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オートクチュールの神髄をハイジュエリーに。新作コレクション「ディオール デリカ」誕生

ディオールは、オートクチュール メゾンらしい新作ハイジュエリーコレクション「ディオール デリカ」を発表した。オートクチュールの精神をジュエリーデザインに再解釈。“繊細”(délicat/デリカ)を意味するその名のとおり、レースのように繊細な全79ピースのジュエリーがそろった。

ディオール ファイン ジュエリーのクリエイティブ ディレクター、ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌは、これまでもハイジュエリーコレクション「ガロン ディオール」(2022年)や「ディアレスト ディオール」(2023年)でオートクチュールをデザインテーマにしてきたが、「ディオール デリカ」では、多様なアプローチでこれらヘリテージコレクションの要素を装飾し、これまでとは異なる世界観の新コレクションとして昇華させた。ボリュームや色の創造性豊かな組み合わせ、幾何学模様やアシンメトリーの芸術的な重なり合い、ムッシュ ディオールが情熱を注いだ自然や植物に対するリスペクト——ディオールならではの独創的な美学が惜しみなく表現され、完璧さを追求した圧巻のコレクションだ。

「ディオール デリカ」の発表会場にて、壁一面にディスプレイされたトワル
「ディオール デリカ」の発表会場にて、デザイン スタジオのミニチュアディスプレイ

「ディオール デリカ」を代表する作品が下の写真にあるネックレス。ドレスの刺繍(ししゅう)をジュエリーでデザインした、優雅な作品だ。多彩なカットが施されたダイヤモンドが緻密にセッティングされ、驚くほどにやわらかい印象を感じる。

「ディオール デリカ」ネックレス

メインストーンにイエローダイヤモンドをあしらったネックレスにも、ディオールの美学と巧みな職人技が光った。本物のレースに見える構造は、イエローゴールドにイエローダイヤモンドをセットして作られた花びらを複雑に重ね合わせながら造形されている。花びらの大きさや形が実に多様で、デザインの精緻さが感じられる。

「ディオール デリカ」ネックレス

やわらかな曲線と直線的なラインを交差させたデザインのネックレス。アシンメトリーのフォルムがモダンな美しさを際立たせている。

「ディオール デリカ」ネックレス

コレクションには、ルビー、エメラルド、ブルーサファイア、ルベライト、タンザナイトといった色鮮やかな宝石を大胆に使った作品もラインアップした。大粒のエメラルドをメインストーンに使ったリングは、幾何学模様とアシンメトリーが魅惑的に引き立て合う、ユニークなデザインだ。

バラの花や蜂など、ディオールを象徴するモチーフを採用したパリュールでは、新しい感性を取り入れながら、ムッシュ ディオールの自然に対する情熱を讃(たた)えている。

左から、「ディオール デリカ」イヤリング、ネックレス、リング、リング、ネックレス、イヤリング

オートクチュールの神髄と卓越した職人技が宿る「ディオール デリカ」。繊細な世界観や大胆な色彩を楽しめる多様なコレクションを通じ、はかなさ、力強さ、優雅さ、意志の強さといった多面的な女性像を表現している。

photo: ©Dior
text: Shunya Namba @Paris Office

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