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ケンゾーのアーティスティックディレクターにNIGO®が就任

NIGO®「ケンゾー」アーティスティック・ディレクター KENZO ©︎FAIRCHILD PUBLISHING, LLC

フランスのラグジュアリーブランド「KENZO(ケンゾー)」のアーティスティックディレクターに、ストリートファッションを牽引してきたNIGO®が就任する。

その歴史に新たなページを刻む

LVMHファッショングループのチェアマン兼CEO、およびLVMHエグゼクティブコミッティのメンバーでもあるシドニー・トレダノは、9月20日付で「KENZO(ケンゾー)」のアーティスティックディレクターにNIGO®を任命したことを発表した。NIGO®は、東京・原宿を拠点に自身のブランド「A BATHING APE®(ア・ベイシング・エイプ)」をスタートし、1990年代のストリートファッションを牽引してきた存在。その後も「ルイ・ヴィトン」とコラボレーションするなど、ラグジュアリーとストリートの融合に挑戦し続け、世界的な注目を集めてきた。トレダノ氏はこの任命について、「NIGO®をケンゾーのアーティスティックディレクターに迎えることができてとても嬉しい気持ちでいます。彼のような非常に才能のある日本人のデザイナーを迎えることは、高田賢三氏の築いたKENZOの歴史に新しいページを刻むことになるでしょう」とコメント。

NIGO®本人は「ケンゾーのアーティスティックディレクターに任命していただき、とても誇りに思います。私は髙田賢三さんがパリで最初のショップをオープンした年に生まれましたし、同じ東京のファッションスクールを卒業しました。1993年にKENZOがLVMHグループに加わった年に私はファッションのキャリアをスタートさせました。賢三さんがオリジナリティを想像するアプローチの仕方は、多様な文化の理解に基づいています。それは私のクリエイション哲学の本質でもあります。賢三さんのクラフツマンシップのスピリットを継承し、新たなケンゾーを築いていくことは私の30年のキャリアの中でも最大のチャレンジでもありますし、チームと共に成し遂げていきたいと思っています」と意気込みを述べている。

新たなアーティスティックディレクターにより、これからケンゾーにどのような変化が起きるのか。今後のクリエイションに要注目だ。

お問い合わせ先

ケンゾーパリ ジャパン/03-5410-7153

text:Takumi Hanya

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