パリ5区と文京区が友好交流に関する覚書を締結
覚書締結式にて、フロランス・ベルトゥーパリ5区長(右から2人目)。左から2人目は、日仏の交流の発展に尽力してきた、日仏カルチェラタン協会会長のドラ・トーザン氏
パリ市5区と東京都文京区は7月7日、友好交流に関する覚書を結んだと共同で発表した。セーヌ川左岸、パリ中心部に位置するパリ5区は、パリ最古の地区の一つとして知られる。名門ソルボンヌ大学など歴史的な教育機関が多い文教地区でもあり、東京大学などがある文京区と共通点が多いという。
パリ5区はソルボンヌ大学のほかに、ヴィクトル・ユゴーやジャン=ジャック・ルソーなどフランスに功績を残した文化人が眠る神殿パンテオンや、パリ植物園が有名だ。また、各国料理店やカフェ、パティスリーなどが集うムフタール通りは「パリの胃袋」とよばれ、石畳のなだらかな坂を上りながら食べ歩きをするのも楽しい。
文京区は2019年から開始した在日フランス大使館との交流をきっかけにパリ5区との結びつきを深め、7年がかりで友好交流の覚書締結に至った。友好交流を推進する文化プログラムの実施や観光分野での連携強化が目的だ。
7月7日に行われた締結式はパリ5区と文京区をオンラインでつないで行われ、両区長やフィリップ・セトン駐日フランス大使などが出席した。成沢広修文京区長は「対面での交流や両区の子どもが互いの文化や歴史に触れる機会を作ることを願っている」と語った。フロランス・ベルトゥーパリ5区長は「今後5区内では日本に関する事業も多く予定している。両区の友情が末永く続くことを期待している」と話した。
〈中央〉成沢広修区長 〈左〉フィリップ・セトン駐日フランス大使
両区の文化交流はすでに進んでいる。文京区では2024年にパリ5区の風景パネル展示が行われ、今年はパリ市5区のエコール・ダール・ミュージカルの生徒が来日し、文京区の中高生と音楽を通した交流が行われた。パリ5区でも、同区の児童が参加する俳句コンテストなどがすでに開催され、今後は、区役所庁舎内のアーティスト・レジデンスへの日本人アーティストの招聘(しょうへい)、9月に区役所庁舎内に開設予定の食育スペースにおける日本料理のワークショップ開催、文京区をテーマにした写真展の開催などを検討しているという。
text: Shunya Namba @Paris Office
・英国王室メンバーの支持率調査でキャサリン皇太子妃を抜いて、好感度1位に輝いたのは?