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パリ五輪の開会式の衣装を見た!【マリ・クレールデジタル編集長のパリコレ日記】

2025年春夏パリコレクションが9月23日からスタートしました。10月1日までの期間中、パリ市内のあちこちで開催されるファッションショーやプレゼンテーション、イベントなどを見て回ります。ファッションのことだけでなく、街で見かけた気になること、パリらしいものなどをお伝えします。今回はDAY 3。

伝統×職人の技×イノベーションの「デルヴォー」

デルヴォー

ベルギーのバッグブランド「デルヴォー」の展示会はアーティスティックで、毎回、どんな表現をするのか、楽しみです。今回は5つのテーマのストーリーに沿って、展示が行われました。ブリュッセルの本社にあるミュージアムから持ってきた過去の名品の数々から、アメリカのE Inkとパートナーシップを組み、バッグの中にある小さなスイッチを押すと、編んだバッグの色が変わるという未来につながるという試みも披露。1829年創業の企業ならではの歴史と文化、そしてそれを進化させるイノベーションが凝縮されていました。

写真撮影はNG 「ザ・ロウ」

「クワイエット・ラグジュアリー」の代名詞ともなったブランド「ザ・ロウ」の招待状は手書きの美しいもの。招待状はメールが主流となっている中で、こうしたものが届くのはうれしいものです。


ショー会場に入ると、それぞれの席には整然とノートと鉛筆が置かれていました。どこのファッションショーでも動画を撮影するのは当たり前となっていますが、このブランドでは撮影はNGです。鉛筆とノートは「コレクションの内容を書くのにお使いください」とのこと。薄紙のカバーがついたノートはよく見ると、TRの刻印がある特別製で、Made in Japanでした。この写真も会場内ではなく、ホテルで撮影しています。

服はもちろんすべて最高級の素材を使っており、何気ないTシャツも肌触りがめちゃくちゃ良さそうです。写真をアップしても、その肌触りは伝わりません。

ディオールのDNAが凝縮した「ギャラリー・ディオール」

ギャラリー ディオール

アベニュー・モンテーニュのディオールの本店の隣に、「ギャラリー・ディオール」があります。2022年に完成したそうで、既に100万人が訪れたとか。本格的なディオールの美術館です。

これまでの歴代のデザイナーが手がけた服の数々、創業者であるクリスチャン・ディオールの功績、これまでディオールの服が表紙を飾った雑誌など、数にも内容にも圧倒され、「ディオールはこんなに資料を保存していたのか」と驚くほどです。

今、この美術館で見られるのがパリ五輪の開会式で、レディー・ガガやセリーヌ・ディオン、アヤ・ナカムラが着用した衣装です。間近で見ると、「こんなに手が込んでいたのか」と驚かされるものです。パリに来たら、訪ねたい場所です。

ドリスのDNAは受け継がれ 「ドリス・ヴァン・ノッテン」

GORUNWAY

前シーズンで創業デザイナーであるドリス・ヴァン・ノッテンが引退したブランドが、どんな風になるのか、注目を集めていました。

独特の色や柄、プリントの組み合わせ、そしてスタイルは健在なり。手がけたのはデザインチームだそうですが、DNAはしっかり受け継がれているように見えました。最後には、デザインチームが登場。ドリス・ヴァン・ノッテン自身も実は客席に座っていたのだとか。温かく、しかもちょっとドキドキしながら見守っていたのでしょう。

text: 宮智 泉(マリ・クレールデジタル編集長)

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