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クロエ【2024年春夏パリコレクション】

2024年春夏のパリコレクション。モードの最高峰といわれるパリならではの多彩な新作が披露された。それらの中から、マリ・クレールデジタル編集長の宮智泉が注目のブランドをピックアップ。

セーヌ川沿いの船着き場に設けられた会場で、クリエイティブ・ディレクターのガブリエラ・ハーストの最後のショーが行われた。

植物にインスピレーションを得た今コレクションでは、花が随所に使われている。ワンショルダーのドレスの、幾重にも重なるフリルは花びらのよう。白いメッシュのドレスには花のモチーフをあしらい、ノースリーブのタートルネックドレスは、雄しべを思わせる何千ものビーズがついている。花と生命、そしてエネルギーを感じる服だ。

フィナーレには、ブラジルのリオ・デ・ジャネイロにあるサンバスクール「マンゲイラ」のメンバーが登場。マンゲイラは女性が参加できる場を提供した最初のサンバスクールだそうで、クロエの掲げる「より公平な未来のためのWomen Forward」を体現しているという。テンポのよい情熱あふれる演奏に合わせて、ガブリエラ・ハーストも登場し、ショーは幕を閉じた。

text: Izumi Miyachi

アンダーカバー【2024年春夏パリコレクション】

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