銀座「カフェ ディオール by アンヌ=ソフィー・ピック ギンザ」で体験する、“香りと奥行き”の美食世界
東京・銀座の「ハウス オブ ディオール ギンザ」4階にある「カフェ ディオール バイ アンヌ=ソフィー・ピック ギンザ」。ミシュラン三つ星を女性として世界で最も多く獲得した世界屈指の料理人であるアンヌ=ソフィー・ピックが考案したスイーツやセイボリーを堪能できる、フランス流カフェだ。ディオールの歴史と美学を体現した定番メニューから2025年冬の季節限定メニューまで、目にも舌にも心地よい至極の美食世界をご案内。
時空を超えた二人の天才の対話
カフェ ディオール バイ アンヌ=ソフィー・ピック ギンザ店内
「カフェ ディオール バイ アンヌ=ソフィー・ピック ギンザ」は2024年12月にオープン。銀座は関西国際空港第1ターミナル内にオープンした1号店に続く店舗で、ここではスイーツはもちろん、細部まで手の込んだセイボリーも楽しむことができる。
アンヌ=ソフィー・ピック
美食の街として知られるフランス・リヨンから少し北にある都市、ヴァランスにあるレストラン「メゾン・ピック」の3代目オーナーでもあるアンヌ=ソフィー・ピック。彼女が手がける料理は一皿一皿に美学が込められており、口に入れた瞬間から喉を通ったその後まで、まるで香水のように、香りや食感の変化まで緻密に計算して作られている。
現代の最高峰の料理人であるアンヌ=ソフィー・ピックが、ディオールが刻んできた歴史の中にちりばめられた様々なコードと向き合ったことで完成した料理の数々。ここでしか味わえない美食を通して、時空を超えた二人の天才の対話を体験することができる。
香りの重なりを楽しむセイボリー
セイボリーの中でも人気の高い定番メニューは「ル ニュールック」。1947年にムッシュ ディオールが発表した象徴的なルックにインスパイアされたフォアグラのタルトだ。ベースとなるのはアンヌ=ソフィー・ピックが日本に訪れた際に見つけたという“健組そば”を用いた軽やかなタルトレット。ふんわりとムース状に仕上げたフォアグラを、まるでモンブランのように仕立てている。中には自然な甘さが心地よい貴腐ワイン(ソーテルヌ)ゼリーを忍ばせて。
ル ニュールック 3個 3,300円(税込)
季節の素材を使用したポタージュ「ル カナージュ」もオープン以来人気のメニューのひとつ。冬はセリ科の野菜であるパースニップを使用した白いポタージュにアップデート。メゾンのコードのひとつである「カナージュ」は、24か月熟成させたコンテチーズのチュイールで表現している。
ル カナージュ 3,500円(税込)
フランス語で“ひまわり”を意味する「ラ フルール ド トルヌソル」は、幅がきれいに揃えられた細切りのにんじんを甘酸っぱいヨーグルトのソースでいただく冬季限定サラダ。香りの違う2種類のにんじんを酢ではなくにんじんジュースでマリネすることで、フレッシュな香りの重奏を楽しむことができる。
ラ フルール ド トルヌソル 3,500円(税込)
2025年12月中旬から登場予定の「ル プリッセ」は、オートクチュールのプリーツから着想を得たマッシュルームパイ。パイ生地はサクサクとしたクロワッサン生地で作られており、中には4種類のキノコのソテーとピューレがたっぷりと入っている。ほんのりと生姜の効いたソースをかければ、こくのあるキノコの風味にすっきりとしたスパイスの風が吹く(「ル カナージュ」と「ル プリッセ」には、カンパーニュ、コーヒーとトンカビーンズが豊かに香るバター、ブーケサラダがセットになっている)。
ル プリッセ 6,500円(税込)
スイーツは“食べる芸術品”
フォークを入れるのがためらわれるほど美しいスイーツの数々にも注目。ムッシュが幼少期を過ごした港町グランヴィルや、メゾンを象徴する柄のひとつである千鳥格子のエッセンスを巧みに入れ込んだ、まるで芸術品のようなスイーツが並ぶ。
ラ ローズ ア ラ フランボワーズ 4,500円(税込)
「ラ ローズ ア ラ フランボワーズ」は、ムッシュ、そして アンヌ=ソフィー・ピックも愛してやまないというバラをメインにしたタルト。口に入れた瞬間、ふんわりと鼻腔に抜ける華やかなバラの香りに酔いしれる一品。ローズムースの上にはローズの食用香水、そしてフリーズドライしたローズを細かく粉砕したパウダーをふりかけている。冬はフランボワーズのオランジュのコンフィを中に仕込んでいる。
ロヴァール 4,000円(税込)
「カナージュ」柄をまとったチョコレートケーキ「ロヴァール」は、気品を感じる濃厚な甘さが特徴。中に入れたマダガスカル産のチョコレートムースや横に添えたクレームアングレーズにもアールグレイの風味をまとわせることで、カカオと茶葉の奥行きのある香りを楽しむことができる。
今しか味わえない魅惑のメニューも多数。「カフェ ディオール by アンヌ=ソフィー・ピック ギンザ」で、メゾンの歴史と革新的な料理が交差する唯一無二の瞬間を味わって。
text: Azu Satoh
ミシュランシェフが監修 クリエイティブな料理を提供する「JWマリオット」のカウンター割烹「咲/Saki」
【仏ミシュラン二つ星シェフの新店フレンチ】博多から世界へ発信する「時間を味わう料理」