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新連載【THINK ABOUT SDGs -BEAUTYからSDGsを考える-】vol.1 ChámU

BEAUTYからSDGsを考える新連載【THINK ABOUT SDGs】。SDGsな活動に取り組んだり、プロダクト作りをしたりしているブランドをフィーチャーし、Beautyを通じて地球や未来のために今貢献できることを考えてみよう。

第1回にお届けするのは、2021年冬に誕生した「ChámU(チャミユ)」。静岡県産の希少なティー シードオイルを使用したプロダクトを発表しているライフスタイルブランドだ。

未利用資源であった茶の実に目を向けたことからスタート

私たちが頻繁に口にする機会の多いお茶。ご存じのようにお茶の葉を原料としているものだ。では、葉を取った後の花や実はどうなるのだろう。

あまり知られていないが、9月から11月にかけてお茶には白くて小ぶりな花が咲く。その花が受粉し、条件が整うと実ができる。そして花が咲いてから約1年後の秋に中の種子が熟した実が落ちる。地面に落ちた茶の実はそのままにしておけるものではなく、人の手によって拾っては捨てるという作業が必要になる。茶園では花を咲かせないように茶木を管理していることもあるが、そうでない茶園や耕作放置地などの茶木には花が咲き、実がなる。

この未利用資源であった実を活用することに目を向けたのが「ChámU」だ。ブランドマネージャーの若松絵梨さんにお話を伺った。

「プロジェクトメンバーの知人から茶畑農家さんの厳しい現状を伺う中で茶の実のことを知らされました。大学などの研究機関での検査結果からも、実の中に含まれるオイルには人の肌に有効な成分が含まれていることが分かっており、このオイルを実用化した製品を開発し市場流通させることで、循環的に茶畑農家さんの支援に繋がると考えています」

人の手で丁寧に抽出された自然の恵み“ティーシードオイル”


使用する茶の実は静岡県産のもので、工程もほぼ静岡県内で行っているそう。

「搾油するまでには幾つかの段階があります。その中には人の手で丁寧に作業をしなければならないこともあります」

さまざまな方の就労支援創出にも

「契約農家さんと繋がりのある就労支援B型事業所さんの協力を得て純度の高いオイルを搾油る準備を整えていただいています。未利用資源がより活用される資源へと成長することで継続的な就労機会の創出や、自然の豊かさを守ることにも繋げています」

「ティーシードオイルは一粒の実からほんの数滴しか取れない希少なもの。熱を加えた方が多くのオイルを抽出できるのですが、熱によって香り、風味、栄養成分などが損なわれてしまうため、圧搾時に30℃以上の熱をかけない低温圧搾製法(コールドプレス)を採用している農家さんからのオイルを使用。手間暇をかけた、できるだけフレッシュなオイルから製品作りを行っています」

お問い合わせ先

ChámU
https://chamu.jp/

Instagram
https://www.instagram.com/chamu_jp/

関連情報
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