双子が案内するヴァレクストラのアトリエ。fumiko imanoの写真展が21_21 DESIGN SIGHTで開催

イタリア ミラノで1937年に創業したレザーブランド「ヴァレクストラ」のアトリエを舞台とした新作アート展が、世界に先駆け7月6日(土)より六本木の21_21 DESIGN SIGHTで幕を開けた。撮影を手掛けたのは、架空の双子を主人公にしたセルフポートレイトで知られる日本人アーティストfumiko imanoだ。

イタリア ミラノで1937年に創業したレザーブランド「ヴァレクストラ」のアトリエを舞台とした新作アート展が、世界に先駆け7月6日(土)より六本木の21_21 DESIGN SIGHTで幕を開けた。撮影を手掛けたのは、架空の双子を主人公にしたセルフポートレイトで知られる日本人アーティストfumiko imanoだ。
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日本で生まれ、幼少期をブラジルのリオデジャネイロで過ごしたfumikoは、ロンドンのセントラル・セント・マーチンズでファインアートを、ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションでファッションフォトを専攻。卒業後、一時はフォトグラファーを志すもセルフポートレイト・アーティストとしての活動を開始し、2000年に日本へ帰国した際に自身を双子に模した作品を発表した。

「大人の世界に馴染めない」そんな自身のアイデンティティの問題から生まれたその作品は、あえてコラージュの線を残し、フィクションに自身を投じたもの。その、現実とファンタジーが混在する作品の世界観に、国内外のファンも多い。
2023年には「ヴァレクストラ」の広告キャンペーンヴィジュアルを撮影し、初タッグを組んだ両者。今回は、ミラノ郊外にある「ヴァレクストラ」のアトリエへ実際にfumikoが足を運び、そこで働く職人たちのバッグ作りの工程を覗き見るような写真を通して、ブランドの核となる手仕事のストーリーを紡いでいく。

モチーフとなるのはブランドを代表するアイコンバッグ「イジィデ」。本展のために、通常では製作されない大きなサイズの「イジィデ」を作っていく工程を、全12枚の写真を通して辿っていく。革の断面に黒インクを塗る、シンボリックな工程「Costa」など、そこで接した職人との対話が聞こえてきそうな写真には、職人と同じブランドの作業着を着た2匹のキツネのぬいぐるみが映り込み、朗らかであたたかみのある空気感が伝わってくる。

会場となる21_21 DESIGN SIGHTのギャラリー3の空間には、作品とともに、ミラノの工房で実際に使用される職人たちのツールの数々も展示。刻印機や独自の筆など、使い込まれたツールたちを間近で見ることができるのも、またとない機会だ。
会期中は東京ミッドタウンのショップでも、21_21 DESIGN SIGHTのアザーストーリーとなるエキシビジョンを展開。アトリエの倉庫から、出来上がったばかりの大きな「イジィデ」にアーカイブを詰め込んで出かけたfumiko。ショップでは、その“押収品”たちがブルーシートの上にずらりと並ぶ。ショップに並ぶ継続品だけではなく、今や廃盤となった貴重なアイテムも見つかる、ユニークな展示は必見だ。

また、ショップでレザーグッズの購入者限定でfumikoのぬいぐるみをモチーフにした、オリジナルのキツネを刻印するサービスも。「Inside of the Edges and Lines_fumiko imanoの双子が覗いたヴァレクストラのアトリエ」展は7月15日まで。終了後は、他国へと巡回する予定だ。
text: Mio Koumura
・ヴァレクストラより新作メガネケース。夏に映えるバイカラーで登場
・「ダンス リフレクションズ by ヴァン クリーフ&アーペル」が日本初上陸! 今秋、京都・埼玉にて開催へ
「Inside of the Edges and Lines_fumiko imanoの双子が覗いたヴァレクストラのアトリエ」展
会期:2024年7月6日(土)〜15日(月・祝)
場所:21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3
東京都港区赤坂 9 丁目 7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン
時間:10:00〜19:00
入場料:無料
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