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「エルメス伊勢丹新宿店」がリニューアルオープン!2つの対照的なテーマが融合したデザイン

©Nacása & Partners Inc.

伊勢丹本館1階の「エルメス伊勢丹新宿店」がリニューアルオープン。売り場面積を拡大するとともに、“都市と自然環境”をテーマにした新たな空間に生まれ変わった。

1995年にオープンした「エルメス伊勢丹新宿店」は、2014年の改装を経て、今回のリニューアルによりデザインを全面的に刷新。パリの建築設計事務所、RDAI(レナ・デュマ・アルシテクチュール・ダンテリユール社)がデザインを手掛け、新宿という街が持つ都会的なエネルギーと、広大な公園の静寂という対照的なテーマから2つの空間を創り出し、日本文化に内在する二元性を表現した。

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都市のエネルギーと自然環境が融合した空間
店内に足を踏み入れると目を引く印象的なファサード。美しいバーガンディー色をした美濃焼タイルをひとつずつ丁寧に配し、やわらかな光のラインが壁や天井に流れるようにデザインされている。扉を持たないオープンエントランスから店内に入ると、スタッコ仕上げの明るいピンクの壁と、天井のやわらかな曲線が作り出す空間が広がっている。また、百貨店の入口と近く外気が入りやすいため床暖房を設置するなど、過ごしやすい空間へと配慮されている。

左手にはフレグランス&ビューティ、正面にはファッションジュエリーとウィメンズシルクが空間を彩り、中央にはメンズシルクとホームコレクションのコーナーも。

©Nacása & Partners Inc.
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オープンなエリアとは対照的に、直線的でクラシカルなデザインのエリアには、ウィメンズ、メンズの各ユニバース、レザーグッズ、ジュエリー、時計、馬具のコレクションが並ぶ。ウィメンズのシューズコーナーの窓には絹の組紐をあしらい、フィッティングルームの壁面には京都の伝統的な織物を使用。また、天然石の床には雨に映る新宿の街をイメージした上質なラグが敷かれるなど、伝統的な日本の文化を随所に取り入れている。

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伝統と現代性を感じる数々のアート作品も
エルメスの「カレ」のデザイン画のほか、フレグランスコーナーの背景には、東京出身のフォトグラファー、志鎌猛による自然界の情感あふれる写真作品を展示するなど、店内では伝統性と現代性を織り交ぜて選ばれた数々のアート作品を楽しめる。

明治通りに面するウィンドウディスプレイは、フランスのアーティストデュオZim & Zouによる作品。「Journey of a Lifetime(人生の旅)」というタイトルがつけられたディスプレイは、エルメスの2021年のテーマ「オデッセイ」に合わせて、カラフルな宇宙船での旅の間に超現実的な出会いを重ねてきた宇宙飛行士を、手作業で作られたペーパーアートで描いている。

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新たに生まれ変わった「エルメス伊勢丹新宿店」で、メゾンの多彩なコレクションを堪能してみては?

エルメス伊勢丹新宿店
住所:東京都新宿区新宿3-14-1
電話:03-3352-1111(大代表)
宮業時間:10:00〜20:00

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