大阪万博へ行かずとも食べられる! 人気の「イタリア館」のレストランメニュー
「EXPO 2025 大阪・関西万博」のなかでも、会期中10月までの予約枠がすべて埋まっているという人気のパビリオン「イタリア館」。万博来場者の200人に1人が訪れているという屋上のレストランでは、週替わりで登場する、“イタリア18州の多彩な郷土料理”が評判を集めている。運営元の「イータリー」は、8月31日(日)までの期間限定で、万博で提供中のイタリア各州のパスタや前菜を、都内4店、神奈川・藤沢1店を合わせた全5店舗で提供する。イタリアを巡るように味わう、それぞれの州のパスタや、人気の前菜とは!?
大阪・関西万博の人気パビリオン「イタリア館」のレストランメニューとは?
「EXPO 2025 大阪・関西万博」のイタリア館
6月29日、開幕から78日目にして来場者数が1,000万人を超えた、「EXPO 2025 大阪・関西万博」(以下、万博)。なかでも、会期中10月までの予約枠がすべて埋まっているという人気のパビリオンが、イタリア館だ。
日本初公開となる古代ローマ時代の彫刻「ファルネーゼのアトラス」や、カラヴァッジョの「キリストの埋葬」など、貴重な美術品が多数展示されるイタリア館で、さらに来場者を引きつけているのが、イタリアの美食文化を本格的に体験できる、屋上のレストラン。
「イタリア館」の屋上庭園を一望できるレストラン。運営するのは、本場のイタリア料理を伝え、生産から販売、ケータリングまで一貫して行う「イータリー」
「イータリー」が運営するレストランでは、“イタリア18州の多彩な郷土料理”が週替わりで食べられるとあって、2025年6月末時点で、約5万人のゲストへ、累計約12万6,000食の料理を提供。この「約5万人」というデータは、来場者数の0.5%、すなわち、万博来場者の200人に1人がこのレストランを訪れたことになり、その盛況ぶりがうかがわれる。
15カ国に50以上のショップを展開し、2008年の日本上陸後は東京4店舗、藤沢1店舗の計5店舗を構え、メイド・イン・イタリーのシンボルとも言える「イータリー」。写真は「イータリー銀座店」
とはいえ、万博に足を運び、さらに予約なしでは平均4時間待ちとも聞くイタリア館を訪れるのは、至難の業。そこで「イータリー」では、8月31日(日)までの期間限定で、この万博メニューの中から選りすぐりの5つの州のパスタ料理や、人気の前菜「パターテ クロッカンテ」を、全店舗で提供するキャンペーン「Taste of Italy – パスタで旅する、万博からの贈り物」を開催中だ。
万博に行かずとも食べられる、5つの州を代表するパスタ
カンパニア州「ソレント風ニョッキ」
夏に向け、“バカンス、海、南イタリア”をテーマにピックアップしたのは、ヴェネト州、アブルッツォ州、プーリア州、カンパニア州、ラツィオ州。
北側のヴェネト州から、ブーツ形のイタリアをぐるりと周遊するように、それぞれの州を代表する5つのパスタを紹介していこう。
まずは、ヴェネト州の「イカスミのスパゲッティ」。水の都ヴェネツィアの名物料理でもあり、真っ黒なイカスミを絡めたパスタは、柔らかなイカと味わい深いソースが、白ワインと相性抜群。
ヴェネト州の「イカスミのスパゲッティ」1,980円。墨色のインパクトから、日本では比較的認知度の高いパスタだが、イタリアでは意外にもヴェネト州(特にヴェネツィア)以外で出しているお店は少ないそうで、ご当地パスタ的な立ち位置だそう
時計回りに南下して、なかなか観光で訪れることのないアブルッツォ州の「ミートボール入りスパゲッティ」。日本では映画『ルパン三世 カリオストロの城』で認知度をあげたパスタで、トマトソースに一口大のミートボールを加えたボリューム満点の一皿。イタリア人にとって“マンマの味”とも言うべきクラシカルなミートボールを、シンプルながらコクのあるトマトソースでいただく。
アブルッツォ州の「ミートボール入りスパゲッティ」2,380円
お次は、イタリアの“かかと”に位置するプーリア州の「オレッキエッテ イエローダッテリーノとストラッチャテッラソース」。イタリア原産のミニトマト、イエローダッテリーノのソースであえたオレッキエッテに、砕いたモッツァレラと生クリームを合わせたストラッチャテッラをトッピングし、夏らしい味わいに仕上げている。イタリア語で“小さな耳”を意味するオレッキエッテは、小さなくぼみにトロッとしたソースがたっぷり絡まるため、食感の妙もたのしみたい。
プーリア州「オレッキエッテ イエローダッテリーノとストラッチャテッラソース」1,980円。最後に砕いたタラッリを振りかけた南イタリアらしい一皿
ナポリを擁するカンパニア州からは、「ソレント風ニョッキ」。濃厚な甘さのダッテリーノトマトのソースと、じゃがいも由来のモチモチ食感のニョッキが絶妙に合わさる一皿。溶け頃のモッツァレラチーズとトマト、バジルでイタリアの風を感じてほしい。
カンパニア州「ソレント風ニョッキ」。※銀座店はイタリアン・グリル・レストラン「LA GRIGLIA」での提供。1,980円
パスタの最後は、イタリアの首都ローマが位置するラツィオ州から、「リガトーニ・アッラ・カルボナーラ」。イタリアの各家庭で作られるカルボナーラは、発祥地とされるローマでは「生クリームを入れるのは邪道」、「バターは使わない」などのルールもあり、ときに情熱的なディスカッションから論争が起きるほど、偉大なパスタ。通常、日本の「イータリー」ではスパゲッティで使用しているが、今回は万博メニューに合わせて、本場ローマ風のリガトーニで提供している。濃厚なソースも歯切れの良いリガトーニで、飽きのこない味わいだ。
ラツィオ州「リガトーニ・アッラ・カルボナーラ」1,880円
また、これらのパスタ以外に、特筆すべきは、「パターテ・クロッカンテ」。蒸した後にひと晩寝かせることにより、うまみが凝縮されたじゃがいもをカリカリに香ばしく揚げた、「イータリー」オリジナルの前菜。特製のアンチョヴィ入り地中海風ソースでいただけば、手が止まらなくなるおいしさだ。
「パターテ・クロッカンテ」1,100円。2021年にイタリアのイータリーで開発されたオリジナルメニュー
今回のイータリーのおいしい試み「Taste of Italy – パスタで旅する、万博からの贈り物」。5つの州の郷土パスタや本格的な前菜で、イタリアを周遊してみるのはいかがだろう。
text: Aki Fujii
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