英・キャサリン皇太子妃、2600個ものダイヤモンドがきらめく華麗なティアラを冠し、晩餐会に登場
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2025年12月3日(現地時間、以下同じ)、ドイツ大統領夫妻が国賓として27年ぶりに英国を訪問し、ウェールズ公妃ことキャサリン皇太子妃が晩餐(ばんさん)会に圧巻のルックで登場。初披露となったティアラは宝石商ガラードが手がけた19世紀のアイコニックな逸品で、キャサリン皇太子妃がこれまでに身につけたティアラのなかでも最も大きく、最も意外で、ひときわゴージャスな選択が話題を呼んだ。マリ・クレール インターナショナルのアメリカ版デジタル記事よりお届け。
ヴィクトリア女王の歴史的なルビー&ダイヤモンドのティアラとまばゆいケープドレスで、これまでにない驚きのルックを披露
まさにロイヤルならではの圧巻のワンシーンだった。
12月3日(水)、英国王室は公式国賓訪問中のドイツ大統領夫妻をウィンザー城で歓迎。夫妻をもてなすきらびやかな晩餐会のために、キャサリン皇太子妃は華やかさの限りを尽くした装いで出席した。
昼間はプルシアンブルー(現在のドイツ北部プロイセン地方に由来する深い青)のコートをまとって、ゲストであるドイツ大統領夫妻を迎えたキャサリン皇太子妃(アレキサンダー・マックイーンのコートに、ジャンヴィト ロッシのネイビースエードブーツとジュリエット・ミリネリーのハットを合わせた)。晩餐会でもそのブルーを引き続きテーマカラーにしながら、ドイツにゆかりのあるヴィクトリア女王(在位1837〜1901)へのオマージュも込めた。
キャサリン皇太子妃は、ドラマティックなシアーケープをなびかせながらスパンコールが全面にちりばめられたジェニー・パッカムのブルードレスをまとって登場。しかし、この夜最大の主役は、彼女が初めて着用した見事なティアラだった。
キャサリン皇太子妃が、ダイアナ元妃のお気に入りだったダイヤモンド&パールの「ラバーズ・ノット」を身につけている姿はファンにはおなじみだ。また「ロータス・フラワー・ティアラ」(ジョージ6世の王妃で、エリザベス女王の母親であるクイーン・マザーが、ジョージ5世夫妻から贈られたネックレスを作り替えたものとのこと)も何度か着用してきた。しかし正直に言えば、今回の国賓晩餐会でヴィクトリア女王の「オリエンタル・サークレット・ティアラ」が登場するなんて、まったく予想していなかった。
このダイヤモンドのティアラには、実に魅惑的な歴史がある。ロイヤルファンブログ『The Royal Watcher』によると、ヴィクトリア女王のドイツ生まれの夫、アルバート公が1853年、妻のためにデザインしたものだという。このティアラにはなんと2600個ものダイヤモンドが使われており、もともとはオパールがあしらわれていたが、このティアラを相続したアレクサンドラ王妃(エドワード7世の妻で、ヴィクトリア女王の義理の娘にあたる)がオパールは「不運を招く」と感じたため、ルビーへと付け替えられた。
さらに重要なのは、ヴィクトリア女王がこのティアラを「王位に属する相続財産」に指定したことだ(ガラードのウェブサイトによると、ジョージ6世死去後、エリザベス女王に受け継がれるはずだったが、クイーン・マザーがことのほか愛しているティアラだったため保管を許可し、死去後に継承したとのこと。エリザベス女王がこれを着用したのは2005年のマルタ訪問の際に1度だけだったという)。つまり、このティアラはロイヤルコレクションとして、今回のキャサリン皇太子妃のように、未来の王妃たちが受け継ぎ、着用していくことを意味している。