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悠久の都。奈良の趣を深く感じる宿「ふふ 奈良」へ 【倉田真由美のBeauty Life】

京都を旅する人は多いけれど、そこから少し足を伸ばし、奈良へ行ったことはありますか? かくいう私も高校の修学旅行以来。ある舞台との出会いにより、奈良の歴史に興味を持ち始め、導かれるかのごとく「ふふ 奈良」を訪れる機会に恵まれました。

春日大社のお膝元。竹林に囲まれた静かな隠れ家

「ふふ 奈良」があるのは、平城京を守護し、国民の繁栄をお祈りするため、神護景雲2年(768年)に建てられた春日大社のお膝元。広大な奈良公園の一角に、わずか30室という隠れ家的なお宿です。歴史的建造物の校倉造りを表現し、古代墨や古木を使ったシックなインテリアは、隈研吾氏による設計。全スイートそれぞれにデザインが異なり、バルコニーには露天風呂がしつらわれています。

私が宿泊したお部屋は、竹林に囲まれた静かな環境。備え付けられた和漢植物の入浴剤を入れた露天風呂に浸かって手脚を伸ばし、そのままバルコニーのチェアでくつろいでいると、朝は鳥のさえずり、夜は木々の葉音や虫の声が耳をくすぐり、本当の贅沢とは、こういう時間を持つことなのだということに気づかされます。

奈良は、薬発祥の地。暮らしや食事に、薬効豊かな植物や素材を取り入れ、若々しさと健康を保つという思想が根づいているのです。

ふふ奈良 倉田真由美
竹林にぐるりと囲まれているのでプライバシーは万全。生まれたままの姿でリラックス

大和野菜を鉄板焼きでいただき、心身が満たされる

ヘルシーでおいしいお食事がいただけることでも知られる「ふふ 奈良」。夕食は、大和野菜や香辛植物、和ハーブを取り入れた鉄板焼きをいただくことにしました。シンプルなお料理ですが、ソースやアクセントに薬膳のテイストを取り入れているところが、奈良らしくて素敵。シメのガーリックチャーハンには、小さく刻んだ奈良漬がトッピングされているのも気に入りました。

朝食ももちろん日本料理。お腹にやさしい茶粥や旬の素材を取り入れたメニューは、日頃の疲れを癒し、体の中から元気を取り戻すには理想的。日中は、寺院や古き良き趣が残る町中を巡り、いにしえに想いを馳せることで、体と心を日常から解放させることのできる奈良への旅。

私たち日本人にとって奈良という地は、魂の故郷。生きとし生けるものすべての平穏を願った古人たちの大らかな懐に包まれたような優しさで心が満たされました。

ふふ奈良 大和野菜
あっさりとした味わいの大和牛。和ハーブや香辛野菜を使ったソースやソルトは、滋味深くて体にもいい
ふふ奈良 鉄板焼き
目の前で調理してくれるのが、鉄板焼きの醍醐味。食事をいただきながら、シェフとローカルな話を交わすのも楽しい
ふふ奈良 
ゆったりとした落ち着いた雰囲気のスイート。パートナーや女友達もいいけど、次回は、母と二人で訪れたいと思う

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お問い合わせ先

ふふ 奈良
奈良県奈良市高畑町1184-1
Tel.0570-0117-22(総合予約センター)
https://www.fufunara.jp
Instagram:fufu_nara

Profile

倉田真由美(くたら・まゆみ)

35年以上のキャリアを持つ美容ジャーナリストの草分け的存在。女性誌の美容ページや新聞のコラムなどで執筆する傍ら、美容やエイジングケアにまつわる講演などで活躍。
Instagram:@mayumikurata_beauty

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