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【アカデミー賞2025】豪華セレブのスタンディングオベーションに値するレッドカーペットルックBEST14

Gilbert Flores / Getty Images

映画界のアワードシーズンのフィナーレを飾るアカデミー賞授賞式が、2025年3月2日(現地時間)、米ロサンゼルスのドルビーシアターで開催された。『ANORA アノーラ』で主演女優賞を受賞したマイキー・マディソンをはじめ、レッドカーペットでひときわ目立ったベストルック14選を、マリ・クレール インターナショナルのアメリカ版デジタル記事よりお届け。

第97回アカデミー賞は、私たちに多くのものを与えてくれた。

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最高の2025年アカデミー賞レッドカーペット・ファッションを提供してくれたアカデミーに感謝したい。3月2日、コメディアンのコナン・オブライエンが司会を務め、俳優のエル・ファニング(作品賞などの候補作『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』に出演)、ハル・ベリー(2002年『チョコレート』で主演女優賞を受賞、プレゼンターとして出席)、セレーナ・ゴメス(作品賞などの候補作『エミリア・ペレス』に出演)のようなスタイリッシュなスターが出席した、ハリウッドのドルビー・シアターでの第97回アカデミー賞授賞式こそ、これらの素晴らしいファッションがロサンゼルスの午後に日の目を見るのにふさわしい場だっただろう。

さらに重要なのは、ゾーイ・サルダナ(『エミリア・ペレス』で助演女優賞を受賞)やフェルナンダ・トーレス(『I’m Still Here』で主演女優賞にノミネート)のようなスターたち、ミカエラ・アーランガーやサマンサ・マクミレンのようなスタイリストたち、そして2025年アカデミー賞授賞式のためにベストルックをとっておいてくれた、すべての魅力的なチームに感謝したい。

確かに、SAG賞(全米映画俳優組合賞)のベストルックは古き良きハリウッドのグラマラスなスタイルを表現したもので、ゴールデングローブ賞ではゼンデイヤの婚約指輪公開のような衝撃的な瞬間があり、各映画のプレミアではシーズンを通して、貴重なヴィンテージファッションが披露されてきた。

しかし、アカデミー賞での最高のレッドカーペット・ファッションは、デミ・ムーア(『サブスタンス』で主演女優賞ノミネート)、アリアナ・グランデ(『ウィキッド ふたりの魔女』で助演女優賞にノミネート)、マイキー・マディソン(『ANORA アノーラ』で主演女優賞を受賞)といった初ノミネートの俳優たちがプロモーションツアーで歩いた道のりを締めくくるものだった。

また、ルピタ・ニョンゴ(2013年『それでも夜は明ける』で助演女優賞を受賞)のように授賞式に復帰したスターたちにも、より輝くチャンスが与えられた。今回のレッドカーペットでは、メソッドドレッシング(作品のストーリーやキャラクターを反映した服装)のトレンドがより繊細で、より洗練されたものに変化した。ゼンデイヤは欠席だったとはいえ、このようなファッションがアカデミー賞の歴史に残ることは間違いない。

このようなルックに対しては、「ありがとう」というリアクションが最もふさわしい。ここからは、(「ありがとう」と)受賞スピーチを書きたくなるような、2025年アカデミー賞レッドカーペットの最高のファッションシーンをご覧あれ。

ディオールを着用したマイキー・マディソン

マイキー・マディソンは自身初のアカデミー賞授賞式で、ディオールの特注ドレスをまとい、ベストファッションリスト入りを果たした。

ありがとう、マイキー。スタイリストのジェイミー・ミズラヒとのアワードシーズン最後のコラボレーションに感謝する。シーズンを通して、マイキーはヴィンテージから新品のカスタムピースまで、印象的なラインアップで彼女の着こなしの幅の広さを示したと同時に、時代を超越したシルエットを強調して、彼女を永遠のスターとして際立たせた。そしてアカデミー賞のために2人は自然と、黒のバンドゥにソフトピンクのスカートとリボンのディテールを並置した、ディオールの1950年代(1956年春夏コレクション)のドレスを再現したものを選んだ。

1910年代に作られたティファニーのネックレスとブレスレットのコーディネートが、このルックを古き良きハリウッドのような若き女性スターにふさわしいものにしている。マイキーは『ANORA アノーラ』での演技を通して、彼女がこの業界の新世代であることがわかった。アカデミーも同意見だったようで、授賞式の終盤にはマイキーに主演女優賞がうやうやしく授与された。

アリアナ・グランデ、スキャパレリ・クチュールを着用

アリアナ、2025年のアカデミー賞授賞式に、スキャパレリ・クチュールのドレスで登場してくれてありがとう。(彼女が演じた善き魔女)グリンダへの言及は、ディオールのフープスカートドレスから、「黄色いれんがの道」(小説『オズの魔法使い』に登場する道)を意識したジバンシィ(アーカイブのドレス)まで、『ウィキッド ふたりの魔女』のプロモーション期間を通して、さまざまな形で登場してきた。

この2部構成の映画シリーズ前編の最後のルックは、アリアナ自身の影を消すことなく、彼女が演じるキャラクターの本質、軽やかで、陽気で、ロマンチックな雰囲気をうまく表現している。そこにあるのは彫刻のようなボディスと流れるようなスカート(もちろん、何千個ものクリスタルでコーティングされている)の美しい並置だ。オーケー、わかった。スタイリスト、ミミ・カトレルによるグリンダ風のドレスを、私はもう1年着たい。

タマラ・ラルフのドレスを着用したダヴァイン・ジョイ・ランドルフ

2024年アカデミー賞では、『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』で助演女優賞を受賞したダヴァイン・ジョイ・ランドルフは、2025年アカデミー賞のためのタマラ・ラルフのカスタムドレスで、ファッションの幅を広げた。

ダヴァイン、オスカー受賞のバトンを渡すと同時に、自分のスタイルの幅を広げることの意味を示してくれてありがとう。ダヴァインは昨年の助演女優賞キャンペーンで、彼女自身の力で新進気鋭のファッションミューズとなった。そして(助演女優賞)受賞者となり、プレゼンターとして授賞式に復帰した今、彼女は最初の受賞シーズンよりも少し、実験的な表現をすることで良い結果を引き出すことができる。

それはウェイマン+マイカのスタイリングによる、ヒップに沿うドレープのディテールと流れるようなシフォンのトレーンが魅力的な、コルセットで締めつけられたタマラ・ラルフのドレスに表れていた。彼女がこれほどスターらしく、またこれほど自信があるように見えたことはないだろう。

シャネルをまとったフェルナンダ・トーレス

ブラジル人俳優フェルナンダ・トーレスは『I’m Still Here』での歴史的なオスカーノミネートを、ランウェイで披露されたシャネルのドレスで祝った。

フェルナンダ、実に喜ばしいアカデミー賞主演女優賞ファッション部門へのエントリーに感謝する。米サイト『E!』のコメンテーターが指摘したように、アカデミー賞のレッドカーペットのような場所でのデビューなら、そのブラックドレスは特別なものでなければならない。スタイリストのアントニオ・フラジャドもそれに賛成したようで、初ノミネートの彼女を魅力的なシャネルのクチュールドレスへと導いた。きらびやかなボレロジャケットから、フェザーだけで作られたウエストの部分のペプラムまで、このドレスを「ただの」リトルブラックドレス(シンプルなデザインの黒のドレスのこと)とは誰も呼べないだろう。

特注のルイ・ヴィトンのドレスをまとったシンシア・エリヴォ

『ウィキッド ふたりの魔女』で主演女優賞にノミネートされたシンシア・エリヴォは、受賞シーズンを素晴らしい形で締めくくった。

シンシア、ありがとう。このルイ・ヴィトンの特注ドレスで私の2025年アカデミー賞ファッションへの期待を裏切ってくれて。彼女がレッドカーペットを歩いた瞬間、『Marie Claire』編集部のSlackのファッションチャンネルでは「ベストドレッサー」という称賛の声がまるで魔法使いのように飛び交った。

しかし、スタイリスト、ジェイソン・ボールデンがスタイリングしたこのルックの美しさは、(シンシアが演じた悪い魔女)エルファバ・スロップを彷彿(ほうふつ)とさせながら、いかに無理なく表現しているかにある。誇張されたシルエットとほとんど黒に近いエメラルドグリーンの素材が力強い印象を与えている。ズームインするとシンシアはまたもやアカデミー賞に値するネイルを披露している。役作りのためにトレーニングに注いだ努力と同じように、シンシアはレッドカーペットを歩くときも指先まで全力を尽くしているのだ。

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