アニヤ・ハインドマーチの土に還るバッグ「Return To Nature」
2021.12.6
「アニヤ・ハインドマーチ」がサステナブルなバッグコレクション「Return To Nature」を発表した。土に還ることのできる地球にやさしいバッグとは?
2021.12.6
「アニヤ・ハインドマーチ」がサステナブルなバッグコレクション「Return To Nature」を発表した。土に還ることのできる地球にやさしいバッグとは?
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「Return To Nature」は、デザイナーのアニヤ・ハインドマーチが環境活動家のアリゾナ・ミューズにインスパイアされ誕生したバッグコレクション。バッグとしての役目を終えた際、廃棄されるのではなく、生分解され土に還ることができるという。
「何年か前、アリゾナ・ミューズが、役目を終えた後に土へと戻っていくことのできる手法でなめしたレザーというアイデアについて話していたのを聞いたことがあって、このことと、自然界には捨て去るものはなにもないということ、この2つが結びついて長いプロジェクトがはじまることになりました。素性のはっきりとしたレザーを、いずれは生分解することのできる方法でなめし、ハードウェアを用いず、最終的には地球へと還っていく、美しいバッグ。それが作りたかったものなのです」と語るアニヤ・ハインドマーチ。
今回のコレクションは、ドイツの家族経営のタンナリー「Richard Hoffmans( 1899 年創業)」、オランダに拠点を置く「Nera( 1821年創業のSmit & Zoon社の一部門)」とともに開発。原材料は、「Scan-Hide」社のスウェーデンの工場より、トレーサビリティの確保されたものが提供されている。革は、従来のクロム(生分解を妨げるといわれている)などを用いず、新たに開発された「zeology」という手法でなめされ、重金属やアルデヒドを含んでいない。そして、ポリウレタンなどでのコーティングは施さず、蚕の体内に存在する「液状絹」を仕上げに用いることにより、28日間でその64%が生分解される(BLC ISO 20136に沿った試験結果)。この開発には、2年を要したという。
そして、ひとつひとつのバッグは、半世紀以上にわたり、世界中に皮革産業の街として知られるアンダルシア地方のウブリクにて手作業で仕上げられている。
アリゾナ・ミューズが運営する団体「DIRT」では、耕地を減衰させることなく、土壌を健康に、肥沃にしていく循環型農業の普及に取り組んでおり、「Return To Nature」コレクションの売り上げの一部は「DIRT」に寄付される。
コレクションは、2 種類のトート、バケット・バッグとクロスボディの4種類からなり、カラーは「ナチュラル・タン」「ダーク・チョコレート」の2色展開。どれも、柔らかく、たっぷりの容量と機能的な収納を内部に備え、ハードウェアは用いず、ストラップの調整、バッグの開閉が可能。「鈴掛(すずかけ)」と「樫(かし)」 の葉をかたどったチャームも用意されている。購入者のイニシャルを追加してのパーソナライズも可能。また、使い続けることによって、年々、その表情は深みを増していくのも魅力のひとつだ。
日本でのローンチは12月9日(木)。まずはオンラインのみでの販売をスタートする。
12月9日(木)〜11日(土)の3日間には、 東京・渋谷の「TRUNK(HOTEL)」でポップアップを開催。 ユニークなインスタレーションを楽しみながら、商品の魅力をゆっくり味わってみたい。
2022年3月には「ロンハーマン」をパートナーに、新しいスタイル、カラーも加えての展開も予定されている。
【ポップアップ開催概要】
ANYA HINDMARCH
Return To Nature
開催日時:12月9日(木)〜11日(土) 11:00〜20:00
会場:TRUNK(HOTEL) ROOM101
住所:東京都渋谷区神宮前5-31
https://www.anyahindmarch.jp/pages/return-to-nature-pop-up-store
アニヤ・ハインドマーチ カスタマーサービス/0800-800-9120
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