自然をテーマにした革新的な空間 「ブシュロン銀座本店」がオープン
2023.10.26

パリの老舗ジュエラー「ブシュロン」の銀座本店が移転し、リニューアルオープン。心躍る自然の力強さ、美しさを感じながら、ジュエリーを巡る旅が体験できる空間が完成した。
2023.10.26
パリの老舗ジュエラー「ブシュロン」の銀座本店が移転し、リニューアルオープン。心躍る自然の力強さ、美しさを感じながら、ジュエリーを巡る旅が体験できる空間が完成した。
1858年に誕生し、パリ・ヴァンドーム広場に店舗を構えた最初のジュエラーとして知られる「ブシュロン」。このほど、日本旗艦店が東京・銀座の中央通りに移転し、リニューアルオープンした。新店舗は全4フロアから成り、ヴァンドーム広場のパリ本店に次ぐ世界最大規模の売り場面積を誇る。
デザインのテーマは、東京の中心地に息づくパリの庭園。ヴァンドーム広場のパリ本店を象徴するエリア「ジャルダン ディヴェール(冬の庭園)」の建築様式を再解釈したファサードなど、至る所で自然への慈しみや賛美を表現している。「ブシュロン」CEOのエレーヌ・プリ=デュケン氏は「歴史と風格のあるパリ本店のエッセンスを取り入れながら、銀座にふさわしいモダンな表現にしたいと考えました。伝えたいのはメゾンに深く根差した“自然”を核とした物語です。そして、銀座本店は、統一感がありながら、フロアごとに空間のコンセプトが異なっていることも特徴。私たちメゾンの大切な価値観である“ファミリースピリット”を感じさせる、まるで家族や親しい人たちと寛ぐ家のような雰囲気に仕上がったと思います」と語る。
「ブシュロン」は1973年に日本でのビジネスをスタート。フランスに次ぐ歴史あるマーケットとして、これまでも好調にビジネスを拡大している。「まず日本ではブライダルジュエリーのビジネスを確立しました。そしてここ数年、ハイジュエリーに重点を置いたことで、現在では、本国でのポジションと同様にハイジュエラーとしての認知度が高まっていると考えています。その意味でも、世界のトップジュエラーと並び、銀座の中央通りにブティックを構えられたことは大変意義があります」。
また、サステナブルな取り組みでハイジュエリーの業界をリードする「ブシュロン」は、この旗艦店オープンに際しても、サステナビリティが欠かせないコンセプトの一つとなっているとデュケン氏。現在、銀座本店では環境に配慮した建物に対する認証制度「LEED(Leadership inEnergy and Environmental Design)」の取得を申請中だ。「ヴァンドーム広場のパリ本店も2018年のリニューアルの際にLEEDの申請をし、現在、認証を待っています。時間は掛かりますが、銀座本店もその取得を目指しています」。さらに“No Pack is the New Pack(梱包しないという選択)”という考えから生まれた、再生素材のジュエリーケースによるサステナブルな新パッケージの導入を、パリ本店に続き、銀座本店でもスタートした。
メゾンの精神が隅々にまで宿るこの銀座本店。革新と創造に満ちた「ブシュロン」の世界観、そしてここでしかできない体験をゆっくりと味わってみたい。
ブシュロン クライアントサービス 0120-230-441
www.boucheron.com/
ブシュロン銀座本店
東京都中央区銀座2-6-16
営業時間:11:30~19:30 不定休
【雑誌『marie claire』のPDFマガジンダウンロードページ】
©︎marie claire/text: Tomoko Kawakami
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