豊かな自然と文化、美食に魅せられて。旅したくなるスペイン
2025.12.11

10月末に開催されたスペイン大使館観光部主催、『マリ・クレール』共催のイベント「le salon de marie claire ~五感で味わう旅するスペイン~」。その模様を誌上レポート。きっとスペインを訪れたくなるはず。
2025.12.11

10月末に開催されたスペイン大使館観光部主催、『マリ・クレール』共催のイベント「le salon de marie claire ~五感で味わう旅するスペイン~」。その模様を誌上レポート。きっとスペインを訪れたくなるはず。
[INDEX]
1,000名以上の応募者から選ばれた約100名の読者を招いて、東京・竹芝のホテル「メズム東京、オートグラフ コレクション」で行われた「le salon de marieclaire ~五感で味わう旅するスペイン~」。ウエルカムドリンクとして提供されたのが、スペイン・バスク地方の地ワイン・チャコリ。同じくバスク地方名物のピンチョスをつまみながら、開演までの時間を楽しむ光景も。




バル文化から生まれたタパス(小皿料理)やピンチョスの多彩な食材の組み合わせが、目も舌も満足させてくれる
スペイン大使館観光部観光参事官エンリケ・ルイス氏のあいさつからイベントはスタート。「豊かで多彩な食文化を持つスペインのガストロノミーは、世界をリードする存在。日本とスペインは、食への情熱や探究心という点で多くの共通点があります」と語り、スペインの美食をPRした。そして、この日のメインプログラムであるトークショーには、俳優・プロデューサーのMEGUMIさんと、「バスク美食倶楽部」主宰の山口純子さんが登壇。今回のテーマでもある“五感で味わう”をキーワードに、お二人が拠点としているバルセロナ、サン・セバスティアンの食文化やライフスタイルについて軽妙なトークを展開し、会場をわかせた。質問コーナーやスペイン産ワインとリンゴ酒の試飲会、プレゼント抽選会と盛りだくさんの内容で、スペインの魅力を発信した。


山口純子
バスク美食倶楽部主宰。サン・セバスティアン在住。現地に幅広いコネクションを持ち、美食コーディネーターとしてバスクの食文化の広報活動、マスコミ取材のコーディネーション、コンサルティングなど多方面に活動している。

MEGUMI
俳優として第 62 回ブルーリボン賞助演女優賞を受賞。近年は映像の企画、プロデュースなど活動の幅を広げ、日本映画や日本文化を世界に向けて発信するなど、多彩に活躍している。現在は、東京とバルセロナとの二拠点生活。

スペインとフランスの国境にまたがるピレネー山脈西側に位置し、独自の文化や言語を持つバスク地方。中でもサン・セバスティアンは、“ビスケー湾の真珠”と呼ばれる風光明媚な都市だ。近年は、美食の街としても注目されている。
とくに人気なのが、バスク地方発祥と言われ、酒のつまみになる串に刺したピンチョス。「食材が上質で、ひと皿料理として完成されたものが多いのが特長です。例えば、ドライトマトの油漬けの上に焼いたズッキーニ、ヤギのチーズや生ハムを載せるなど、味の組み合わせも考えられていて、季節ごとに旬の食材も楽しめますよ」と、山口さん。「私はバスクチーズケーキを赤ワインで食べたとき、チーズケーキってつまみになるんだ!って驚きました。濃厚なのに軽い。ワインが進みます」(MEGUMIさん)。「バスク地方では、バル1軒につきワイン1杯とピンチョス1つを食べたら次の店へと、立ち飲みしながらバルホッピングをする慣習があり、いろんな料理をちょっとずつ味わえるんです」(山口さん)。バルだけでなく、ミシュラン三つ星レストランを3軒も有し、美食目的で訪れる人も多いサン・セバスティアンだが、じつは200年以上前から王族の避暑地として発展してきた歴史がある。MEGUMIさんたちが口を揃えるもうひとつのおすすめは、美しい海とビーチ。三日月形の砂浜が広がるラ・コンチャビーチは、代表的な観光名所だ。「海に入ると体の調子もよくなるし、悩みも忘れちゃいます。究極のデトックスですね。海から上がった後のごはんが、また美味しいんです(笑)」(MEGUMIさん)



MEGUMIさんが居を構えるバルセロナにも、お気に入りのビーチがあるそう。「市街に近いバルセロネータビーチや、車で20分ほどいくとモンガットビーチというとても静かできれいな海も」(MEGUMIさん)。「一年中水着を着て海に入り、砂浜を歩くのが国民的スポーツみたいになっているんです(笑)。お金もかからないし、ぜひ体験してほしい」(山口さん)。
バルセロナと言えば、ガウディの建築群や世界的なアートでも名高い街。サグラダ・ファミリアは、MEGUMIさんの自宅から徒歩20分ほどのエリアにあるそう。「毎朝の散歩で、お参りのような気持ちで眺めています。完成までの貴重な瞬間を目撃しているんだなと」。さらにおすすめとして挙げてくれたのが、バルセロナ旧市街の一部にあるゴシック地区。ゴシック様式の荘厳なカテドラル(サンタ・エウラリア大聖堂)や、ピカソ美術館、現代アートコレクションを展示したMOCO美術館など、見どころがたくさんだ。

「他にもよく行くのは市場です。新鮮な魚介や野菜などを買ってきて、炭火で焼いてオリーブオイルと塩とレモンだけで食べる。赤海老とか生牡蠣も本当においしい!」(MEGUMIさん)。「ホテル滞在でも、市場でお店の人とコミュニケーションをとりながら、生ハムを切ってもらったり、トマトやオリーブオイルを買ったりして帰って食べれば、楽しみ方が豊かになると思いますよ」(山口さん)。「スペインは、人生の楽しみ方を知っている、成熟した大人がたくさんいる国。散歩して海に入っておいしい物を食べて。居るだけでパワーをもらえますし、幸せになれる場所ですね」(MEGUMIさん)
・日本人シェフの店がアワードで次々快挙。スペイン・バスク地方は山奥ほど面白い!?
・MEGUMIが語るスペインの魅力「住むくらい好きな国」
【雑誌『marie claire』のPDFマガジンダウンロードページ】
©︎marie claire/text: Satsuki Tadokoro
リンクを
コピーしました