精神を休める韓国の旅。安東(アンドン )へ
2024.7.11
思惟園で心を静める
韓国の東南部に位置し、慶尚北道(キョンサンプクト)を代表する都市、安東(アンドン)は、韓国の中でも昔から続く独特な雰囲気の味わえる場所として知られている。韓国の精神文化に触れながら、安東とその周辺の魅力あふれる人気スポットを紹介する。(取材協力:韓国観光公社)
2024.7.11
思惟園で心を静める
韓国の東南部に位置し、慶尚北道(キョンサンプクト)を代表する都市、安東(アンドン)は、韓国の中でも昔から続く独特な雰囲気の味わえる場所として知られている。韓国の精神文化に触れながら、安東とその周辺の魅力あふれる人気スポットを紹介する。(取材協力:韓国観光公社)
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ソウルから高速鉄道(KTX/SRT)で2時間ほどの場所にある安東は、韓国の精神文化を育む儒教文化が栄えた場所として有名だ。一方、様々な韓国ドラマのロケやK-POPのスターの撮影にも使われるなど、韓国の今と昔の顔を併せ持つ、とてもユニークな地域でもある。

2010年に世界遺産に登録された河回村は、人々の生活が現代にも息づく生きた遺産。家屋も外観の瓦屋根やわらぶきはそのまま残すことで景観を保ちつつ、現在の生活に合わせて室内は今風になっている。1999年にはイギリスのエリザベス2世(1926~2022年)、2005年にアメリカのジョージ・ブッシュ大統領(1924~2018年)、そして2019年にはエリザベス女王の次男アンドルー王子が訪問した観光地としても世界的に有名となった。
朝鮮で領議政(現在の首相に相当する位)を務めた韓国の伝統的な氏族「柳氏」が長い歳月をかけて形作ってきた村で、韓国の伝統的な生活文化と建築様式を知ることができる。

韓国最長の川である洛東江が村の周りを囲むようにS字を描いて流れていることから「河回村」と呼ばれており、村の家々は洛東江の方角に向いて建てられている。

村の中心部は少し高くなっており、 そこには樹齢600年以上の立派なケヤキがそびえ立つ。この御神木は子どもを授かり、出産と成長をもたらすと伝わっており、人々は祈りを捧げていた。

石垣に覆われ、ひっそりとたたずむ建物は可愛らしい。長く受け継がれるこの街並みは、まるで物語の世界のようだ。

村の奥まで歩いていくと、建物の入り口に掘られたようにも見える穴のある家に出会う。かつて村が繁栄した際に財産や地位のある村人たちは自分たちだけが豊かな暮らしをしていてはいけないと、人々が受け取れるようにその中にお金などを入れていたという。まさに韓国の精神文化を象徴する家だ。

また河回村に伝わる仮面劇も有名だ。上下関係が厳しい社会の中で、仮面をつけるとみんなが平等になり、自分より位が上の人に普段言えないことも話すことができるとして重宝されたらしく、両班(貴族)階級をこき下ろすようなコミカルな内容の仮面劇が伝承されている。劇で使われる仮面はこの地が生んだ名産品として販売されている。
河回村(ハフェマウル)
http://www.hahoe.or.kr/coding/main.asp
思惟園(サユウォン)
https://www.sayuwon.com
月映橋(ウォリョンギョ)
https://www.tourandong.com
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