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【大阪・関西万博】スパも併設! ヨルダン館が満足度ナンバー1の理由とは?

万博を楽しむコツは、「いつか行ってみたいと思っているけれど、すぐには出かけることができない憧れの国」のパビリオンに入ってみることではないだろうか。 その代表例が、ヨルダン館。砂漠からカフェ、手土産まで、まるで実際に旅したような気分を味わえると評判を呼んでいる。

館内のスクリーンに映し出されるヨルダンの世界文化遺産、ペトラ遺跡
photo: Jordan Pavillion

実は、ヨルダンは日本にとって身近な存在

大阪・関西万博のガイドブックとして大ヒットとなっている『大阪・関西万博ぴあ 完全攻略編』。取材班が会場内でのべ2000人以上の来場者に出口調査を実施した「パビリオン満足度ランキング」によると、圧倒的な人気で満足度No.1になったのがヨルダン館だった。多くの人が、「実際にヨルダンの砂漠の砂に触れられたのがよかった」「ガイドの人の説明がわかりやすく、面白かった」とコメントしている。あまりの人気に、7月17日からは当日の事前予約制となったほどである。

このヨルダンの砂漠は、『スター・ウォーズ』や『アラビアのロレンス』のロケ地に選ばれているので、実際に触れることができるのは感動的だ。ほかにもヨルダンの観光地で、ハリウッド映画の中に登場した土地をあげるなら、『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』のクライマックスで魅せたペトラ遺跡の雄大な姿だろう。

他にも、ラグジュアリーブランドがヨルダン産の羊毛を使用していたり、ヨルダン発の死海のコスメがあったりと私たち日本人は知らないところでこの国に触れている。ちなみに、オリーブオイルはヨルダンが発祥の地ともいわれている。

また、日本はヨルダンの道路建設を支援した実績がある。日本の皇室とヨルダン王室が友好関係を結んでいることもあり、非常に親日的だ。中東の中でも、“安心・安全・安定”という3つの安を持つ国であることでも有名だ。安心は食事やインフラが整っていること、安全は旅の安全、安定は政状の安定を指す。

さらに、かつてシルクロードのクロスポイントで、多様な文化が交わってきた歴史があり、国の最大の資源が観光であるヨルダンは、ホスピタリティに溢(あふ)れた人たちに出会える土地でもある。

ヨルダン館では、その一端に触れることができるのだ。

遺跡の中を歩くような「時空の王国」

主要な観光地の映像が映し出される展示スペース
photo: Jordan Pavillion

それでは、実際にヨルダン館で体験できることをご紹介していこう。

まず、館内に入ると、最初に「時空の王国」という部屋を通る。ドラマティックなライティングに照らされた土壁が印象的だ。天井も高く、ペトラ遺跡の中に迷い込んだような雰囲気。この土壁は、日本の佐官職人がヨルダンの土を使って作り上げたものだという。

土壁のくぼみに設置されたスクリーンに、都市の映像が、現在から古代に遡って映し出され、期待が高まる。

モザイクの地図も
楽器のような岩石を叩ける展示
photo: Jordan Pavillion

この部屋でもう一つ見逃せないのが、ワディ・ラム砂漠から運んだ火打石が並べられた展示。実際に叩(たた)くことができ、成分によって音が違うことがわかる。石を叩くと、壁に文字が現れる仕掛けも。文字が映るのは五線譜を織り出したタペストリーのような装飾だ。

目や耳でヨルダンへの期待が高まったところで、いざ砂漠の部屋へ。

ワディ・ラム砂漠の上を裸足で歩く

砂漠と映像を楽しめる空間
photo: Jordan Pavillion

ヨルダン館を訪れる人の多くは、ワディ・ラム砂漠の本物の砂22トンが敷き詰められたパノラマシアターを楽しみにしていることだろう。現地から運んだ120トンの砂が、水洗いや加熱を繰り返すことで、最終的に22トンになったそうだ。

このミニ砂漠は、裸足で歩くことができる。座って、天井と360°のスクリーンに映し出されるヨルダンの姿を眺めてもよい。夜の映像は、星空の下で砂漠に身を置いている神秘的な気分に。ひんやりとした砂漠の質感がリアルに響いてきて、なんとも感動的だ。ワディ・ラム砂漠の砂は、酸化鉄を含んでいるので赤みを帯びている。ブルーの夜空と赤い砂の美しい配色が心に刻まれる。

癒やしのスパでハンドトリートメント

死海のコスメを使ったハンドトリートメント

見逃せないのは、2階にあるスパ。ヨルダンは、美容王国としても知られている。メニューは、2つある。死海のコスメを使った泥パック&ハンドトリートメントとフットトリートメントだ。

ハンドトリートメントを実際に受けてみたが、死海のコスメデパックをした後には、同じく死海のコスメで肘まで丁寧にハンドマッサージしてもらえる。施術後は、肌の色もワントーン明るくなり、一日中しっとりした肌になって気分も上がった。とくに、歩き回って疲れた後に受ける優しいマッサージは至福の時間だ。まだ日本未入荷のコスメなので、美容好きはいち早くチェックしておきたいところでもある。

足を伸ばして横になれる椅子の座り心地も最高

死海の映像と波の音の中で10分間のヒーリングタイム。パビリオン1階のカフェカウンターで予約ができ、2500円。争奪戦が予想されるので、スパ目当ての人は朝一番で訪れた方がよいだろう(情報は随時更新中。ヨルダン館のインスタグラムで確認を)。

カフェのコーヒーも話題

出口近くにあるカフェ
photo: Jordan Pavillion

カフェでは、伝統的なアラビアの飲み物とスイーツが楽しめる。ミントティーやバクラヴァといったおなじみのものから、カルダモンが香る「ヨルダンコーヒー」や「デーツシェイク」など、新たな味覚の発見も。デーツシェイクは、ほどよい甘さで、疲れた体への糖分補給にもおすすめだ。デーツは美容にもよいとされているので、さすが美容大国のドリンクという感じでもある。

とにかく人気なので、ゆっくり座ってコーヒーを一杯といかなくても、テイクアウトでぜひ味わってみてほしい。

カルダモン香るヨルダンコーヒー
photo: Jordan Pavillion
デーツシェイク
photo: Jordan Pavillion

コスメから食、アートまで。手土産も充実

カフェでは幅広いお土産が揃(そろ)うのも、人気の理由の一つ。入荷してもすぐに完売するのは、死海のコスメだ。バスソルトや泥パックなら、自宅でヨルダンスパを再現できる。

“発祥の地”のオリーブオイルを手に入れるのもあり。野菜やクラッカー、パンにつけて味わうフムスなどのディップは、ワイン好きな友人へのお土産にも最適。

そして、いちばん話題を呼んでいるのはサンドアートだろう。アーティストによるセミオーダーで、カラフルな砂をボトルに詰めてくれるもの。行列覚悟だが、忘れられない思い出をボトルに一緒に詰めて、持ち帰ってみてはいかがだろうか。

万博を機に注目が集まっているヨルダンは、これからブームになる予感。周囲に先を越される前に、ぜひ自らの目でその魅力の深さに触れてみてほしい。

パッケージもスタイリッシュな死海のコスメ
自宅でも気軽に使える死海の泥パック
オーガニックのオリーブオイルも揃う
フムス

photo: Tomoko Hagimoto text: Rica Ogura

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