四季とともに美を育てる。日本に根ざすグリーンビューティ

THREE Births
食材を選ぶように、コスメを選ぶ──。環境志向の美容のために、ぜひ日本ならではの素材やものづくりに目を向けたい。自然の恵みが肌と心に染み渡り、健康的な美しさが手に入る。

THREE Births
食材を選ぶように、コスメを選ぶ──。環境志向の美容のために、ぜひ日本ならではの素材やものづくりに目を向けたい。自然の恵みが肌と心に染み渡り、健康的な美しさが手に入る。
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豊かな自然に恵まれた日本は、美の素材の宝庫だ。近年、国産原料を採用するブランドが増えている。「私たちの理念の根幹には『身土不二(しんどふじ)』があります」(THREE ホリスティックリサーチセンター センター長 佐井賢太郎さん)。「身土不二」は仏教に由来し、その土地でその季節にとれたものを食べることが健康によいとする考え方。「Kruhi(クルヒ)」ファウンダーの井浦あいさんも同意する。「“食べてよいものは肌にもよい”という、シンプルな考え方が大切。日々の小さな選択が未来の美を育み、さらには環境や地域へと循環し、いずれ、自分自身にも還ってきます」。心身をケアする「雪肌精 BLUE」「Prédia BLUE」。アップサイクルを叶えた「ポーラ」。いずれも環境発想と上質さを両立しており、大人が満足する使い心地。もはやグリーンビューティを選ばない理由は見当たらない。
ハーブガーデンと蒸留所で叶える「身土不二」
国産原料に精通する「THREE」は、自社農園「THREE ハーブガーデン」を設立。熊本県南阿蘇では約15種、佐賀県唐津市・玄海町では約7種の作物を育てている。除草剤や殺菌剤を使わずに手作業で栽培し、収穫後24時間以内に蒸留&フレッシュな精油を精製。地元農家や自治体のサポートを受けながら、耕作放棄地や遊休施設を活用し、土地の再生や活性化、地域貢献までも果たしている。今秋、佐賀県唐津市の呼子に体験型の蒸留所「THREE 唐津蒸留所」、今後、柑橘(かんきつ)系の精油を製造するためのフルーツガーデンも広島県の尾道に展開予定。業界をリードするブランドとして、今後ますます期待が高まる。




俳優・井浦新の挑戦。鹿児島県南大隅町から未来へ
俳優・井浦新さんと妻のあいさんが手がける「Kruhi」は、2022年に石けんシャンプーの開発からスタート。転機は、鹿児島県の農家との出会い。「開発の過程で、鹿児島県南大隅町の工場を知りました。植物の圧倒的なエネルギーを感じる製品づくりに感動し、協業がスタート。海と山に囲まれた工場には、南国の植生が多く育ち、瞬(またた)く間に心を摑(つか)まれたのです」(あいさん)。多忙な新さんも頻繁に鹿児島を訪れ、2024年、現地に農業生産法人を設立。アップサイクルによって生まれる製品は、髪や肌を健やかに保ち、自然へと還る。環境への真摯(しんし)な想いが込められた、真のサステナブルブランドなのだ。







心身を整える環境志向の2シリーズが誕生
サンゴ礁の環境保護活動などで知られる「コーセー」が、5月にふたつの新シリーズを発表。いずれも自然由来指数や生分解性成分割合の開示、パッケージの工夫などを通じてサステナビリティを重視。「雪肌精 BLUE」はホリスティックなアプローチが特長だ。体質にあわせたカウンセリングや香りによるメディテーションに加え、アップサイクル原料を用いた日本瓦を思わせるモダンなパッケージにも注目したい。「Prédia BLUE」は“海”をキーワードに、福島県産のクレイや富山湾の海洋深層水など、産地にこだわった原料を多数採用。心身の心地よさを伴ったスキンケアを提案しており、癒やしのケアタイムに。


未利用資源をアップサイクルで生まれ変わらせる
日本の未利用資源に着目した「フロムロストゥービューティー」のシリーズより、一品3役のヘアケアが登場。“失われるものを美しさに変えていく”をコンセプトに、島根県産のブドウ品種「神紅(しんく)」の生産過程で摘み取られた葉や茎から、島根県、島根大学、POLAの産官学の連携によりエキスを抽出。未利用資源を活かしながら、素材開発や地域のブランディング、新たな価値創造まで実現している。泡立たないジェラートのような質感で、頭皮や髪をディープクレンジングしながらいたわり、心地よく“ヘッドスパ気分”が味わえる。

Valley and Wind mail: kruhi@valleyandwind.jp
コーセー(雪肌精) tel: 0120-526-311
コーセー(Prédia) tel: 0120-763-327
THREE tel: 0120-898-003
ポーラお客さま相談室 tel: 0120-117111
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©︎marie claire/text: Kiriko Sano
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