今より幸せになるために、すぐに実践できる4つの生活習慣
2024.8.11
Artis777 / iStock.com
「イキガイ」という日本語は、海外で「スシ」や「カラオケ」のようにそのまま使われており、特にヨーロッパでは「イキガイ」をテーマにした本がベストセラーになるなど、ブームになっているそうだ。幸福の専門家が、幸せになるために必要なもののひとつとして「イキガイ」を挙げている、マリ・クレール インターナショナルのフランス版デジタル記事をお届け。
2024.8.11
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「イキガイ」という日本語は、海外で「スシ」や「カラオケ」のようにそのまま使われており、特にヨーロッパでは「イキガイ」をテーマにした本がベストセラーになるなど、ブームになっているそうだ。幸福の専門家が、幸せになるために必要なもののひとつとして「イキガイ」を挙げている、マリ・クレール インターナショナルのフランス版デジタル記事をお届け。
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より幸せになるためには、以下の4つの生活習慣を取り入れることが鍵になるだろう。
毎日を気分よく過ごすために、大きな変化を起こす必要はない。幸福の専門家によれば、人生の目標を見つける、体を動かす、マルチタスクをやめるなど、小さな努力が幸福感を最大化するのに役立つという。
あなたは今、最良の精神状態ではないと感じているだろうか。なぜなのか、どうすればこの状況を改善できるのかわからないまま、日常生活が悲しみに満ちていると感じているだろうか。
精神的に痛手を受け、元気がなくなる時期というのは誰にでもある。
このようにやる気をなくしたり、落ち込んだりする日々に対抗するために、『The Happiness Equation: Want Nothing + Do Anything = Have Everything』の著者でポジティブさやシンプルな喜びを提唱するカナダ人ベストセラー作家Neil Pasricha(ニール・パスリチャ)は、最終的に「幸せを自分の人生と肌で感じる」方法について、効果的かつ簡単に実行できるヒントを、米ニュース専門局『CNBC』でアドバイスしている。
毎日より幸せを感じるための最初のテクニックは、自分の「イキガイ」を見つけることだ。
「『イキガイ』とは日本語で、要するに『毎朝起きる理由』です」と専門家は語り始める。「それは私たちの進むべき指標としての役割を果たし、具体的な目標を持って目覚めるのに役立ちます」
「イキガイ」は語源的には、生活や人生を意味する「生きる」という単語と、意義がある、価値があるという意味の「甲斐(かい)」という単語を足して短縮した形で、実際それこそが生きる価値であり、ベッドから出るきっかけになるのだ。
そして、それは必ずしも大きなプロジェクトではなく、むしろ自分を行動させる動機である。「人生のどのステージでも、自分の『イキガイ』と調和し続けることが基本です。そうでなければ、道から外れてしまい、日常生活のコントロールを外部の力に委ねたかのように感じるでしょう。私たちの『イキガイ』は無線周波数のようなもので、それとうまくシンクロすればするほど、自分の人生には意味があるという感覚を持てるようになります」と、『La méthode Ikigai – Découvrez votre mission de vie』の著者たちが、英サイト『Psychologies』で詳しく述べている。
頭の中を、ひいては人生を気分よくするためのもうひとつのヒントは、体を動かすことだ。しかしどんな動きでもいいというわけではない。ウォーキングは、私たちのウェルビーイングにとって最も有益な身体活動のひとつと考えられている。
「体を動かすことは幸福感を高めます。私がウォーキングを選んだのは、健康によく、創造性が高まるからです。もうひとつの利点は、私の中の鳥類学者としての資質を引き出してくれることですね」と、パスリチャ氏はユーモアを交えて説明する。ウォーキングは健康的な活動だ。スクリーンから解放され、自然に近づくことができるのだから。
そのために、1日1万歩も歩く必要はない。ただ、少なくとも1日1回は散歩に出かけるようにしよう。自己肯定感を高め、不安や疲労を軽減し、創造性を刺激するものなら、どのような身体活動も精神に良いが、ウォーキングは脳の特定の機能を高めるので、心にはさらに良い。
「学習、記憶、認知をサポートする脳のシステムは、ストレスや気分の落ち込みの影響を最も受けるシステムと同じであることが判明しています。そして、進化の不思議な力で、これらの脳システムは認知マッピングのような機能もサポートしているのです」とアイルランドの神経科学者Shane O’mara(シェーン・オマラ)は英紙『Guardian』に語っている。
精神を落ち着かせ、幸せを感じるための3つ目のテクニックは、一度にひとつのことだけをやることだ。マルチタスクはメンタルヘルスを損ない、心を混乱させ、ストレスや不安を誘発する。仕事でもプライベートでも、シングルタスクを励行しよう。
「買い物であれ、掃除であれ、ポッドキャストを聴くことであれ、心をさまよわせず、ひとつのことに集中することで幸福感は高まります」とパスリチャ氏はメディアに語っている。
そして、次の日にやらなければならないことのすべてに圧倒されないように、前日にやるべきことを計画しておくのはどうだろう?
「私は寝る前に、翌日の最も重要な3つのタスクをリストにします。(中略)20個のやることリストとなるとかなりヘビーですから、この優先順位付けは安眠に役立つのです。しかもたった3つのタスクを選ぶことで、自分が集中すべきでないことを決めるという大変な仕事をすでに終えたことになります」とパスリチャ氏は示唆している。
日常の幸福感を最大化するための最後のヒントは、特に夜はスマホやスクリーンから離れることだ。
週に1度、あるいは月に1度、デジタルデトックスを試してみてはどうだろう。「研究によれば、ブルーライトは睡眠覚醒サイクルに影響を与えるメラトニンを抑制します。睡眠不足は幸福感を低下させるのです」とパスリチャ氏は続ける。その代わりに、読書、瞑想(めいそう)、散歩をしよう。
そして、スクリーンタイムを減らすには、「SNSの通知を停止することです。そうすれば、気が向いたときだけ、もしくは強制的に1日2、3回しかチェックしないようにすることができます(中略)夜は、携帯電話を機内モードにするか、電源を切って、朝起きるための古き良き目覚まし時計に戻ることができるのです(中略)現実の世界で、あなたの人生で最も重要なものを定義するための時間をとりましょう」とフランスの臨床心理学者のSylviane Barthe-Liberge(シルビアン・バルト=リベルジュ)も仏サイト『Atlantico』に提案している。
何よりも、罪悪感を感じないことだ。幸せを感じるためにすべきことで、自分自身にプレッシャーをかけてはいけない。「目的は完璧になることではなく、以前より少しでも良く、より幸せに感じることです。だから、もし脱線しても自分を責めないこと。次の日に軌道修正するだけのことです」と、パスリチャ氏は結論づけている。
translation & adaptation: Akiko Eguchi
This article was originally published on Marie Claire FRANCE
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