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メゾンを支える創業家の眼差し時代を超えて飛躍を続ける「フェラガモ」

イタリアのラグジュアリーブランド「フェラガモ」で会長を務めるレオナルド・フェラガモが来日した。創業者である父親とともに歩み、今ではメゾンを牽引する存在となった彼が「フェラガモ」の今、そして未来を語る。

イタリア・フィレンツェで1927年に誕生したラグジュアリーファッションブランド「フェラガモ」。現在、その会長を務めるのは、創業者、サルヴァトーレ・フェラガモの息子であるレオナルド・フェラガモだ。日本市場にとても愛着があると話す彼が久しぶりに来日し、インタビューに答えてくれた。

「『フェラガモ』が日本に上陸して60年以上が経ちました。長年、日本でのビジネスを見守ってきた私にとって、この国はとても特別で、アジア市場の中心的な存在。私は、今でも訪れる度に文化やスタイルに刺激を受けます」

家族だからこそ価値観を共有できる

創立から100年近い歴史を持つ数少ない同族企業として成功を収めている「フェラガモ」。靴作りに真摯(しんし)に取り組む父親、サルヴァトーレの背中を見て育ったレオナルドは、「家族だからこそ、父が重んじた価値観を共有できるし、そこから逸脱しないようにコントロールもしやすい。今では家族も増え、希望者皆ではなく、適性があるものだけが働くようになっています」と語る。

サルヴァトーレが厳格に守ってきたエレガンス、履き心地の快適さを含む機能性、さらに品質という3つの要素は今でもメゾンを支える屋台骨だ。「エレガンスと機能性は対立関係にある要素ですが、その緊密なバランスこそが『フェラガモ』の靴の核ですし、すべての均衡を保つことに私たちは一切の妥協を許さない。お客様が履いてみたいと思うもの、さらに耐久性に優れているベストな靴を“適正な価格”で提供することにとても注力しています」

職人たちはメゾンの宝

その「フェラガモ」のクリエイションを支えているのが、メゾンの誇るクラフトマンシップだ。「“手仕事を存分に発揮した靴といえばイタリア”という常識を世界に広めたのは父だという自負がある。彼はイタリアの伝統的なクラフトマンシップのパイオニアでした。今でも職人たちはメゾンの宝。幸運なことに我々の自社工房には、若い世代も多くいます。彼らはとても意欲的で熟練の職人から仕事を学びたい、技を受け継ぎたいと切磋琢磨している。若い職人の育成も我々に課せられた重要なミッションだと考えています」

ブランドを発展へと導く新たな存在

「フェラガモ」は2022年、ブランドの新たなクリエイティブ・ディレクターに、当時弱冠26歳の若手デザイナー、マクシミリアン・デイヴィスを抜擢。伝統と革新を融合させたコレクションで高い評価を得ている。2026年春夏コレクションでは、メゾンが設立された1920年代に着目。「フェラガモ」のアーカイブに加え、彼の視点で捉えた多様な要素を調和させたスタイルを披露した。

「彼の美的感覚、エレガンスに対する感性は非常に優れている。とても勉強家で、我々のDNAを新鮮なクリエイションへと昇華してくれて、それはメゾンが今後も発展していく強い推進力になります。さらにそれらがうまく循環していくことで、我々の長い歴史、伝統とヘリテージに裏打ちされた強固な未来へと続いていく。マクシミリアンが描くビジョンは、『フェラガモ』の未来へのロードマップでもあるのです」


マクシミリアン・デイヴィスが手がけた「フェラガモ」の2026年春夏コレクション。メゾンが設立された1920年代に回帰しながら、彼ならではの研ぎ澄まされた感性でモダンに再解釈したルックを発表。「フェラガモ」の“今”を鮮やかに描き出す。

フェラガモ
フェラガモ
フェラガモ

【フェラガモ】銀座本店1階がGINZA GILC NIGHT 2025に合わせてリフレッシュオープン
家族が紡いできたエレガンスの系譜。「フェラガモ」、時を超えるアイコン・シューズ

お問い合わせ先

フェラガモ・ジャパン tel: 0120-202-170

関連情報

Profile

Leonardo Ferragamo/レオナルド・フェラガモ サルヴァトーレ・フェラガモ 会長

サルヴァトーレ&ワンダ・フェラガモ夫妻の第五子として生まれる。ローザンヌのIMEDEとコロンビア大学で経営と財務を学び、20歳でサルヴァトーレ・フェラガモ社に入社。メンズシューズ事業とメンズ部門を立ち上げ、後に欧州・アジア部門CEOとしてブランドの国際展開を主導。現在はサルヴァトーレ・フェラガモ社の会長を始め、フェラガモ家の持株会社のCEOや会長を務める。また、文化支援にも積極的に取り組んでいる。

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