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アカデミー賞への影響は? ティモシー・シャラメ、バレエとオペラに関する発言が大炎上

Jeff Kravitz / Getty Images

映画『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』で2026年アカデミー賞の主演男優賞にノミネートされているティモシー・シャラメ。2026年2月21日(現地時間、以下同じ)、米業界誌『Variety』と米TV局『CNN』が開催した『CNN & Variety タウンホールイベント』で俳優マシュー・マコノヒー(56)と対談。その中でバレエとオペラについて語った発言がインタビューから約2週間経ってSNSに浮上し、舞台芸術界やハリウッドから反発を招く事態となった。今回の騒動が3月15日に行われる米アカデミー賞授賞式での賞の行方にどう影響するのか気になるところだが、投票は3月5日に締め切られており、発言が炎上したのはその後だったため、直接的な影響は避けられた可能性が高いと米誌『Entertainment Weekly』は報じている。マリ・クレール インターナショナルのオーストラリア版デジタル記事よりお届け。

ティモシー・シャラメのバレエとオペラについての発言を芸術関係者やセレブが非難

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フランスとアメリカの二重国籍を持つ俳優ティモシー・シャラメは長年、自身の作品にひたむきな俳優として自らを位置付けてきた。『君の名前で僕を呼んで』(2017年)、『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』(2021年)、『レディ・バード』(2017年)といった彼の代表作はアートハウス映画(芸術性や作家性を重視したインディ映画など)に近く、あらゆる芸術の形への理解がある人物だというイメージがずっとあった。

しかし最近、彼がバレエとオペラについて発した言葉は、当然ながら芸術愛好家や業界関係者、そして広範なファン層の反感を買った。突然、世間のこの俳優に対する見方は一変し、イメージが悪くなったのだ。

ティモシーはバレエとオペラについて何と言ったのか?

『Variety』のインタビュー「Actors on Actors」で、映画『インターステラー』(2014年)で共演したマシュー・マコノヒーと対談したティモシーは、バレエとオペラを「もはや誰も気にしていない芸術形式」と軽視するような発言をしている。

現代において観客の注意を引きつける難しさについて議論するなかで、ティモシーはこう語った。「『ほら! これを存続させろ』みたいな状況にある、バレエとかオペラとかでは仕事をしたくない。だってもう誰も気にしていない芸術なんだから」

ティモシーはすぐに失言に気づいたようで、「バレエやオペラに携わる方々には敬意を払っているよ。まずい。これで視聴者数を14セント分失ったな。理由もなく攻撃してしまった」と慌てて付け加えた(これに対し、マシューは「言いたいことはわかるよ」とフォローしている)。

その言い訳も事態を和らげるには至らず、彼の率直すぎる発言は、芸術愛好家たちの怒りを真っ向から買う結果となった。

この発言への世間の反応は?

ティモシーの発言がSNSに浮上すると即座に反発を招き、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場、ロサンゼルス歌劇場、ロンドンのロイヤル・バレエ団をはじめ、米俳優ジェイミー・リー・カーティスや米ラッパーのドージャ・キャットらからも批判の声が上がった。

オペラ歌手イザベル・レナードは「正直、これほど成功しているように見える人物が、自らをアーティストと称しながら、芸術に対する見解がこれほど浅はかで偏狭だとは驚きだ」とコメントした。

ドージャ・キャットもTikTokで嫌悪感を表明した。

「カメラの前で『誰も(バレエやオペラ)を気にしていない』なんて、よく言えたものだ」とドージャは語った。「業界が苦境にあるからといって、人々が関心を持たないわけじゃない。みんな気にしている」

一方、シアトル・オペラは、彼の軽視を受け流し、高まる議論に乗じて、オペラ『カルメン』の週末公演のチケットの販売促進のために、割引コード「TIMOTHEE」を提供した(ティモシーの「14セント分」という発言にちなんで「14%オフ」の割引となっており、シアトル・オペラのSNSの投稿には「ティミー(ティモシーの愛称)、あなたも使っていいですよ」とつづられている)。

私たちに言わせれば、見事な対応だ。

※(  )内編集部注

translation & adaptation: Akiko Eguchi

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