教会の隅にたたずむパリの小さなブティック「ブリジット タナカ」へ
2024.4.30
2024.4.30
[INDEX]
二人の出会いは、ブリジットの手がけるアクセサリーブランド「miss Bibi」で、田中が働くことになったことがきっかけ。デザイナーとしての感性はもちろん、二人とも古いものが好きという共通点もあり、意気投合し、何か新しいことをやりたいと立ち上げたのが「ブリジットタナカ」だ。ショップ名は、二人の名前であるブリジットと田中を掛け合わせた架空の人物で、内装はその人物が住んでいる家をイメージしているのだという。

そして、二人が旅をしながら世界中のマーケットで集めたアンティークをリメイクして、新しい命を吹き込んだオリジナルが生まれた。そんなユニークなコンセプトと相まって、じわじわと人気を高めてきた「ブリジット タナカ」。そして現在、ショップの主力商品となっているのが、オーガンジー製のエコバッグだ。

「ブリジット タナカのオーガンジーバッグは“古き良きフランスの商店”をイメージし、魚屋さん、パン屋さん、チーズ屋さんなどからインスピレーションを受け、お買い物の時にプラスチックバッグを使わない、というエコロジーの観点から始まりました。なので、フランス語で “プラスチックバッグに対する戦い”という文字が刺しゅうされています。ブリジット タナカの得意とするユーモアがあり、繊細そうに見えますが、実は8kgくらいの重量に耐えることができるんですよ。現在はプラスチックバッグの形以外にポーチや巾着、お花を持ち運ぶバッグやバゲットを入れる袋を模したものなど、様々な種類を展開しています。生産はインド。ひとつひとつ、丁寧に縫製と繊細な刺しゅうをしています。だから少し不ぞろいだったりするのですが、そこがまた魅力のひとつかなと思っています」

現在、パリの老舗百貨店「サマリテーヌ」や、「ピカソ美術館」のブティック、コンセプトストア「メルシー」などでも取り扱いのあるオーガンジーバッグ。日本では、「イエナ(IENA)」や「スーパーエーマーケット(SUPER A MARKET)」でも展開されているが、オンラインショップで、パリのショップから直接購入することも可能だ。
「オンラインショップでは、日本はもちろん、世界中からのオーダーを受けています。フランスからの発送になりますが、在庫も豊富にそろっていますし、オーガンジーバッグは軽く小さいため、送料も手頃に済むので、気軽にのぞいてみてください」
今年3月、パリコレで発表された「アンダーカバー」のショーに「ブリジット タナカ」とのコラボアイテムが登場した。これまでも、国内外のブランドとのコラボアイテムも多数展開しているが、パリコレブランドとのコラボレーションは初めてだ。

「コラボレーションの経緯は、アンダーカバーのスタッフの方がたまたまお店に来てくださったことが始まりなんです。そこで私から『ぜひコラボしたいとJONIOさんに伝えて!』なんて冗談半分で言ったんです。そこからの詳細な経緯はわかりませんが、本当にお声がけをしてもらってコラボが実現しました。アンダーカバーのものは、ブリジット タナカで展開しているシリーズをパロディーしたものが多くて、例えば、ヒットしたお魚シリーズのバッグは、アンダーカバーバージョンでは魚の骨になっていたりするんです。私たちのオリジナルも、元々パロディーの要素があるんですけど、それをさらにパロディーにしているというユニークなものです」
「アンダーカバー」以外にも、コラボレーションを多数控えていたり、パリオリンピックの開催に合わせてショップ限定アイテムを作ったり。今後も目が離せない存在だ。

photo: Mari Shimmura text: Mami Okamoto edit: Mio Koumura
・阪急うめだ本店、伊勢丹新宿店で「RSVP paris」のポップアップストア
・パリ・ファッション界を魅了するヴィーガン弁当。その作り手とは
BRIGITTE TANAKA公式サイト
https://brigittetanaka.com/ja
リンクを
コピーしました