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ジョージ・クルーニー、ヴィクトリア・ベッカムら、世界中からスターが集まるパリの老舗レストランとは?

Franck Legros / iStock.com

マドンナやレディ・ガガら音楽界のトップスターから、ケンダル・ジェンナーやベラ・ハディッドら今をときめくスーパーモデルまで、豪華セレブが集うパリの老舗レストラン。映画『ミッドナイト・イン・パリ』(2011年)のロケ地にもなり、あのジェーン・バーキンとセルジュ・ゲンズブールのデート場所だったともいわれる伝説のスポットを紹介する。マリ・クレール インターナショナルのフランス版デジタル記事よりお届け。

レディー・ガガ、ニコール・キッドマン、ベラ・ハディッドら、あらゆるスターたちが集まるパリのレストラン

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世紀をまたいで、パリの歴史の浮き沈みを経験してきたラペルーズは、いまだに一般の人々にとっては謎めいたレストランだ。この特別な場所にはどんな秘密があるのだろうか? そして、なぜ名だたる顧客たちがこぞってそのテーブルに集まるのだろうか?

現代の音楽スターから、英政治家チャーチル、仏文豪ヴィクトル・ユーゴー、仏小説家マルセル・プルーストといった歴史上の偉人まで、ラペルーズはその顧客層も国際的な評判も、引け目を感じることは決してない。パリのグルメシーンにおいて欠かせない存在であるグラン・ゾーギュスタン河岸(セーヌ川左岸沿い)のこのレストランには、多くの富裕層が足を運んでいる。

パリの美食界の伝説的なスポットの歴史

この地の名声は、ルイ14世の治世下のアンシャン・レジーム(旧体制)にまでさかのぼる。もともとはパリ6区のグラン・オーギュスタン河岸51番地にある私邸で、1766年から1789年のバスティーユ襲撃まで、ヴェルサイユ宮殿に最高級のワインやヴィンテージワインを供給する役割を担っていた国王御用達のレモネード製造業者が住んでいた。

1866年、この場所は新たなオーナーであるジュール・ラペルーズの名を冠するようになった。その後、当時の芸術家たちだけでなく、権力者たちの集いの場となり、仏小説家モーパッサン、仏政治家クレマンソー、仏小説家ゾラ、ドイツ出身音楽家オッフェンバックなどが常連客だった。

セーヌ川の洪水、戦争、民衆の反乱を乗り越え、ラペルーズは今も変わらず人気を誇っている。この場所は、顧客に親密さと秘密の空間を提供し、しばしスポットライトから逃れたい人にとって魅力的な環境となっている。国際的な名声にもかかわらず、その存在は控えめであり、世界ツアーでパリを訪れたレディー・ガガも、他の多くの音楽や映画スター、さらにはファッション界のスターたちと同様に、この場所を訪れた。このレストランのインスタグラムアカウントには、仏ファッションデザイナーのオリヴィエ・ルスタン、英ファッションデザイナーのヴィクトリア・ベッカム、米モデルのベラ・ハディッド、イタリア出身俳優モニカ・ベルッチ、仏俳優レア・セドゥなどの写真が投稿されている。

伝説と料理が一つになった場所

ラペルーズの顧客は、この店の評判と同じくらい神秘的な雰囲気の中で迎えられる。

個室になっているので、この店を訪れる人々は人目や周囲の雑音を気にすることなく、会話を交わし、メニューを楽しめるのだ。各ラウンジには名前が付けられている。最も有名なのは、恋人たちが利用するとされる「カロリーヌ・オッテロ(スペイン出身の踊り子で、ベルエポック時代の社交界の花形)」だ。その他、「アストロラーベ(昔の天体観測器具)」や「ラ・ブソル(羅針盤の意味)」といった元老院(上院)議員たちが利用するとされる個室もあった。それらも伝説に包まれており、かつてレストランから元老院へと通じる通路があったと言われている。

当然のことながら、料理もそのような顧客にふさわしいものだ。この店では、グルヌイユ(カエルの脚)やエスカルゴなどのフランス料理だけでなく、例えば有名な舌平目やビーフ・ウェリントン(フィレ肉をパイ生地で包んだ英発祥料理)などの魚や肉料理も味わうことができる。

※(   )内編集部注

translation & adaptation: Akiko Eguchi

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