映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』エミリー・ブラントが語る “家族”の物語
2021.6.13

© 2021 Paramount Pictures. All rights reserved.
映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』が2021年6月18日についに公開。映画の見どころから、マリ・クレールだけに明かした製作裏話まで、主演を務めるエミリー・ブラントのインタビューとともにお届け。
2021.6.13
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映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』が2021年6月18日についに公開。映画の見どころから、マリ・クレールだけに明かした製作裏話まで、主演を務めるエミリー・ブラントのインタビューとともにお届け。
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“音を立てたら、即死”という衝撃的なキャッチコピーとともに、日本でも大ヒットを記録したホラー映画『クワイエット・プレイス』。シリーズ2作目となる『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』が、いよいよ2021年6月18日に劇場公開する。
2018年に公開された前作『クワイエット・プレイス』は、音に反応して人間を襲う“何か”により人類滅亡の危機に瀕した世界を舞台に、音を立てずに生き延びるエヴリン一家の姿が描かれた。観客の息の音すら恐怖に変わる、新しい映画体験が多くのファンを魅了。
続編となる今作では、最愛の夫と住む家を失った母・エヴリンが、産まれたばかりの赤ん坊と2人のこどもを連れ、新たな避難場所を求めて危険な世界へと旅立っていく。
前作に引き続き母親役を演じるのは、高い演技力で世界中からのオファーが絶えない女優エミリー・ブラント。彼女と実生活でもパートナーであるジョン・クラシンスキーが監督・脚本、そして夫役を務める。彼女が今作にかける思いを明かしてくれた。
「心臓が止まるような怖さで、ものすごくエキサイティングな作品になってる。世界観は広がったしセットも大きくなって、全体的に1作目よりも大規模な作りになっているわ」とエミリーが語る通り、前作よりスリルもスケールもアップ。
プライべートでも2児の母である彼女は、死と隣り合わせの世界でなお、愛する家族のために生き抜こうとするエヴリンを演じ、こう振り返った。「今作で、彼女の危険度は増していると思う。母親としての強さが極限まで試されているわね。3人の子どもたちを抱えていて、しかも1人はまだ赤ちゃんだから。母親として、その子たちを守らないといけない。家もない、パートナーもいない中で、行く場所も、やるべきことも一から見つけないといけないのは大変。そんな新たな局面にある彼女を演じるのは楽しかったわ」
劇場まで一体化したような没入感に、新感覚ホラーとして絶賛を呼んでいる本作は、時にシチュエーション・ホラー、サバイバル・ホラーとして評されるが、エミリー自身は、ホラーというジャンルを越えた魅力を感じているようだ。「究極的には、この映画は“超常現象ホラー”ではないと思ってる。そもそも“ホラー映画”に分類される映画でもないと思うわ。作品にある深いメタファーや家族についての物語、そしてコミュニティーにおける親子関係が観客を引きつけていて、この映画が何度も観たくなる作品になっている理由だから」
幾度もの公開延期を経て、ついに日本での劇場公開を迎える『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』。撮影を終えたエミリーが、昨年、米国版マリ・クレールに明かしてくれたのは意外な事実だった。「私は怖い映画は苦手なの。実は、夫のジョンは『クワイエット・プレイス』を撮るまで怖い映画は観たことがなかったのよ」ホラー映画製作という未開の地に挑むにあたり、ジョンは研究のため、ありとあらゆるホラー映画を観漁ったという。ともにその世界から縁遠かったという彼らが、大ヒットホラーを世に送り出すに至った背景には、やはり“家族を守る”という夫婦間に共通した深く大きなテーマがあったから。エミリー、そしてジョンが、ホラーというジャンルを通して描く家族の物語とは?
沈黙が呼び込む戦慄のエンターテインメント。“超即死”の世界でサバイブする母子とともに、ぜひ劇場で、これまでにない恐怖体験を。
『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』
2021年6月18日(金)全国公開
配給:東和ピクチャーズ
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