19世紀のパリジェンヌに学ぶ美の指南書『美しくある秘訣』 オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリーから発売
オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリーから、19世紀のベルエポック時代を生きたパリジェンヌの洗練された美容法や習慣などをまとめた本『美しくある秘訣(ひけつ)』が発売された。小説のようなこの本は、美しくありたいと願う女性たちにとっての情報が満載。この本を手がけたブランドディレクターのヴィクトワール・ドゥ・タイヤックさんが、思いを語ってくれた。
オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリーから、19世紀のベルエポック時代を生きたパリジェンヌの洗練された美容法や習慣などをまとめた本『美しくある秘訣(ひけつ)』が発売された。小説のようなこの本は、美しくありたいと願う女性たちにとっての情報が満載。この本を手がけたブランドディレクターのヴィクトワール・ドゥ・タイヤックさんが、思いを語ってくれた。

『美しくある秘訣』は19世紀末から20世紀初頭のベルエポック時代の女性たちの美容術などをまとめたもの。「鏡」「パリジェンヌの魅力」「パリジェンヌのコケットリー」「パリジェンヌのシック」「パリジェンヌの装い」「パリジェンヌと身だしなみ」「美しいお肌のための基礎知識」「美しさのためのいくつかのレシピ」という全8章から構成されている。
──この本はどのような形で作られたのでしょうか。
私たちは古書のコレクションをしており、その中でも昔のベストセラーの美容書などを集めています。昔から「パリジェンヌになるには」などという美容のガイドなどがたくさんあり、ベストセラー本も数多くあります。私たちが集めた本の中からいいところをピックアップして、一冊の本にまとめました。
──本にはイラストも写真も一切ありません。文章のみで構成され、まるで小説を読んでいるような気分になってきます。
おとぎ話みたいでしょう。でも、現代の生活にあてはめられる部分を選んで載せています。だって、こうした本に登場する当時の女性は美しいことが存在の価値であり、今の時代とはかけ離れていました。時間の使い方だって違いますよね。携帯電話もメールもないし。
──現代の美容の世界は細胞レベルに達していますが、この本はその真逆です。
現代の美容は製品が中心となっています。しかし、ビューティーとはまずライフスタイルであるということを忘れがち。この本では美容を広くとらえています。よい食事や睡眠などのいいライフスタイルでなければ、美しさを保つことはできません。つまり自分を慈しむライフスタイルがとても重要だということを教えてくれるのです。

例えば、第1章の「鏡」。私自身は鏡を見るのが嫌いで、朝、5分見るだけでした。目の前に鏡のある美容院はわたしにとって悪夢です。身動きがとれないまま、1時間も自分の姿を見ていなければならないのですから。
でも、「鏡」のところを読んで、鏡が自分を見つめ直すきっかけとなり、いろいろと気づかせてくれるとは思いませんでした。つまり、自分と向き合い、自分を知る道具なのです。店にビューティーエキスパートなんかいない時代には、鏡が唯一、いろいろなことを教えてくれたのでしょう。鏡は誰もが持っているし。
パリで店に立っていると、フランス人は何が似合うかをよくわかっています。自分というものを持っている。そういうところがすてきで、それはこの本からずっとつながっていることだと思います。
──「鏡」以外でも、楽しかった部分はありますか。
お風呂とのつきあい方ですね。私はお風呂が好きだし、日本文化ともつながりがあるので。あとはおとぎ話的な面白さがあったのは、パリジェンヌが家にいるのに一日に何度も着替えるというところです。そして、フランス人女性らしいなと思ったのは、努力しているにもかかわらず、それを見せない点です。
美容というと表面的で、知的な話題ではない扱いを受けてしまいがちですが、自分のライフスタイルをより良くするためのものだということを教えてくれます。

──日本人はフランス人女性に対してあこがれがあります。
パリジェンヌがどのようにおしゃれをしているかとか。でも、フランス人女性は細いとかいいものを着ているとか言われますが、それは違います。自分たちのスタイルがあり、自分たちの意見をもつ。そこがフランス人女性の価値だと思います。
──『美しくある秘訣』は「読むサプリメント」のように思えますが。ビュリーがこの本を出版する意味は。
ビュリーは美に関して知っていることを分かち合いたいという思いが強くあります。現代の美容の世界では正解がひとつというような雰囲気がありますが、美容は一人一人の旅のようなものです。話題性があるからといってそれが正解というわけでもありません。自分に合うものを発見していく過程も含めて楽しむということを、この本を通して体験してもらえれば、また、新しいことに挑戦する読者の方々の背中を押し、勇気を与えるようなものになればいいなと思っています。
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『美しくある秘訣』-19世紀のパリジェンヌによる美の指南書- ¥6,380円(税込み)
直営店舗及び公式オンラインストア:(https://buly1803.jp/)で販売
『美しくある秘訣』発売記念ポップアップイベント
2025年2月13日~28日
代官山 蔦屋書店(東京都渋谷区猿楽町16-15)
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