「ソフトマレット」に注目! この冬、最もシックなヘアトレンド6選
クロエの2025春夏コレクションのショーに姿を現した英俳優シエナ・ミラー Photo: Jacopo Raule / Getty Images
英国版『マリ・クレール』に寄稿している美容ジャーナリストが自身の髪型を変えるにあたり、この冬のトレンドをリサーチ。ロンドンのトップヘアスタイリストたちが選んだという、6つのおすすめのヘアスタイルを紹介してくれた。マリ・クレール インターナショナルの英国版デジタル記事よりお届け。
英トップヘアスタイリストたちに聞いた、この冬オーダーできる最もシックなヘアスタイル
ソフトマレット(※)ヘアは要チェックだ。
※マレットヘアとはサイドは短く、襟足だけを長くした髪型で、1970~80年代にセレブの間で流行した。
私の髪は今、伸ばしかけの中途半端な状態だが、だんだんイライラし始めており、結果として、また切ってしまいたいという誘惑に駆られている。だから言うまでもなく、チェックすべきこの冬のヘアトレンドに、とても興味がある。長年ボブヘアだったため、今は超ロングヘアに非常に憧れているが、伸びるのを待つのはじれったい。
そこで、最もクールなヘアのエキスパートたちに話をするにあたり、この冬のおすすめヘアスタイルについて尋ねてみたいと思った。ショートヘアは流行っているのか? ロブヘアはどのようにスタイリングすべきか? ロングウェーブはまだ流行(はや)っているのか? 前髪はカーテンバングス(長めの前髪を真ん中で分ける)にしておくべきか、それとも伸ばしておくべきか?など、疑問は尽きない。
ここで、トップスタイリストによる、この冬のヘアトレンド6選を紹介しよう。
1. レーザーボブ
イエス、ボブは今も依然として「旬」である。これはロンドンのヘアスタイリスト全員の総意だ。2024年夏、長かった古い髪型を脱ぎ捨てて、暑い季節を前に新たなスタートを切るかのように、切りっぱなしのショートヘアが急増した。中にはこの選択肢から離れていく人もいるかもしれないが、ボブスタイルで過ごすことを気に入っている人もいる。そしてこの髪型は冬にもぴったりだ。
現在流行っている新しいボブスタイルはいくつかあるが、すべてのヘアスタイルのトレンドと同様に、自分らしさと好みに応じて、本当に何でもありだ!
もし新しいアイデアが必要なら、まずはレーザーボブである。「Aveda(アヴェダ)」のチームはこれからの寒い季節にぴったりな、究極のクールガールスタイルとして、このシャープなスタイルを提案している。「レーザーボブは、クラシックなボブに質感と柔らかさを加えて、新たに考案されたものです」と彼らは言う。「電気カミソリを使うことで、個性的なタッチを加えることができ、それぞれの髪型がユニークで個性あふれるものになります」
2. フレンチガール・バングス
2024年は私が10代の頃以来初めて、前髪をカットすることを考えた年だった。というのも、最近の流行の前髪は、私たちの母親たちが学校の写真撮影の前に無理やり切らせた昔ながらのスタイル(知っての通り)よりもはるかに優れているからだ。
私は前髪が少し傷んできたことで、ついに思い切ってカーテン・バングスにして、スタイリッシュにダメージを隠そうと決心した。髪が顔のラインを優しく縁取り、形を作ってくれるのがとても気に入ったので、すっかりもっといろいろと試してみたい気分になっている。
そこで登場するのがフレンチ・バングスだ。カーテン・バングスのバリエーションのようなものだが、よりボリューム感がある。「このトレンドは、眉毛のすぐ上にくる、無造作で少し細い束感を出した前髪です」と、ロンドンのヘアサロン、Blue Tit Portobello(ブルー・ティット・ポートベロー)のスタイリスト、Don Kurland(ドン・カーランド)氏は説明する。「ミディアムレングスのヘアと組み合わせることが多く、シックでエフォートレスな雰囲気なので、パリ風のスタイルを取り入れたい人にはぴったりです」
3.ビクシー
さて正直に言うと、私はシャープなボブよりもさらに短くカットしたヘアスタイルは自分では決してできないくらい、自信がない。私には似合うかどうかわからないが、正直なところ、ピクシーカット(ベリーショート)やそれに似た髪型の人を見かけるたびに、本物の女神のように見えると思う。超ショートにしようかと考えているけれど、ピクシーカットにはまだ抵抗があるかもしれないという方に、「ビクシー」をご紹介しよう。
「ボウルカット(マッシュルームカット)とピクシーをブレンドしたビクシーカットが、堂々と復活しました」と「アヴェダ」チームは宣言している。「90年代に人気を博したこの髪型は、洗練されたディテールと構造を組み合わせ、自信と生意気さを象徴しています。ビクシーカットは汎用性が高く、さまざまなスタイリングが可能なので、際立ったトレンドとなっているのです」
4. ソフトなレイヤーボブ
レーザーボブは少し短すぎるし、シャープすぎると思うなら、選択肢は他にもある。私は、レイヤーが入ったソフトな雰囲気の、少し長めのスタイルが大好きだ。先述のカーランド氏によると、これはとても「今風」だそう。
「ボブは依然として人気のスタイルですが、ひとひねり加えています」と彼は語り始める。「2024年冬は、動きと質感をプラスした、よりソフトでレイヤー多めのスタイルに注目しています。このボブはどんな顔の形にも合わせやすく、なめらかにまとめることも、くしゃくしゃにしてよりカジュアルな雰囲気を出すこともできます」
5. 70年代風レングス
フランス風のカーテン・バングスにぴったりのスタイルは? もちろんロングヘア、70年代風のレングスだ。短くてシャープなレイザーボブから、ソフトで長めの毛束まで、これは毛先を痛めたくない人におすすめの髪型だ。
「ロングヘアは今まさに旬のスタイルです。70年代と90年代の最高の要素が融合しています」とロンドンのヘアサロン、Hershesons Belgravia(ハーシェソンズ・ベルグレービア)のNata Bumford(ナタ・バンフォード)氏は語る。「70年代の前髪、顔の輪郭を際立たせるあらゆる長さの前髪、そして90年代のボーホーかつグランジ風の、エフォートレスなレイヤーヘアを想像してみてください。まったく新鮮でロマンティックな雰囲気が漂う、ノスタルジーとエッジの融合です」
バンフォード氏は、デイジー・エドガー・ジョーンズ、アリソン・トビー、スキ・ウォーターハウス、マーラ・ラフォンタン、フローレンス・ウェルチ、そしてシエナ・ミラーを究極のインスピレーション源として見ている。
6.ソフトマレット
ジョージア出身のモデル、マチルダ・グヴァリアーニのこの写真を見て、マレットヘアを試してみようと思ったのは初めてかもしれない。エッジを利かせながら、柔らかさと女性らしさもあるところが気に入っている。
最近このスタイルを好んで取り入れているのはマチルダだけではない。マイリー・サイラスやクリステン・スチュワートがこのスタイルをどのように取り入れているかを見てほしいとバンフォード氏は言う。彼女はクロエの2025年春夏ランウェイショーが、このよりソフトで優しいマレットヘアスタイルの復活に貢献したと評価している。
「ショートヘアが正式に復活しました。そして今回はいたるところで見られます」と彼女は言い、このスタイルは「短くて質感のあるレイヤーが顔の輪郭を縁取り、後ろは長めのレングスとミックスされ、リラックス感がありながらもエッジの利いた雰囲気」が特徴だと説明している。
※( )内編集部注
translation & adaptation: Akiko Eguchi
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