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教会の隅にたたずむパリの小さなブティック「ブリジット タナカ」へ

「BRIGITTE TANAKA(ブリジット タナカ)」はフランス人と日本人の女性デザイナーのデュオによるコンセプトショップ。日本とフランス、アンティークとコンテンポラリーを融合した遊び心のあるアイテムをジャンルにとらわれずクリエーションし続け、世界中で人気を博している。デザイナーの一人、田中千恵子にショップを案内してもらいながら、ブランドについての話を聞いた。

意外な場所にひっそり。宝箱のようなショップ

17世紀に建設され、歴史的建造物に指定されているサンロック教会。別名“芸術家の教会”とも呼ばれ、フランスの革命家ロベスピエールや、イヴ・サンローラン、ジェーン・バーキンが葬儀をあげたことでも知られる。「ブリジット タナカ」は、その片隅にひっそりとたたずんでいる。壁の一部が、サンロック教会にぴったりとくっついている秘密基地のような小さなショップで、フランス人デザイナーのBrigitte GIRAUDIと、日本人デザイナーの田中千恵子が共同経営している。

「教会の創設から何世紀という時を経て、時代ごとのオーナーがそれぞれアレンジを加えながら、この場所を継承してきました。その昔、ナポレオン3世が訪れたり、理髪店だった時代には、フランス革命期の政治家、ロベスピエールが散髪に訪れていた場所なんですよ。2017年、自分たちのお店にするにあたり、教会の壁のみを残してインテリアはすべて改装しました。教会からインスパイアされたステンドグラスは職人にオーダーしたもので、フロアの一部の床材をガラスにするなど、しつらえにもこだわって『ブリジット タナカ』の世界観を凝縮した空間にしました」

遊び心と詩的なセンスで、あらゆるものに新しい命を吹き込む

立地も、内装も、ラインアップも、すべてがユニークなこのショップ。二人は日常にあふれるものを遊び心を持って解釈し、その物語をデザインに落とし込んでいるのだという。

「二人でアイディアを出し合って生まれた作品もあれば、担当を分けて個々でデザインに向き合うこともあります。現在、ブリジットは生まれ育ったモナコに暮らしているのでお店にはいないのですが、変わらずオリジナルアイテムは二人で手掛けています」

BRIGITTE TANAKA公式サイト
https://brigittetanaka.com/ja

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