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「冨永愛の伝統to未来」BS日テレで放送 伝統と革新が融合した備前焼に挑戦

モデルの冨永愛さんが全国各地を訪ね、その土地に根付く伝統文化や伝統工芸とその未来を紹介するテレビ番組「冨永愛の伝統to未来」(BS日テレで毎週水曜日22時から放送中)。工芸など日本の伝統文化を深く愛好している冨永さんが、毎回その魅力を生き生きと伝えている。9月25日放送のロケ地は「備前焼」の産地として知られる岡山県備前市。

備前焼は、古来から続く代表的な6つの窯(越前・瀬戸・常滑・信楽・丹波・備前)である六古窯(ろっこよう)の中で最も古い歴史を持ち、そのルーツは古墳時代までさかのぼる。渡来人によって伝えられた青灰色の陶質土器である須恵器(すえき)が変化して誕生したといわれ、約1500年にわたりその技法が受け継がれてきた。

冨永愛の伝統to未来

そんな歴史ある備前焼だが、近年は新進気鋭の若手作家たちが伝統と革新を融合させた魅力的な作品を次々と生み出し、今年は「フォーリサローネ・ミラノデザインウィーク」に初出展するなど、世界にもその魅力を発信している。今回、冨永さんは備前焼の未来を担う若手作家3人と対面。1500年受け継がれてきた備前焼の伝統と進むべき未来について大いに語り合った。

冨永愛の伝統to未来

対面した作家の一人が、石田和也さん。約10年にわたる開発と研究によって「螺法(らほう)」というオリジナルの技法を編み出し、海外からも注目される若手作家だ。「螺法」とはどんな技法なのか? 冨永さんは石田さんの工房を訪ね、その技を見せてもらった。

冨永愛の伝統to未来 石田和也

ろくろである程度成形した粘土に石田さんが手を加えると、みるみる表面にらせん状の模様が浮かび上がる。ろくろの遠心力を利用して「ねじれ」を生み、独特ならせん模様を作り出す。これが石田さんが編み出した「螺法」だ。趣味でブレイクダンスをやっているという石田さん。ダンスの感覚と備前焼の伝統的な技法を融合することで「螺法」の発想が生まれたという。

冨永愛の伝統to未来

そして今回、冨永さんも「螺法」に挑戦して作品を作ることに。今まで全国各地を訪れては、その土地の焼き物作りを体験してきたが、初挑戦の「螺法」で、どんな作品に仕上げるのか。

次に訪れたのが、世界各地で個展を開く若手作家・森大雅さんのギャラリー。「旅する陶芸家でありたい」という森さんは、趣味の旅を通して備前焼のあり方を見直し、常に新しい作風を考えているという。そんな森さんのギャラリーには斬新な作品が並ぶ。中でも海外で人気を博しているのが、「擬音」を備前焼で表現するという作品。例えば「イガイガドン」という擬音からイメージを膨らませ、そのイメージのままに作品を作り上げていく。

冨永愛の伝統to未来 森大雅

森さんの工房で、急きょ冨永さんも擬音の作品を作ることに。選んだ擬音は「うひょ~」。森さんと一緒に「うひょ~」をイメージした羽根のようなパーツを土台に貼りつけていく。はたしてどんな作品に仕上がるのか、焼き上がりは11月頃になる予定。

そして冨永さんが対面したもう一人の若手作家が、伊勢崎晃一朗さん。人間国宝の備前焼作家・伊勢崎淳さんの長男として生まれた晃一朗さんは、陶芸界でその年最も優れた作家に贈られる日本陶芸協会賞を2022年に受賞。岡山県勢では実に20年ぶりの快挙だった。

冨永愛の伝統to未来 伊勢崎晃一朗

そんな3人の若手作家が一堂に会し、冨永さんと備前焼作家のあるある話から備前焼の進むべき未来まで大いに語り合った。

今回訪れた「備前焼編」は、9月25日(水)、10月2日(水)の2週にわたって放送。

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