400年の伝統と時代の“今”をまとう「メレリオ」が継承するクリエイション

フランス・パリで1613年に創業し、ヴァンドーム広場界隈で最初に店を構えた「メレリオ」は、フランス最古のジュエリーメゾンとして400年以上の歴史を紡いできた。北イタリアの小さな山村にルーツを持ちながら、パリで名声を確立した名家である。代々受け継がれてきた創造性と職人技、唯一無二の価値観を、14代目で現在は社長兼アーティスティック・ディレクターを務めるロール=イザベル・メレリオが現代に息づかせている。

フランス・パリで1613年に創業し、ヴァンドーム広場界隈で最初に店を構えた「メレリオ」は、フランス最古のジュエリーメゾンとして400年以上の歴史を紡いできた。北イタリアの小さな山村にルーツを持ちながら、パリで名声を確立した名家である。代々受け継がれてきた創造性と職人技、唯一無二の価値観を、14代目で現在は社長兼アーティスティック・ディレクターを務めるロール=イザベル・メレリオが現代に息づかせている。
彼女が大切にするのは、歴史を重荷ではなく、創造の源泉として未来へつなぐことだ。
「創業家が今日まで経営しながら、どの時代も最先端であろうとした姿勢こそ、『メレリオ』が途切れることなく受け継がれてきた背景です。歴史だけでは埋もれてしまいますから、常に時代と同じ呼吸をするコンテンポラリーな空気感を保つことが重要です。アーカイブや歴代のお客様のオーダーからヒントを得て、特別なデザインを現代に生かしています」
日常づかいのジュエリー“プチ カクタス”にも、メゾンの歴史が育んだ美意識が息づく。
「公式の場ではハイジュエリーを、日常には軽やかなジュエリーを──王妃たちが楽しんだスタイルがDNAとして残っています。マリー・アントワネットが愛した草花のモチーフも『メレリオ』が長く大切にしてきたテーマです」


ルネサンスをインスピレーション源とするハイジュエリー“キャビネ・ド・キュリオジテ”もその一つだ。
「ヨーロッパの富裕層が収集した珍品を所蔵するために作られた博物館の前身『キャビネ・ド・キュリオジテ(日本語で驚異の部屋)』から着想したコレクションです。基本のネックレスやチョーカーに好みのチャームを追加して楽しめるスタイルが人気です」



家族経営を守る理由について彼女は語る。
「価値観を貫ける自由と、本物の価値を提供できることです。大資本では戦略に沿う必要がありますが、私たちは中長期的な視野でクリエイティブを育てられます」
伝統を守りつつ未来を開く──その静かで強い意志が、「メレリオ」を唯一無二のメゾンとして輝かせ続けている。
PG=ピンクゴールド、YG=イエローゴールド
メレリオ tel: 03-5817-7550
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©︎marie claire
ロール=イザベル・メレリオ
メレリオ家の14代目当主。インテリアデザイナーであり、美術史家で宝石学の学位を持っている。現在は、フランス最古にして最後の家族経営のジュエリー・メゾン「メレリオ」の社長兼アーティスティック・ディレクターを務める。
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