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Lifestyle

次回のパリ土産にはこれ!世界の貴重な茶葉を厳選したフランス茶の新ブランド

マリ・クレールの特派員が現地からお届けするパリのおすすめスポット情報! 今回はフランス茶の伝統と魅力をたたえた新ショップをご紹介します

古き良きフランスが現代に

6月、パリ7区にオープンした「コンセルバトワール・デ・ゼミスフェール」は、扉を開いた瞬間、数世紀前のパリに迷い込んだかのような古き良きフランスの香りが漂う新しいティーブランドだ。カウンターの棚には世界中から集められた茶器達がお行儀良く美術品のように並び、古い薬局の薬箱に似た木製の箱には、選び抜かれた茶葉や樹皮、花びら等が何種類も丁寧に並べられている。

ブランドをスタートしたアリス・ブロー(Alice Bureau)は、「フランス茶の起源はオランダから船で最初に茶葉がヨーロッパに渡りパリに到着した1636年頃なのです。当時のフランス国王・ルイ13世とリシュリュー枢機卿は中国からやってきた茶に驚嘆したようですが、アジア美術品コレクターのマザリンがこの飲み物に恋をし、芸術家や文化人が集まる社交界に新しいエレガントな儀式として紹介したのです。その後グラン シエクル(ルイ14世の偉大なる世紀)や啓蒙時代(17世紀後半~18世紀にかけての啓蒙思想が主流となった時代)にはフランス流の洗練されたクリエイティブなお茶の文化が花開きました。我々はその400年後、価値ある遺産を受け継ぎ、世界中から珍しく貴重な茶葉を厳選し、もう一度フランス茶の魅力を伝える使命を感じています」と語る。

ブランド名の一部Hémisphères(エミスフェール)はフランス語で「半球」の意。その名の通り、大航海時代に茶葉を求めて世界中を冒険したように、南はニュージーランドから東はネパール、ベトナムなど、47ヵ国の生産者から(極力中間業者を通さずに)茶葉を調達。彼らとともに季節ごとに独自のフレーバーをブレンドし、素材はほぼオーガニック認定のものにこだわっているという。

お茶の種類も豊富だ。ユニークなセレクションのホワイトティー、緑茶、ブラックティー、レッドティーなどの「オリジナルティー」をはじめ、手巻きで作るセイロン、受賞歴のあるダージリンや最高級の玉露などの「グラン・クリュ(ワインと同じくテロワール=土地柄に拘るという意味を込めた)」、花やスパイス、柑橘系の果物や根、樹皮などの「パフュームティー」、ラベンダーやローズといったハーブや植物をベースにした「薬草茶」までラインナップは幅広い。さらに、店員と相談し自分だけのオリジナルブレンドをオーダーメイドする「スールムジュール・クリエイション」も。購入する際には美しい重厚感のあるゴールドの缶にお茶を詰め、名前を書いて貼ってもらえるサービスも嬉しい。

購入した茶葉を金色の缶に詰めてもらうこともできる

美しいデザインの店内に圧倒されつつも、うっとりするほど香り豊かなフランス茶の世界には、きっと誰もが浸ってしまうに違いない。次回のパリ土産に、ぜひフランス流のお茶専門店に足を運んで。

お問い合わせ先

Conservatoire des Hémisphères 96 rue du bac 75007 Paris 01 42 22 28 65 info@hemispheresparis.com https://hemispheresparis.com

バルク 100g 9.5ユーロ〜 紙パック 100g 14.5ユーロ〜 ゴールドの缶 30g 16.5ユーロ〜 ゴールドの缶 100g 32.5ユーロ〜

Profile

須山佳子

すやま けいこ marie claireパリ特派員。東京生まれ、パリ在住20年。大学を卒業後パリに渡り、INSTITUT FRANCAIS DE LA MODEでファッション経営のMBAを取得。ファッション界で働いた後、日本の美容とライフスタイルブランドを欧州市場へ紹介するコンサルティング会社と、ECサイトhttp://www.bijo.parisを立ち上げる。高級デパート「 ル・ボンマルシェ」に定期的に招待され、年に数回ポップアップを開催している。公式Instagram:http://@keikosuyama_paris

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