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手軽なスーパーフード、ナッツは1日にどれくらい食べてよいのか

DenisMArt / iStock.com

栄養の宝庫といわれるナッツは気軽に摂取できるだけに、つい食べ過ぎてしまいがち。医学的には1日に摂取してよい最大量はどれくらいなのだろうか。マリ・クレール インターナショナルのフランス版デジタル記事よりお届け。

1日に食べてよいナッツの最大量は?

オメガ3系脂肪酸やミネラルを豊富に含むナッツ類は、栄養価の高いスーパーフードとして高く評価されている。しかし、食べ過ぎには注意が必要だ。消化器内科医が、ナッツ類の過剰摂取について警告を発している。

バランスの取れた食事に取り入れるべき食品として、ナッツ類はしばしば推奨される。良質な脂肪分、食物繊維、たんぱく質が豊富な、クルミ、アーモンド、ヘーゼルナッツ、ピスタチオなどの硬い殻のナッツ類は、最も栄養価の高い食品としてよく挙げられる。

しかし、それを好きなだけ食べてもいいのだろうか? 2025年10月28日(現地時間)、仏公共ラジオ局「フランス・アンテル」の番組『Mag de la Vie Quotidienne』で、ニュース司会者のYasmine Oughlis(ヤスミン・ウグリス)がこの疑問を投げかけた。

ナッツは取り入れるべき栄養満点の食材

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この質問に対して、フランス国立衛生医学研究所の研究部長であり、フランス最大の公立病院グループAP-HPの内科医兼肝臓・消化器専門医であるMarie-Christine Boutron Ruault(マリ=クリスティーヌ・ブウトロン・リュオ)氏は、ナッツ類の栄養価の高さを即座に強調した。「ナッツ類には、亜鉛、銅、非常に強力な抗酸化物質であるセレニウム(セレン)など、多くのミネラルが含まれています。アーモンドにはカルシウムが含まれており、カルシウムを十分に摂取できていない人にとって有益です」

2023年末に行われた研究では、ナッツ類の摂取が、気分、不安、食欲、睡眠の調節に重要な役割を果たす神経伝達物質であるセロトニンの生成に影響を与えることが明らかになった。その結果、ナッツ類を定期的に摂取することで、気分やウェルビーイング(人生への幸福感や満足感、生活への自己評価など)全体が改善される可能性がある。

ナッツ類の過剰摂取はアレルギーを引き起こす可能性がある

しかし、ナッツ類は栄養価が高いとはいえ、過剰に摂取すべきではない。「1日20~30g程度を推奨します」と、医師は「フランス・アンテル」のインタビューで述べている。これは軽く一握りに相当する。それ以上摂取するとリスクが生じる。「特定の食品を過剰に摂取すると、少量の分子が腸壁を通過して免疫系に接触し、アレルギーを引き起こす可能性があります」と付け加えた。

さらに、ナッツ類を過剰に摂取すると、消化器系の不調(膨満感、重苦しさ、不快感)や、その高カロリー性により知らぬ間に体重が増える原因にもなりかねない。

スーパーフードでさえ、多様でバランスの取れた食事の一部として摂取すべきなのである。

※(   )内編集部注

translation & adaptation: Akiko Eguchi

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