庭園のあるパリの美術館6選。アートと緑を満喫できる隠れ家スポット
2025.6.10

llflan / iStock.com
ルノワールやロダンなど、名だたる芸術家にゆかりのある歴史的な空間で、絵画や彫刻を鑑賞し、緑あふれる静かな庭園でひと休み。そんなぜいたくがかなうパリの美術館をご紹介。マリ・クレール インターナショナルのベルギー・フランス語版デジタル記事より、一部編集してお届け。
2025.6.10

llflan / iStock.com
ルノワールやロダンなど、名だたる芸術家にゆかりのある歴史的な空間で、絵画や彫刻を鑑賞し、緑あふれる静かな庭園でひと休み。そんなぜいたくがかなうパリの美術館をご紹介。マリ・クレール インターナショナルのベルギー・フランス語版デジタル記事より、一部編集してお届け。
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文化的なひとときが過ごせる、パリの庭園付き美術館6選
フランスの首都パリを散策して、文化と自然が融合する美術館を訪れてみて。隠れ家のような緑と文化のオアシスを発見し、お天気のいい季節を存分に楽しもう。以下のガイドに従って、アートとグリーンが交わる空間でイマーシブな体験を。
ロマン主義博物館は、オランダの画家アリ・シェフェール(1795〜1858)のかつての邸宅であり、美しい田園風の庭園が特徴だ。樹齢100年以上の木々とバラの茂みが、まるで絵画の世界から抜け出したような風景を演出している。庭園の温室を改装したティーサロン「ローズ・ベーカリー」でのグルメなひとときもお見逃しなく。
ロマン主義博物館(Musée de la Vie Romantique)
16 rue Chaptal, パリ9区
注意:博物館は現在改修工事のため閉館中で、2026年3月に再オープン予定。
3ヘクタールの緑地に囲まれた18世紀のロココ様式の邸宅、ビロン館は、1908年からフランスの彫刻家オーギュスト・ロダン(1840〜1917)の邸宅として利用された後、1919年にロダン美術館となった。ロダンは当時、庭園に自身の彫刻作品を展示していた。現在、この彫刻庭園を散策すると、『考える人』や『地獄の門』、『カレーの市民』などの作品に出会える。
ロダン美術館(Musée Rodin)
77 rue de Varenne, パリ7区
カルティエ財団現代美術の庭園は、緻密に計算されながらも野生的で美しい自然を提供するためにドイツのアーティスト、ローター・バウムガルテン(1944〜2018)によって創り出された。その名も「Theatrum Botanicum(植物園)」は、中世の修道士たちが薬用植物や香草を分類した書籍に由来している。「これから他の木々や低木が増えていく。最終的には、ひとつのアイデアが生活空間へと変わっていく過程を、忍耐と情熱を持って見守ることができるかどうかが鍵となるだろう」とローター・バウムガルテンは説明している。
200種以上の植物や数種の野鳥(カルティエ財団の庭園では生物多様性が大切にされている)に加え、植物学者でアーティストのパトリック・ブランの「ベジタル・ウォール」や造形作家レイモン・アンスの「The Six Yews(6本のイチイの木)」、ベルギー出身映画監督アニエス・ヴァルダ(1928〜2019)の「Nini sur son arber(木に立つニニ)」(ニニは愛猫の名前)や「Cabane du chat(猫の小屋)」など、現代アーティストの作品にも出会える。
カルティエ財団現代美術館(Fondation Cartier pour l’art contmporain)
261 Boulevard Raspail, パリ14区
注意:2025年10月25日、パリ中心にあるパレロワイヤル広場2番地に移転オープン予定。
ブールデル美術館は、2年あまりに及ぶ改修工事を終え、2023年春に再オープンした。フランスの彫刻家アントワーヌ・ブールデル(1861〜1929)が生活し、創作活動を行ったアトリエと庭園を、再び楽しむことができる。ストリートガーデンと室内庭園(さらにイチイの生垣に囲まれた小さな庭園がある)では、このアーティストによる巨大なブロンズ彫刻が花壇と見事に調和している。モンパルナス地区の中心で、夢のようなひとときを過ごせる場所だ。
ブールデル美術館(Musée Bourdelle)
18 rue Antoine Bourdelle, パリ15区
モンマルトル美術館のルノワール庭園は、印象派を代表するフランスの画家オーギュスト・ルノワール(1841〜1919)を記念して名付けられた。彼は1875年から1877年までここで暮らし、『ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会』や『ぶらんこ』といった、彼の最も有名な絵画作品のインスピレーションを得た。サクレ・クール寺院のすぐそばで、パリの中心にありながら、小さな田園地帯が広がっている。併設のルノワールカフェでひと息つくこともできる。
モンマルトル美術館(Musée de Montmartre)
12 rue Cortot, パリ18区
「私の小さな庭の眺めとアトリエの明るい雰囲気は、いつも私に喜びを与えてくれる」と、ロマン主義を代表するフランスの画家ウジェーヌ・ドラクロワ(1798〜1863)は日記に記している。現在のドラクロワ美術館は、この画家自身がかつて暮らし、制作していたアパルトマン兼アトリエに位置している。ウジェーヌ・ドラクロワは、パリ6区の中心にある隠れ家のような庭園の設計に特に力を入れていた。花、芝生、低木が配され、のどかで心癒やされる牧歌的な風景を演出している。
国立ウジェーヌ・ドラクロワ美術館(Musée national Eugène Delacroix)
6 rue de Fürstenberg, パリ6区
※この記事は当初、Marie Claire Franceのウェブサイトに掲載された。
translation & adaptation: Akiko Eguchi
映画を観たらパリを旅したくなる!『グランメゾン・パリ』のロケ地を巡って
久しぶりにノートルダム大聖堂の美しい姿を見た【マリ・クレールデジタル編集長のパリコレ日記】
This article was originally published by Marie Signoret on Marie Claire Belgique
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