歴史あるミラノブランドを現代へと紡ぐ「ミラ ショーン バイ チカ キサダ」に注目
2024.10.31

精密なカッティングが生み出す洗練されたライン、装飾を抑えたシンプルなエレガンス。イタリアで生まれたブランド「ミラ ショーン」の哲学を日本人デザイナー、幾左田千佳氏が現代に甦らせた新ライン「ミラ ショーン バイ チカ キサダ」にフォーカス。「女性が手がける女性のための服」について、語ってもらった。
2024.10.31

精密なカッティングが生み出す洗練されたライン、装飾を抑えたシンプルなエレガンス。イタリアで生まれたブランド「ミラ ショーン」の哲学を日本人デザイナー、幾左田千佳氏が現代に甦らせた新ライン「ミラ ショーン バイ チカ キサダ」にフォーカス。「女性が手がける女性のための服」について、語ってもらった。

イタリア・ミラノで1958年にブランドを立ち上げた女性、ミラ・ショーンは、強い信念と鋭い審美眼でモード界の荒波を乗り越えてきた。ミニマルなデザインと洗練されたライン、そしてぜいたくな素材に多彩な色使い……。名門貴族出身の彼女ならではのこだわりが詰まった服は、時を超え、多くの女性たちに支持されている。
そんな「ミラ・ショーン」から2023年に、幾左田千佳がクリエイティブ ディレクターを務める新ライン「ミラ ショーン バイ チカ キサダ」が登場。豊富なアーカイブを着想源に、幾左田の新たな解釈で現代にアップデートされたデザインが特徴だ。
「私はミラのように時代を切り開く女性に憧れがある。女性が女性のために作る服ということも強みです」
バレリーナだった幾左田はミラと同じく、別のフィールドからファッション界に飛び込んだ過去を持つ。
「女性の体の動きに向き合った服作りは得意です。服の見た目の美しさはもちろん、実際に身につけて動いたときに、着心地も良く、さらにより輝ける服を作りたい。エレガントでカッコよく、スマート。そしてミステリアスな部分も持ち合わせた女性はいつの時代も素敵です。『ミラ・ショーン』のアーカイブを見ていると、そんな女性たちに似合う、強さと儚さが拮抗し、溶け合っているデザインが目を引きます」
そう話す彼女が今秋冬のコレクションでこだわったのがフォルム。前衛的過ぎず、女性の体を優しく包み込む、丸みのあるエレガントなシルエットを追求した。



「とくにミラが頻繁に作っていたサファリジャケットやトレンチコートに、私自身がこだわっているテイラードの要素を取り入れてみました。リラックス感がありながらも自由と自信を与えてくれ、女性たちの日々に寄り添ってくれるアイテムになってほしい」
常にミラの軌跡をたどりながら物作りをしていると語る幾左田。「素材の選び方や縫製など、さまざまな部分にミラの強い信念を感じます。そこには働く女性たちを後押しする想いが込められているし、私もそれを継承していきたいですね」



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©︎marie claire/text: Tomoko Kawakami
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