実直なもの作りに取り組んできた結果、「ウェレンドルフ」が大切にしてきた「Wahre Werte」が世界のラグジュアリー市場で際立つ形となった。

お問い合わせ先

ウェレンドルフ 東京ブティック 03-6434-8070 www.wellendorff.com

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