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「カルティエ」が2025年日本国際博覧会に「ウーマンズ パビリオン」を出展

「ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier」 © Cartier

「カルティエ」は、国際女性デーである3月8日(水)に、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)に「ウーマンズ パビリオン」を出展すると表明。本パビリオンは、2020年ドバイ国際博覧会に出展した際の名前と強い意志を引き継き、すべての人々が真に平等に生き、尊敬し合い、共に歩みながら、それぞれの能力を発揮できる世界をつくるきっかけを生みだすことを目指して、社会における女性の貢献に光を当てる。

会場のイメージ。提供:2025年日本国際博覧会協会

「カルティエ」が、2025年日本国際博覧会協会、内閣府、経済産業省との共催によるプレスカンファレンスにて、「ウーマンズ パビリオン」の名称やコンセプト、建築デザイン、「WA by Cartier」と題した関連トークイベントなどの開催を発表した。

2025年日本国際博覧会は、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、人類の輝きと偉業をたたえる世界最大の博覧会。2025年4月13日(日)から10月13日(月)までの6か月間開催され、約2820万人の来場が見込まれる。

「ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier」は「When women thrive, humanity thrives 〜ともに生き、ともに輝く未来へ〜」をコンセプトに、世界中の女性に寄り添い、女性たちの体験や視点を通して、公平で持続可能な未来を志すことを来場者に呼びかける。また、本パビリオンでは、2020年ドバイ国際博覧会の日本館のファサードをリユースする。

プレスカンファレンスには、カルティエ ジャパン プレジデント&CEOの宮地純氏や、2025年日本国際博覧会協会事務総長の石毛博行氏をはじめ、2020年ドバイ国際博覧会の日本館を設計し、今回リード アーキテクトに就任した建築家の永山祐子氏らが登壇。

〈左から〉建築家 永山祐子氏、2025年日本国際博覧会協会事務総長 石毛博行氏、カルティエ ジャパン プレジデント&CEO 宮地純氏、経済産業省 大臣官房審議官 澤井俊氏 © Cartier

カルティエ インターナショナル プレジデント&CEOのシリル・ヴィニュロン氏は、次の万博にも「ウーマンズ パビリオン」 を設けることがいかに重要であるかを述べている。「女性一人ひとりに、生活に欠かせない基本的なニーズの充足とアクセスを保証し、女性たちが平等な権利をもち、機会を与えられ、尊厳と経済力をもって生きられる世界を実現することが鍵となります」とし、「あらゆる年齢の来場者が自分のコミュニティーから変えていくチェンジメイカーになるよう、影響を与えることが重要である」とも強調した。

さらに、知識人たちによるトークセッションも行われ、インクルーシブな社会の重要性や国際女性デーに考える今後の平等と公平について、ディスカッションが繰り広げられた。

「ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier」の模型 © Cartier

永山祐子氏は、「今回のパビリオンには、ドバイ万博から大阪・関西万博につなげる試みとして二つの要素があります。一つ目は、ドバイ万博から始まった女性の社会貢献に光を当てた館の継承、二つ目はドバイ万博日本館のファサードリユースです。ファサードリユースは、ドバイ万博日本館設計当初から思い描いていた構想でした。ここに実現できることをうれしく思います」と語った。

また、1851年の万博創設以来、初の女性デザイナーとして2020年ドバイ万博の英国パビリオンを担当したアーティストのエズ・デヴリン氏が、グローバル アーティスティック リードに就任。「ウーマンズ パビリオンはすべての人のためのものであり、世界中の女性のレンズを通して、具体的な課題を明らかにし、これまでの功績をたたえるものです」とコメント。

女性のエンパワーメントと、男女平等を促進するための「カルティエ」の活動に、期待は高まるばかりだ。

text: Tomoe Tamura

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