現代アーティストとコラボした「ブルガリ」の特別なバッグ「セルペンティ イン アート」

ブルガリを代表するコレクション「セルペンティ」が、今年75周年を迎えた。記念の取り組みの一つとして、3人の現代アーティストが2点ずつデザインを手がけた、6つの特別なハンドバッグからなるコレクション「セルペンティ イン アート」が誕生した。コラボした現代アーティストは、ソヌ・キム、ジョウ・リ、ソフィー・キッチング。創造性と独自の技法を駆使した作品を生み出した。
ブルガリを代表するコレクション「セルペンティ」が、今年75周年を迎えた。記念の取り組みの一つとして、3人の現代アーティストが2点ずつデザインを手がけた、6つの特別なハンドバッグからなるコレクション「セルペンティ イン アート」が誕生した。コラボした現代アーティストは、ソヌ・キム、ジョウ・リ、ソフィー・キッチング。創造性と独自の技法を駆使した作品を生み出した。
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ソヌ・キムは韓国の画家。長きにわたり鳥の象徴性に関心を寄せ、特に自由と幸福の探求を象徴する鳥「ドードー」のモチーフで知られる。
空想の森を描いた“デイバージョン”は、カーフレザーのボディに鮮やかなグリーンの葉がエンボス加工され、躍動感のある印象。「セルペンティ」のアイコンであるスネークヘッドの留め具は、様々な色調のグリーンのエナメルをベースに、蛇の瞳部分にはブラックオニキスを用いた。
“ナイトバージョン”は、ドードーが夢を追いかけるかのように飛んでいる夜の光景をイメージしたデザイン。ゴールドに輝く留め具の蛇の瞳部分にはラピスラズリをあしらった。
ジョウ・リは絵画から彫刻、インスタレーション、パブリックアートまで、多面的な才能を発揮する中国人アーティスト。今回のコラボでは叙情的な抽象絵画のような表現手法を取り入れた。
“オーシャン” と名付けられた作品は、人類の自由と希望をテーマにした彼女の絵画作品シリーズ「Landscape of Nowhere: Water and Dreams」がベースに。ブルーとピンクの組み合わせの中に映える、繊細な絵筆のタッチが幻想的な世界観を演出している。
彼女のもう一つの有名なシリーズである「Spring」に着想を得たのが2つ目の作品、“フォレスト”。中国の山水画へのオマージュを込め、ロマンチックな雰囲気で森林を描いた。
両作品ともに、ゴールドのミラー仕上げを施された幾何学的なフォルムのトップハンドルが、バッグ全体をスタイリッシュな印象に仕上げている。
3人目のアーティストは、アメリカを拠点に活動するソフィー・キッチング。コンセプチュアルなアプローチで、蛇が持つ二面性や変容力に焦点を当てた作品を生み出した。
自身の絵画シリーズ「Invisible Green」を再解釈した作品では、ホワイトのカーフレザーを背景に多様な色彩で花びらや葉を描いた。躍動感あふれる筆使いで描かれたモチーフは、蛇の魅惑的なうろこを想起させる。
彼女の別の絵画作品「Nocturne」からインスピレーションを得た作品は、蛇の神秘的なフォルムと変容する姿に焦点を当てた。ブラックのカーフレザーと鮮烈な色彩のコントラストが、全体としての絶妙な調和を生み出している。
それぞれ75点の限定モデルで、発売は今年10月を予定している。今回、モデルごとに特別な3D映像が用意されており、購入者のみが独占的にアクセスすることができる。愛着を深めることができる仕掛けだ。
photo: ©Bulgari
text: Shunya Namba @Paris Office
ブルガリ ジャパン/03-6362-0100
ブルガリ 公式サイト: https://www.bulgari.com/ja-jp
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