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アリアナ・グランデら、米アカデミー賞ノミネートでも話題の注目セレブが集結! 英国アカデミー賞のベストルック11選

Neil Mockford / Getty Images

2025年2月16日(現地時間)、第78回英国アカデミー賞(BAFTA)授賞式が行われ、映画『ウィキッド ふたりの魔女』に出演するアリアナ・グランデや『ANORA アノーラ』主演のマイキー・マディソンら、豪華セレブが集結。レッドカーペットと授賞式の会場でキャッチされたベストルック11選を、マリ・クレール インターナショナルのアメリカ版デジタル記事よりお届け。

BAFTA2025レッドカーペットルックBEST11、アワードシーズンはハイブランド一色に

これらのルックによって、授賞式のグラマラスさが数段アップした。

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2025年BAFTAに臨むにあたり、レッドカーペットで最も輝くスターの一人がベストドレッサーリストから欠けることはわかっていた。今年の授賞式には出席せず、カリブ海で休暇を過ごしたキャサリン皇太子妃だ。しかしながら、彼女が休暇をとっている間、王族である彼女のまばゆいばかりのドレスの数々を恋しがっている暇はあまりなかった。

この日のレッドカーペットには、映画『エミリア・ペレス』で助演女優賞にノミネートされていたセレーナ・ゴメスが、婚約指輪とマッチしたスキャパレリの特注ドレスで登場。その数分後には『ウィキッド ふたりの魔女』で主演女優賞の候補となっていたシンシア・エリヴォ(米アカデミー賞でも主演女優賞候補)が、ルイ・ヴィトンのドレスで共演者アリアナ・グランデにオマージュをささげた。ロンドンのロイヤル・フェスティバル・ホールにゲスト全員が入場したころには、誰がレッドカーペットに登場しなかったかなんて考えられなかった。なぜなら、今この瞬間に楽しむべきファッションがたくさんあったからだ。

簡単にいうと、2025年BAFTAのレッドカーペットのベストドレッサー11人は、2月7日(現地時間)に行われた米クリティクス・チョイス・アワードから大きくレベルアップしていた。この夜のルックに選ばれていた大物デザイナーの多くが、そのレッドカーペットと重複していたが、ルイ・ヴィトン、プラダ、シャネル、ジョルジオ アルマーニなどはBAFTAでも多くのセレブに選ばれており、全体的な雰囲気は、通常3月の米アカデミー賞のために取っておくような高級で華やかな傾向が、さらに強くなっていた。オーバーショルダーのショールや頭からつま先までの装飾が見受けられ、いくつかのルックは、よくある直近のランウェイコレクションからの引き抜きではなく、カスタムメイドだった。授賞式はロンドンで開催されたが、まるで古き良きハリウッドのようだった。

2025年BAFTAのレッドカーペットのベストルックと、授賞式が始まってから姿を現した、あるセレブの注目ルックを紹介しよう。

特注のスキャパレリ・クチュールをまとったセレーナ・ゴメス

セレーナ・ゴメスは、2015年のヒット曲『Good for You』で自らを「マーキス・ダイヤモンド」と呼んだとき、彼女自身がとても豪華な婚約指輪以上のものを実証していた(2024年12月に、音楽プロデューサーのベニー・ブランコとの婚約を発表したセレーナは、マーキス・ダイヤモンドの婚約指輪をもらった)。そんな彼女はまた、今回のBAFTAで、彼女の婚約指輪、さらにはこの日着用していたティファニーのアーカイブ・ダイヤモンドともマッチする、きらびやかなクリスタルがちりばめられた、特注のスキャパレリのクチュールドレスの参考にもなっていたのである。

スタイリストのエリン・ウォルシュは、ドレスを主役にするために賢明にも、セレーナのネックラインには何もつけず、髪をスッキリと低い位置でまとめた。その無数のクリスタルに視線を集中させるためだ。たぶんセレーナは親友のテイラー・スウィフトに、『Bejeweled』(宝石をちりばめた、の意味で、テイラーの楽曲のタイトル)のように見せることについて、何か秘訣を教えることができるかもしれない。

シアーシャ・ローナンがルイ・ヴィトンのカスタムドレスを着用

映画『The Outrun(原題)』で主演女優賞にノミネートされていたシアーシャ・ローナンと、彼女のスタイリスト、ダニエル・ゴールドバーグは、このアワードシーズン、控えめで爽やかなアプローチでメソッドドレッシング(作品のストーリーやキャラクターを反映した服装)を実践した。シアーシャが主演した『The Outrun』での役柄にちなんだ最大の演出は、ブルーの差し色だ。これは劇中でブルーに染めた髪色にちなんだものである。

BAFTAのレッドカーペットで2人が選んだのは、彫刻のようなネックラインのアイシーなブルーのルイ・ヴィトンのドレスで、光沢感のあるケープをコーディネートした。それは今回のノミネート作品にさりげなくリンクしているが、映画に縛られすぎることはなく、これから何年経ってもただタイムレスな魅力を放つだろう。

シンシア・エリヴォ、ルイ・ヴィトンのカスタムドレスを着用

シンシア・エリヴォは、BAFTAのレッドカーペットで親友のアリアナ・グランデのために「holding space」(『ウィキッド ふたりの魔女』のプロモーションインタビューで、あるジャーナリストが発した言葉からバズったフレーズで、誰かや何かに対し、全身全霊で深く共鳴することの意味)しているようだった。だからこそ、彼女はこのベストドレッサーリストに名を連ねているのだ。

彼女とスタイリストのジェイソン・ボールデンは、ルイ・ヴィトンに相談し、あごがかかりそうなほど誇張されたボディスに、可憐な総レースをあしらった白いドレスを選んだ。これは、アリアナが今年2月、米誌『The Hollywood Reporter』の表紙を飾った、彫刻的なドレスによく似ている。そのアリアナのドレスはスキャパレリによるデザインで、もっと誇張されたデザインだったが。

シンシアとアリアナは賞レースシーズンを通して切っても切れない関係にあり、『ウィキッド』2部作の2作目『Wicked: For Good(原題)』のプレスツアーも控えている。だから、これがレッドカーペットでお互いに影響を与え合うスタイルの始まりになると予想される。一緒におしゃれする友達と、ずっと一緒。

デミ・ムーア、アレキサンダー・マックイーンのカスタムドレスを着用

『サブスタンス』で主演女優賞にノミネートされていたデミ・ムーア(米アカデミー賞でも主演女優賞候補)と、スタイリストのブラッド・ゴレスキは、今回のBAFTAで最も派手に着飾ったルックのひとつで、エリザベス・スパークル役を演じたデミの演技に敬意を表した。

彼女はステンドグラスのように輝くマックイーンの特注ドレスに、おそろいのクラッチバッグとデビアスのジュエリーを合わせた。シルバードレスのほとんどの部分に、イエロー、レッド、ブルーといった大胆な原色がちりばめられている。デミが劇中で着用していた鮮やかな色合いへのオマージュでもあるようだ。

ジャックムスをまとったパメラ・アンダーソン

ジャックムスは2025年春のランウェイに、さまざまな伝説的モデルたちを起用した。だからこそ、ハリウッドのレジェンドであるパメラが、ランウェイ以外でこのコレクションを最初に着用するのは当然のことだろう。アイコンらしくスタイリングし、プレゼンターとして登場したパメラは、きらびやかなアップグレードひとつで、キャットウォークにもまさる着こなしを披露した。

ランウェイのスタイリングにはバナナイエローのバッグが添えられていたが、パメラはきらめくダイヤモンドのネックレスに付け替え、レッドカーペットに華やかさを加えた。おそらくパンドラのものだろう(その後、パメラ自身がインスタグラムに、ジュエリーはパンドラだと投稿)。彼女はデンマークのジュエリーブランド、パンドラのアンバサダーを務めている。

アルマーニ プリヴェのクチュールをまとったモニカ・バルバロ

作品賞の候補作『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』で、ティモシー・シャラメ演じるボブ・ディランの相手役を演じたモニカ・バルバロ(米アカデミー賞では助演女優賞候補に選ばれているが、英国アカデミー賞にはノミネートされていなかった)はアルマーニ・プリヴェのきらびやかなドレスを着用。

アルマーニ・プリヴェが2025年春夏クチュールコレクションを発表したとき、私のSNSのフィードは目がハートの絵文字であふれかえった。モニカがこのドレープスパンコールドレスをランウェイから2025年BAFTAのレッドカーペットに登場させると、賞賛の声が倍増した。彼女とスタイリストのジャナン・ウィリアムズは、オリジナルのルックにあったスパンコールのヘッドドレスは置き去りにしたかもしれないが、ほぼ裸に近いホルターネックドレスは、それ自体の装飾だけで十分に輝いていた。

シャネルを着用したルピタ・ニョンゴ

ルピタ・ニョンゴが今年のアワードシーズンに、シャネルのレッドカーペットルックを数多く披露することはわかっていた。一連のショーが始まる直前(2024年10月)、彼女はメゾンの新しいアンバサダーに任命された。彼女と、長年のスタイリスト、ミカエラ・アーランガーは、ブランドがわかっていてもファンをワクワクさせ続ける方法を見つけてきた。

まず2025年クリティクス・チョイス・アワードではチュールを重ねた花柄のドレスで、そして今回のBAFTAではタキシードを破壊的にリミックスした。このドレスは、伝統的な蝶(ちょう)ネクタイをよりコケティッシュなリボンに巧みに置き換え、パンツは完全に捨てて、かわりにカマーバンド付きのチュールのボールガウン(大きく広がったシルエット)スカートを合わせている。

マイキー・マディソン、プラダの特注ガウンを着用

『ANORA アノーラ』で2025年英国アカデミー賞主演女優賞を受賞したマイキー・マディソン。彼女が演じるアノーラのレッドカーペットルックは、ファッション好きにとっては贈り物のようなものだ。今回、マイキーとスタイリストのジェイミー・ミズラヒは、プラダによるカスタムメイドの、表彰台にふさわしいストラップレスドレスとおそろいのショールで、“主演女優賞”のエネルギーを高めた。

2025年ゴールデングローブ賞で彼女が着用したゴールドのボッテガ・ヴェネタのドレスに比べると少し控えめだが、『ANORA アノーラ』で有名なアニー(ストリップダンサーであるアノーラの別名)がここでも喜ぶような輝きがあることは間違いない。背中には、床に届くほどのショールが、両肩の下の二つの巨大な宝石で固定されている。

レティシア・ライト、プラダのカスタムドレスを着用

2019年にライジング・スター賞を受賞したレティシア・ライト。彼女とミウッチャ・プラダは、レティシアが映画『ブラックパンサー』(2018年)で初めてレッドカーペットを飾って以来、緊密に協力してきた。彼女のルックが今回のBAFTAのベストドレッサーリスト入りしたことからもわかるように、2人のパートナーシップは期限切れに近づくどころではない。

ボートネックで絶妙に仕立てられたこのドレスには、ちょっとしたサプライズが用意されている。レティシアが振り向くと、星の光を思わせるシルバーの糸が編みこまれた黒いリボンがついているのだ。このコンビは、レティシアが着やすいもの、そして目立つものを理解しているのは、やりすぎではなく、シックに抑えていることからも明らかだ。

アリアナ・グランデ、特注のルイ・ヴィトンを着用

助演女優賞にノミネートされていたアリアナ・グランデ(米アカデミー賞でも助演女優賞候補)は、『ウィキッド ふたりの魔女』の共演者であるシンシア・エリヴォのために、参考として最近の『The Hollywood Reporter』の表紙をシェアしただけではない。アリアナとシンシアは、ロンドンでのこの一大イベントのために、同じデザイナーに依頼したようだ。ルイ・ヴィトンは、シンシアと同じように、アリアナの特注ドレスも制作したが、類似点はそこにとどまった。

アリアナと彼女のスタイリスト、ミミ・カトレルは、ブライダルホワイトを避け、胸元が深く開いた黒のトップスと“グリンダピンク”(アリアナが演じる、善い魔女グリンダの定番カラー)のティアードスカートを組み合わせたお菓子のようなドレスを選んだ。

先立ってパームスプリングス国際映画祭でルイ・ヴィトンの特注ドレスをまとったときと同様、アリアナのBAFTAドレスは、大げさなほど大きなスカートでボリュームアップされていた。スクリーンの中で彼女が演じたグリンダの、弾ける泡のようなボールガウンにふさわしいオマージュだ。彼女は雲の上に舞い戻るのではなく、レッドカーペットの上を歩いているのだ。

カイリー・ジェンナー、ジョン・ガリアーノのアーカイブドレスを着用

カイリー・ジェンナーの2025年BAFTAルックは、厳密にはレッドカーペットを歩いたわけではないが、ここで取り上げる価値はある。アシンメトリーなビーズの装飾とセクシーなセミシアーのスカートが組み合わされた、おそらくヴィンテージのドレス(その後、カイリーが自身のインスタグラムで、1995年のジョン・ガリアーノだと明かした)をまとった彼女が、どうやってスポットライトを避けることができるだろうか?

このドレスは、カイリーが週末のうちに2度もレッドカーペットをスキップして、『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』でボブ・ディラン役を演じたティモシー・シャラメをたたえるイベントに参加したことを示すものだ。そして、バレンタインデーにベルリンで行われたプレミアで、彼女が着用した総スパンコールのガウンと同様、このドレスもすぐに注目を浴びることとなった。

※(   )内編集部注

translation & adaptation: Akiko Eguchi

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