「ホテル ラネージュ」と白馬村で体験する、リュクスなウィンターバカンス
世界有数のパウダースノーを誇る広大なゲレンデを有し、特にスノーシーズンは世界中から観光客が訪れる長野県白馬村。海外に行かずとも海外旅行気分を味わえる特別な場所で体験する、冬のラグジュアリー・バカンスの魅力をご紹介。
世界有数のパウダースノーを誇る広大なゲレンデを有し、特にスノーシーズンは世界中から観光客が訪れる長野県白馬村。海外に行かずとも海外旅行気分を味わえる特別な場所で体験する、冬のラグジュアリー・バカンスの魅力をご紹介。
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北アルプスの麓にある白馬村は1960年代以降のスキーブームで一躍人気観光地となり、1998年の長野オリンピックで国際的な知名度を獲得した。ここ数年、スノーシーズンに雪を求めに訪れるのはオーストラリアをはじめとした外国人観光客が多い。白馬村一帯に差し掛かると、まるで海外に足を踏み入れたよう。昭和レトロな昔ながらの土産店もあれば、おしゃれなスノーウェアのレンタルショップもあり、それらが共生する独自のカルチャーが醸成されている。

雪解けとともに訪れるグリーンシーズンにも注目したい。県内有数の透明度を誇る青木湖でウォータースポーツを楽しんだり、心地よい空気の中トレッキングやゴルフを体験したり、冬以外でも広大な自然に抱かれ、非日常の開放感を味わうことができるだろう。ハイシーズンの冬に比べてリーズナブルに楽しめるのもうれしい。
長野駅から車で約1時間。雪があまり積もっていない駅前から真っ白な雪景色へとグラデーションのように変わっていき、すっかり視界が真っ白になったところで、和田野の森の美しい木々に囲まれた洋館が見えてくる。

ホテル ラネージュは、白馬ホスピタリティグループが運営するラグジュアリーオーベルジュ。同グループは白馬バレー屈指のロケーションで、70軒以上のホテルやシャレー、レストランを展開している。

まるでおとぎ話に出てくるようなこの洋館は、フランク・ロイド・ライトの代表作「ダナ・トーマス・ハウス」をモデルに1990年に誕生した。創設者の塩島眞一・和子夫妻の「森になるべく手を加えないようにしたい」という意向のもと、木々の伐採を極力抑えたり斜面をそのまま残したりするように設計され、階段やスロープを活用し、館内にいながらにして起伏する大地を感じられるつくりとなっている。



デラックスルームはフォレストビューの大きな窓や森に囲まれたバスルームなど、自然との共生を体感できるしつらえに。乙女心がくすぐられるようなクラシックなデザインの部屋から、洗練された和モダンデザインの和室付きの部屋まで、さまざまな空間が用意されている。

部屋には長野の地ビールやりんごジュース、アメニティなど長旅を癒やしてくれるおもてなしも。そして部屋から見える一面の雪景色は、何時間でも眺めていたい美しさだ。
ホテル散策を楽しんだら、ホテル横にたたずむ小さな小屋へ。またもやおとぎ話に出てきそうな風景だが、ここは今年1月にオープンした「ミートライブラリー」というスペース。元々このホテルのレストランで働いていたというドイツ人シャルキュティエのアンディさんが生み出す、絶品のシャルキュトリーを味わうことができる。

アンディお手製のシャルキュトリーや肉厚な白馬産スモークサーモン、パン、フリーフローのワインなどを解説つき(英語)で90分楽しむことができる。宿泊者のみが申し込めるので、ぜひともおすすめしたい。

一面にハムや熟成肉がつり下げられている室内は圧巻の光景。もちろん全て食べられる本物の肉だ。伝統的なヨーロッパの製法と白馬の山々がもたらす自然環境を生かした少量生産のハムや熟成肉の数々。素材や熟成日などが記されており、全てがまるで実験するように作られている。中には仕込みだけで1か月以上かかるものも。
素材には環境負荷を抑えて飼育された白馬産や鹿児島産のオーガニックポークを使用。化学薬品、硝酸塩、亜硝酸塩は使用しておらず、塩と時間、自然の力、そしてアンディの目利きだけで作られている。

味付けも他では味わったことのないようなものばかり。泡盛の麹(こうじ)や山椒(さんしょう)、コリアンダーシード、ガルムと呼ばれる古代ローマから親しまれている魚醤(ぎょしょう)などと共に熟成させるなど、「シャルキュトリー」と聞いて思い描くような少し塩辛かったりスモーキーだったりするものとは全く味わいが異なる。どれもワインがぐびぐびと進んでしまうので、飲み過ぎ注意! 使用している素材が世界各国多岐にわたるので、ハムを食べているだけで世界旅行をしている気持ちにもなれる。

ちなみに、ハムだけではなくアンディお手製のドイツ名物プレッツェルも絶品なので、「ミートライブラリー」に訪れた際にはぜひこちらもお忘れなく。
白馬の夜を飾る特別なディナーはぜひ「mimi’s」へ。ホテル ラネージュから車で数分の場所にある、しっとりと落ち着いた大人のためのレストランだ。

mimi’sが提唱するのは、白馬の山と自然に育てられた食材の力強さや豊かさをそのまま味わう“マウンテンダイニング”というスタイル。ここでは本場イタリアで修業を積んだシェフが白馬の食材で考案する本格イタリアンを堪能できる。

白馬湧水岩魚と氷温熟成じゃが芋を使った濃厚なスープや、白馬の湧水で活け締めした信州サーモンと雪中ビーツを使った魚料理、そして白馬で育てられた小麦粉「ゆめかおり」で作ったキターラを用いたボロネーゼなど、どの一皿からも白馬の恵みを感じられる。

疲れた身体にエネルギーをもたらしてくれるようなパワーのある味付けは、素材の良さを潰すのではなく引き立ててくれる絶妙なバランス。ボリューム満点で、心も身体も栄養で満たされていくのを感じるだろう。
ディナーの後は、ゲレンデの夜を締めくくる秘密のバーへ行こう。「No.898」というしゃれっけたっぷりな名前のバーは、入場するためにドアコードが必要というエクスクルーシブな演出で出迎えてくれる。コードはオンライン予約完了時にゲストにのみメール/メッセージにて送られる。

様々な飲食店が並ぶ白馬の中でも、最もエレガントなバーと言っても過言ではない。厳選された極上のウイスキーとシャンパンを取りそろえており、窓からはライトアップされた名木山ゲレンデの美しい景色を楽しむことができる。

この日はイタリア産のアマレットリキュール「ディサローノ」を用いたスペシャルカクテルを堪能。ディサローノのアマレット感をフレッシュに感じられるハイボール「Grandad’s Holiday Hip Flask」、エスプレッソを使用したデザートカクテル「Hatsuyuki」、ナッツのコクと柑橘(かんきつ)の爽やかさが重なり合うクラシックスタイルのサワー「Hazy Happo Glacier (AKA The H.H.G.)」で乾杯。
まるでヨーロッパのリゾート地に来たかのように錯覚するほど心地よい空間に、夜が深まるのも忘れてしまいそうだ。
朝食は東館のレストラン「ラ ターブル ドゥ ラネージュ」で。フランス料理のエッセンスを取り入れながら、日本アルプスの四季に寄り添った料理を提供している。まるでサンルームのように開放的な空間には雪に反射した朝日が入り込み、どことなく神聖な気持ちにもなれる。

スクランブルエッグやエッグベネディクト、パンケーキといったメニューからメインを選び、前菜やサラダなどはビュッフェでいただくスタイル。ふわふわのフレンチオムレツは朝にちょうど良い軽やかさ。長野の大地が育んだ新鮮なフルーツや野菜を胃に収めて、いよいよスノーアクティビティへ出発。
白馬に世界中から観光客が押し寄せる理由は、なんといってもこのパウダースノー。都会ではまず触れることのできない細やかで繊細な雪は、スノーアクティビティを楽しむのにこれ以上ないもの。うっとりとするほど美しい白さは思わず嫉妬してしまうほどだ。

この日訪れたのは、雄大な北アルプスの眺望を楽しめる白馬岩岳スノーフィールド。初心者から上級者まで9本のコースが走っている。山頂まで登れるゴンドラから見下ろす景色も圧巻。

山頂にはレストランの他、子供向けのそりブースやかまくらなどが設置されており、スキーやスノーボードをせずとも楽しむことができる。目の前に広がる北アルプスの山々を眺めながらパンやコーヒー、ビールをいただけるカフェ「THE CITY BAKERY 白馬マウンテンハーバー」は必ず押さえておきたい絶景スポットだ。
バー「No.898」の横にあるマリレンホテルでは、冬季限定で「SUN CLUB by Veuve Clicquot」を開催中。朝からスノーアクティビティをたっぷり楽しんだあとは、ちょっぴりラグジュアリーなランチはいかが?

「ヴーヴ・クリコ イエローラベル ブリュット」のフリーフローとサラダ、チーズフォンデュ、シャルキュトリー、デザートがついた特別なランチプラン。エメンタール、グリュイエール、モッツァレラの3種類のチーズを使用した濃厚チーズフォンデュは。華やかな「ヴーヴ・クリコ イエローラベル ブリュット」にぴったり。


クラシカルなヨーロッパのムードを感じるレストランはもちろん、ヴーヴ・クリコを象徴する“太陽のようなイエローカラー”に装飾されたポップアップテラスでもオーダー可能。疲れた体に極上の泡が満たされていく時、この上ない幸せを感じるはず。

ホスピタリティあふれるホテルステイから世界最高峰のゲレンデで楽しむスノーアクティビティ、そしてお腹と心を満たす美食まで、一度の滞在でぜいたくに楽しめるのがここ、白馬の魅力。ウィンターシーズンはもちろん、緑輝くサマーシーズンにもその魅力を堪能したい。
text: Azu Satoh
・八雲茶寮でいただく「季節の精進料理」 滋味あふれる料理で心身を整える
・温泉、美食、オペラまで ハンガリーの首都・ブダペストで味わう大人のヨーロッパ旅へ
ホテル ラネージュ
〒 399-9301 長野県白馬村北城4748
https://hotellaneige.com/
冬季は1室 90,000円~
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