アンジェリーナ・ジョリー、ケイト・ブランシェットら、豪華セレブが集結。ベネチア国際映画祭のレッドカーペットは洗練ルックの宝庫
ケイト・ブランシェット Photo: アルマーニ
2024年8月28日〜9月7日(現地時間、以下同じ)開催の第81回ベネチア国際映画祭。カンヌ、ベルリンと並ぶ「世界3大映画祭」のひとつで、その中でも一番古い歴史を持ち、毎年アカデミー賞レースに絡む話題作の初お披露目の場としても注目されるこの映画祭に、今年もハリウッドのトップスターが大集結。アンジェリーナ・ジョリーやケイト・ブランシェット、ジョージ・クルーニーやダニエル・クレイグなど、華やかな顔ぶれが洗練ルックに身を包んでレッドカーペットに登場した。マリ・クレール インターナショナルのフランス版デジタル記事よりお届け(一部省略)。
2024年ベネチア国際映画祭、スターたちのベストルック
第81回ベネチア国際映画祭が閉幕した。10日間、スターたちはレッドカーペットでそのスタイルを競いあった。ここでは、2024年の映画祭で披露されたとびきり美しいルックのセレクションを紹介しよう。
レディー・ガガ Photo: ディオール
2024年ベネチア国際映画祭で最もスタイリッシュなセレブリティのリストに名を連ねたのは誰?
2024年8月28日から9月7日まで、映画祭で開催されたプレミア上映の反響に合わせて、ベネチアは盛り上がりを見せた。俳優テイラー・ラッセルのスタイリッシュな装いの数々から、ヴィヴィアン・ウエストウッドのドレスをまとったモニカ・ベルッチのまばゆいほどのパフォーマンスまで……。業界を代表する著名人たちが、伝統的なレッドカーペット・ゲームを繰り広げた。
アルマーニ プリヴェ、ロエベ、シャネル、ベネチアのレッドカーペットの主役たち
映画に出演するスターたちは、自分たちに注がれる視線を意識して、イブニングドレスに細心の注意を払った。「ディオール」のオートクチュールのイブニングドレスに身を包んだ米俳優ジェナ・オルテガのように。
彼女の衣装はハート形のビスチェが特徴的で、赤いプリーツのチュール素材がまるで雲が浮かんでいるような雰囲気を醸し出していた。フランスのファッション・ハウス「ディオール」がこのドレスを制作するのに要した時間は600時間を下らない。
フランスのもうひとつの伝説的ファッションブランド「シャネル」は、最初のレッドカーペットでセンセーションを巻き起こした。カナダ人俳優テイラー・ラッセルは、もとは元祖スーパーモデル、クラウディア・シファーが着用した1993年春夏の「シャネル」のヴィンテージドレスをアーカイブから発掘した。
ケイト・ブランシェット Photo: アルマーニ
オーストラリア系アメリカ人のアイコンであるケイト・ブランシェットは、「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ」のきらびやかなチューブドレスに「ルイ・ヴィトン」のジュエリーをまとって輝きを放ち、レッドカーペットルックを成功させる方法を知っているスターといえば、彼女であることを思い知らされた。
エヴァ・グリーン Photo: アルマーニ
ベネチアでは連日ファッション・マラソンが続けられ、ケイト・ブランシェットのように、多くのセレブリティがアルマーニのアンサンブルを選んだ。8月31日のレッドカーペットはほとんど「ジョルジオ アルマーニ」のファッションショーのようだった。フランスの俳優エヴァ・グリーン、英俳優アーロン・テイラー・ジョンソン、米モデルのマディシン・リアンやジャスミン・トゥークスらは皆、ミラノのファッションブランド「ジョルジオ アルマーニ」の衣装を着用した。
前日、映画『Babygirl(原題)』の上映会に来ていたイギリス人俳優エラ・パーネルは、フリンジ付きの「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ」のドレスを「メシカ」のイヤリングとブレスレットで飾り、輝きを放っていた。
9月3日火曜日、「ロエベ」は大スターたちを魅了した。白いスーツ姿のダニエル・クレイグから、クロップトップとロングスカートに身を包んだテイラー・ラッセルまで。クリエイティブ・ディレクターのジョナサン・アンダーソンがデザインした、ブラウンのサテンドレスをまとった英俳優レスリー・マンヴィルも忘れてはいけない。
しかし、このフェスティバルをスタイリッシュに締めくくったのは、他でもない、ボーホーシックのプリンセス、英俳優シエナ・ミラーだった。もちろん、「クロエ」のフルルックで。
アンジェリーナ・ジョリーが晴れ舞台に復帰
8月29日木曜日、ベネチアのレッドカーペットで、彼女は誰もが待ち望んでいた存在だった。アンジェリーナ・ジョリーはパブロ・ラライン監督の映画『Maria(原題)』で主演しており、1977年に亡くなったオペラ歌手マリア・カラスを演じている。
彼女がドラマ映画の主役を演じるのは数年ぶりで、最後にベネチア映画祭に出席したのは2007年だった(当時の夫ブラッド・ピットと出席。そのブラッドは今回9月1日に新作映画『ウルフズ』のプレミアで登場した)。大舞台へ返り咲いた伝説的なハリウッドスター、アンジェリーナは、タマラ・ラルフがデザインしたサンドカラーのイブニングドレスをまとい、彼女流のエレガンスを披露した。
シフォンで作られ、あらわになった肩をファーのストールで飾ったこのドレスは、ギリシャ生まれのオペラ歌手、マリア・カラスの衣装を彷彿(ほうふつ)とさせた。アイコンからアイコンへのオマージュである。